東京メトロ13000系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 02:39 UTC 版)
編成
すべての車両に車椅子スペース・ベビーカースペースが設けられている。03系と異なり、簡易運転台付き車両 (略号Mc/Tc系)は連結されていない。
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号車 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |||
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パンタ | <
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形式 | 13100 形 (CM1) |
13200 形 (M1) |
13300 形 (M2) |
13400 形 (M3) |
13500 形 (M2') |
13600 形 (M1') |
13000 形 (CM2) | |||
機器配置 | CP | VVVF | SIV | VVVF | SIV | VVVF | CP | |||
動輪軸 | ●○ ○● | ●○ ○● | ●○ ○● | ●○ ○● | ●○ ○● | ●○ ○● | ●○ ○● | |||
車両番号 | 13101 : 13144 |
13201 : 13244 |
13301 : 13344 |
13401 : 13444 |
13501 : 13544 |
13601 : 13644 |
13001 : 13044 |
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運用
2017年3月25日より日比谷線および乗り入れ先の東武伊勢崎線・日光線で運行を開始した[1]。
なお、2017年の運行開始に先行して、2016年12月23日から25日までの間、「東京メトロからのクリスマスプレゼント」と題して、特別営業運転を霞ケ関駅 - 南千住駅間で実施した。この特別運行においては、13000系の車内LCD画面を用いて本形式の解説が行われたほか、車内の広告枠も本形式の登場を告知するものに統一された[17]。
導入予定数は当初、現行の03系と同数の42本としていたが[7][18]、虎ノ門ヒルズ駅の開業を見込んだことなどから03系よりも2編成多い7両編成44本(308両)に計画変更され[1][19]、2014年から2015年にかけての発表[4][10]より多少延期となり、2020年度中までの間に全44編成を順次導入し、03系8両編成42本(336両)全車を置き換えるとされた[1][19]。2020年5月13日付で入籍した第44編成(13144F)[20]を最後に本系列の投入が完了した。
なお、13000系は日比谷線と東急東横線との直通運転が終了してから投入された車両であるが、03系と同様に定期検査を鷺沼工場で行う予定とされているため、保安装置を東急線と互換性を持たせるなど、物理的には東急線内を走行することが可能な仕様となっている。ただし、2016年の車両公開時の取材に対して、東京メトロの関係者は「特に(直通運転の)予定があるわけではない」と述べている[21]。2018年12月3日、13107Fが南千住駅から鷺沼駅まで自力回送し、鷺沼工場に入場した[22]。
脚注
注釈
- ^ 03系の一部と、東武鉄道の日比谷線乗り入れ車両である20050系には、一部の車両を5ドアとした編成が存在する。営団03系電車#5扉車および東武20000系電車参照。
- ^ 「2号線直通車両規格」と書かれている書籍も見受けられるが、これは間違いである。なお、この規格の制定は前身の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)時代である。
- ^ R32/R125/R134a混合冷媒。混合比率は順に23 / 25 / 52 重量パーセントである。
- ^ 同じ近畿車輛製のJR西日本225系電車100/5100番台などと同様のものである。
- ^ 動態保守と呼ばれており、自動で収集や集計された車両状態の各種データを基に、車両の定期検査などでの一部の検査省略などを図ることができる
出典
- ^ a b c d e 『日比谷線新型車両13000系 2017年3月25日(土)から本格運行開始します! 東武スカイツリーラインとの直通運転にて使用、2020年中に全編成導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2017年3月15日。 オリジナルの2017年8月6日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ エリエイ『とれいん誌』2019年1月号記事「MODELERS FILE 東武鉄道/東京地下鉄 70000系/13000系電車」参照。
- ^ 鉄道サイバネシンポジウム論文集2022 「同期リアクタンスモータシステムの開発」
- ^ a b c 『東京メトロ日比谷線、東武スカイツリーラインに新型車両を導入します ‐日比谷線・東武スカイツリーライン新型車両を導入し、日比谷線にホームドアを設置‐』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄/東武鉄道、2014年4月30日。 オリジナルの2019年12月2日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ 『東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線直通新型車両「70000系」7月7日(金)運行開始』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2017年6月22日。 オリジナルの2017年10月7日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ a b 小佐野景寿 (2017年4月8日). “東武の新型車両70000系は何が画期的なのか”. 東洋経済オンライン 鉄道最前線. 東洋経済新報社. 2017年8月10日閲覧。 アーカイブ 2017年8月10日 - ウェイバックマシン
- ^ a b 『東京地下鉄株式会社殿日比谷線新型車両受注に関するお知らせ』(プレスリリース)近畿車輛、2014年11月6日。 オリジナルの2020年3月22日時点におけるアーカイブ 。2020年6月2日閲覧。
- ^ 栗原景 (2014年7月26日). “君は日比谷線の新型車両を知っているか 東京メトロと東武鉄道が2016年度から導入”. 東洋経済オンライン 鉄道最前線. 東洋経済新報社. 2014年7月28日閲覧。 アーカイブ 2016年9月23日 - ウェイバックマシン
- ^ 所澤秀樹・来住憲司『東京の地下鉄相互直通ガイド』創元社、2018年9月25日、166-168頁。ISBN 978-4-422-24080-0。
- ^ a b 『東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーライン新型車両の形式と基本仕様が決定 相互直通車両の仕様共通化を促進し、すべての車両をご利用いただきやすくします! 〜2019年度までに導入を進めます〜』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄/東武鉄道、2015年6月17日。 オリジナルの2019年9月11日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ “産業素材”. 龍村美術織物. 2020年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。 アーカイブ 2022年5月23日 - ウェイバックマシン
- ^ a b c 『日比谷線車内で日中時間帯にBGM放送を試行運用します 13000系車両において2018年1月29日(月)から運用開始』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2018年1月24日。 オリジナルの2018年2月2日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ “列車内に「クラシック音楽」が流れて乗客を癒す車両トラブル発生 東京メトロに原因を聞いた”. ねとらぼ. (2017年7月26日). オリジナルの2019年5月26日時点におけるアーカイブ。 2017年7月26日閲覧。
- ^ “日比谷線の「珍事」なぜ起きた? 車内放送で突如クラシック音楽、40分”. 乗りものニュース. (2017年7月27日). オリジナルの2017年7月27日時点におけるアーカイブ。 2017年7月27日閲覧。
- ^ 世界初 鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」実証試験に成功(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2021年6月24日。2023年11月30日閲覧。
- ^ 世界初 鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄/三菱電機、2022年11月10日。2023年11月30日閲覧。
- ^ 『〜東京メトロからのクリスマスプレゼント〜 日比谷線新型車両13000系を3日間限定で特別運行します! 2016年12月23日(金・祝)〜25日(日)』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2016年12月9日。 オリジナルの2019年2月21日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ “近畿車輛、東京メトロ日比谷線向け新型車両を受注”. レスポンス (2014年11月7日). 2017年3月19日閲覧。 アーカイブ 2017年3月19日 - ウェイバックマシン
- ^ a b “当面は乗車位置が2種類に…日比谷線の新型車が本格デビュー 3月25日”. レスポンス (2017年3月15日). 2017年3月19日閲覧。 アーカイブ 2017年3月19日 - ウェイバックマシン
- ^ ジェー・アール・アール編『私鉄車両編成表 2022』交通新聞社、2022年、76頁。
- ^ ““鉄ちゃん記者”の「最新鉄道マニアックス」 日比谷線の新型車両「13000系」は関西風味!? 「03系」が30年で引退するワケ”. 日経トレンディネット. 日経BP. pp. 3 (2016年9月6日). 2018年5月26日閲覧。 アーカイブ 2018年1月24日 - ウェイバックマシン
- ^ “東京メトロ13000系第7編成が鷺沼へ”. 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース. 交友社 (2018年12月4日). 2020年11月23日閲覧。 アーカイブ 2018年12月7日 - ウェイバックマシン
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