新トマス主義 新トマス主義の概要

新トマス主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 04:54 UTC 版)

カトリック信仰を前提とし、哲学を神学の下位におき、法と民主主義を遵守して生活することを旨とする。その影響は広汎で、学問の分野を問わず、世界各国にも及んでいる。代表的な論者にフランスエティエンヌ・ジルソンジャック・マリタンがいる。人間の本性に即して理性的に社会制度の長所・問題点を検討するという自然法に基づく方法論は、シュライバーの『トマス以降のスコラ経済学』、クールマンの『トマスの法学における権利に関する法概念』、オットー・シリンクの『トマスの国家・社会教説』、リンヒャルトの『聖トマスの社会諸原理』などに結実している。

日本では、遠藤周作田中耕太郎星野英一らが影響を受けている。

参考文献

  • 佐々木亘、村越好男『トマス・アキナス公正価格論の展望』[1]
  • 水波朗『ハインリッヒ・ヘンケルにおける新トマス主義』[2]

関連項目




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