常滑競艇場 概要

常滑競艇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 06:59 UTC 版)

概要

名鉄空港線の高架から

1953年(昭和28年)7月20日に開場。キャッチコピーは「とことんハッピー」。

通称は、BOAT RACEとこなめ。2009年(平成21年)までとこなめボートを通称としていた。

主な開催は所在地である常滑市であるが、1964年(昭和39年)まで半田競艇場にて競走を主催していた隣接の半田市も年間24日間主催者となる。当初は1マーク側から向正面にかけて伊勢湾とすぐ隣接するレイアウトであったが、中部臨空都市の埋め立てが進んだため海からの距離が離れた。

指定席の販売は第8競走までであり、ナイター場外の際の指定席利用は不可(指定席の利用自体はその後も可能)、また競艇場の入場料も第9競走以降は払わなくても良い。常滑市が焼き物の町であるため、場内に大きな招き猫の焼き物が置いてある。かつては常滑市に本社を設けていたINAX(現・LIXIL)の陶芸ルームも設けられていたが、2012年(平成24年)1月末をもって廃止されている[4]

2021年令和3年)9月26日、観戦スタンドの建て替えに伴いスタンド内の飲食店8店が閉店[5]。一部は11月6日にオープンする新設スタンドに移るが大半の店は閉店となった[5]

常滑開催のレースを主に発売をする場外発売場は、愛知県のボートピア名古屋およびオラレセントレア(中部国際空港内)、宮城県ボートピア川崎である。以前はボートピア等で購入した舟券は当競艇場では払い戻しができなかったが、2013年(平成25年)4月1日から全国総合払戻サービス「どこでもはらいおん」導入により可能になった[6]

マスコットは招き猫の「トコタン」。もともと競艇場のマスコットキャラクターとして2001年(平成13年)に登場したが、2014年(平成24年)の市制60周年を記念して常滑市の公式マスコットキャラクターに昇格した[7]

レース実況は2023年5月からは平和島競艇場のメイン実況の福田裕美や桐生競艇場のメイン実況の高石順成らが担当している。2023年4月迄はメディアターナー所属のアナウンサーで、メインは山田智彦が担当、2020年度まで他のSG・プレミアムGIの地上波中継担当時には、現地実況は丸亀競艇場担当の梶西達が代行し、また本場でSG・プレミアムGIが開催される場合には、地上波向けと現地の2体制に分けて行った。2022年4月から2023年3月迄は浜名湖競艇場でメイン実況を務めていた山口新之輔や蒲郡競艇場でメイン実況担当の高橋貴隆が実況に携わっていた事もあり、山口は2023年4月以降は蒲郡競艇場でのみ実況に携わっている。2023年4月で山田・高橋・山口の3者はメディアターナーを退社して他の事務所に移籍している。山田は2023年4月から常滑競艇場の公式YouTubeチャンネルの実況を担当、2023年11月には蒲郡競艇場で代理実況を担当している。


  1. ^ a b c d e f g 蛭子1992、199頁。
  2. ^ a b c d e f 藤野2006、215頁。
  3. ^ a b 「出力低減モーター」を導入-接触時の衝撃力を緩和することで人身事故を防止- - BOAT RACE オフィシャルウェブサイト(2014年10月20日)
  4. ^ 陶芸ルーム運営廃止 - ボートレースとこなめオフィシャルホームページ・新着ニュース(2012年2月3日)
  5. ^ a b ボートレースの味、さらば 常滑ボートスタンド建て替えで飲食店閉店”. 中日新聞 (2021年9月27日). 2021年9月28日閲覧。
  6. ^ 全国総合払戻について - 全国モーターボート競走施行者協議会
  7. ^ 常滑市キャラクター「トコタン」プロフィール常滑市HP 平成29年3月9日
  8. ^ 2017年9月1日現在の各ボートレース場のモーター及びチルト角度 - BOAT RACE オフィシャルウェブサイト(2017年9月1日)
  9. ^ 水面特性&コース別入着率 - BOAT RACEとこなめ公式ウェブサイト
  10. ^ INAXは2011年にLIXILに吸収されたが、2015年現在も同競走はINAXの冠で行われている。
  11. ^ ウィンボとこなめ - BOAT RACEとこなめ公式ウェブサイト
  12. ^ ウィンボとこなめ 増築リニューアルオープン - BOAT RACE オフィシャルウェブサイト(2014年10月7日)
  13. ^ ウィンボとこなめ増築工事完成! - 片岡憲彦オフィシャルブログ「明るく元気な“とこなめ”」(2014年10月3日)
  14. ^ a b アクセスガイド - BOAT RACEとこなめ公式ウェブサイト
  15. ^ インの鬼姫・鵜飼菜穂子と講談師・旭堂南鷹がレース解説&予想!】『にゃんこの目』~スポーツニッポン杯争奪第38回英傑戦 初日~【BRとこなめ公式】2022年2月20日配信
  16. ^ a b 常滑名物「どて丼」1年ぶり復活 「とり伊」大野町で再オープン”. 中日新聞 (2022年11月2日). 2023年1月22日閲覧。
  17. ^ とこなめボート、26~29日の開催中止打ち切り 水上施設が破損中日スポーツ 2021年6月26日
  18. ^ まさかの今節打ち切り…空中線ポールが復旧困難のため/常滑日刊スポーツHP 2021年6月26日






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