岩手県第1区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/28 09:57 UTC 版)
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行政区域 |
盛岡市、紫波郡 (2022年12月28日現在) |
比例区 | 東北ブロック |
設置年 |
1994年 (2017年区割変更) |
選出議員 | 階猛 |
有権者数 |
29万2500人 1.275 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2022年9月1日) |
選挙区域
現在の区域
2017年(平成29年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。2017年の区割り変更により盛岡市の旧玉山村域も1区に移動され、盛岡市全域が1区の区域となった。
2017年以前の区域
2013年(平成25年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3]。
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[4]。
- 盛岡市
- 紫波郡
歴史
- 第41回衆議院議員総選挙(1996年)〜第44回衆議院議員総選挙(2005年)
- 第44回衆議院議員補欠選挙(2007年)
- 第45回衆議院議員総選挙(2009年)
- 民主党への猛烈な追い風を受けて階が圧勝し再選。
- 第46回衆議院議員総選挙(2012年)
- 階は東日本大震災後に小沢と袂を分かち、第46回衆議院議員総選挙で小沢は刺客候補として達増の妻・陽子を送り込んだ。結果としては階が議席を守り抜き、この選挙区は小沢の影響下から名実ともに離れた。またこの選挙では、民主党・元民主党候補がともに大逆風を受けてそれによって自民党にも追い風が吹き、高橋比奈子がこの選挙区の自民党候補としては16年ぶりに比例東北ブロックで復活当選。県内では1946年当選の菅原エン以来の66年ぶりの女性衆議院議員となった[5]。
- 一方、達増陽子は比例復活も出来ずに3位で落選した。3区でも小沢の元を離れた黄川田徹が議席を守り、2区では自民党の鈴木俊一が議席を奪還。小沢は自身の選挙区である4区を除くすべての小選挙区で自身の系列の議員を失った。
- 第47回衆議院議員総選挙(2014年)・第48回衆議院議員総選挙(2017年)
- 階と高橋の事実上の一騎討ちとなり、階が勝利し、高橋も復活当選する構図が続いた。
- 第49回衆議院議員総選挙(2021年)
- 階が高橋の比例復活を許さずに6選となった
- なお、2020年に階と小沢は立憲民主党に合流したが、小沢が代表を務める党岩手県連は政治資金を巡り階と係争。2021年8月に県連は独自候補としてフリーアナウンサーの佐野利恵を1区に擁立する方針を決め、党本部に公認申請するなど、旧民主党の分裂時から続く確執が再度表面化した[6]。第49回衆院選直前の10月に党本部は階を岩手1区に、佐野を比例東北ブロック単独で擁立する方針を決め、県連は同方針を容認した[7]ものの階への支援を拒んだが、一部の県議などは独自に階を支援した。[8][9]。また、比例単独下位で落選した佐野は総選挙直後の12月19日に離党した[10]。
- 当選挙では3区から出馬した小沢(第47回を最後に4区が廃止され、以降は3区より出馬している。)が在職52年目にして自民党の藤原崇に敗れ(比例復活)、名実ともに小沢王国は崩壊した。
- 上記からもわかるように、自由民主党の公認候補が一度も小選挙区で当選したことがない選挙区である。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 | 備考 |
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第41回衆議院議員総選挙 | 1996年(平成8年) | 達増拓也 | 新進党 | 旧区域 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年(平成12年) | 自由党 | ||
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年(平成15年) | 民主党 | ||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年(平成17年) | |||
第44回衆議院議員補欠選挙 | 2007年(平成19年) | 階猛 | 旧区域 ※達増の岩手県知事選挙出馬に伴う。 | |
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年(平成21年) | 旧区域 | ||
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年(平成24年) | |||
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年(平成26年) | |||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年(平成29年) | 希望の党 | ||
第49回衆議院議員総選挙 | 2021年(令和3年) | 立憲民主党 |
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第193回国会 制定法律の一覧 >衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第五十八号(平二九・六・一六)”. 衆議院 (2017年6月16日). 2021年9月30日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
- ^ “岩手県”. 総務省. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第183回国会 制定法律の一覧 >衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第六十八号(平二五・六・二八)”. 衆議院 (2013年6月28日). 2021年9月30日閲覧。地名は2013年(平成25年)当時のものである。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年9月30日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。
- ^ 本県66年ぶり女性当選 比例復活の高橋さん - 2012年12月17日 岩手日報 WebNews
- ^ “立民岩手、深まる遺恨 衆院選1区公認争い”. 河北新報. (2021年8月17日) 2021年12月31日閲覧。
- ^ “現職・階氏の公認受け入れ 岩手1区で立民・小沢氏”. 時事ドットコム. (2021年10月13日) 2021年12月31日閲覧。
- ^ “岩手1区、立民県連動けず 新人擁立目指すも係争中の前議員に公認”. 河北新報. (2021年10月27日) 2021年12月31日閲覧。
- ^ “立憲県連 ゴタゴタの末に 階猛氏の戦い 衆院選 岩手1区の戦いを振り返る<岩手県>”. 岩手めんこいテレビ. (2021年10月31日) 2021年12月31日閲覧。
- ^ “立民県連、横澤高徳氏を新代表に選出 佐野利恵氏の離党了承/岩手”. 岩手放送. (2021年12月19日) 2021年12月31日閲覧。
- 1 岩手県第1区とは
- 2 岩手県第1区の概要
- 3 選挙結果
- 4 関連項目
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