山本勘助 山本勘助に関する文学・信仰

山本勘助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 00:54 UTC 版)

山本 勘助(やまもと かんすけ)は、戦国時代武将


注釈

  1. ^ 『甲斐国志』は甲府勤番支配の松平定能により編纂が企図され、文化11年(1814年)に完成した甲斐国の地誌。編纂に際しては文書調査も行われているが、武田氏や戦国期に関する記述は『軍鑑』からの影響が強いことが指摘さえている。
  2. ^ 勘助の武田家仕官については武田家臣駒井政武の用務日誌であると考えられている『高白斎記』(甲陽日記)にも記事が見られる。現在伝わっている『高白斎記』は武田家の用務日誌を基に近世段階で武田遺臣栗原氏の事績が竄入されたものであると考えられており、勘助に関する記事も『軍鑑』からの引用であると考えられている。『高白斎記』については柴辻俊六「『高白斎記』をめぐる諸問題」。
  3. ^ 武田家の足軽大将については、確実な文書の検討から甲斐出身で小身の甲斐衆と他国出身者に大別され、武田家の重要な役職は甲斐衆により独占され、他国出身者が武田家に仕官した場合は足軽大将に任命されることが多かったことが指摘されており、三河出身の山本勘助が足軽大将に任命されている『軍鑑』の記述は整合性があるものと指摘されている[5]
  4. ^ なお、同論考は目次には掲載されていない。

出典

  1. ^ a b 平山(2006)、pp.42 - 44
  2. ^ a b c 「山本菅助」文書については後述
  3. ^ a b 平山(2006)、p.44
  4. ^ 他に『三河国二葉松』(豊川市下長山の住職の佐野知堯著・元文5年(1740年)成立、下長山は牛窪の隣)、『参河志』(西尾市の神官・渡辺政香著・元文元年(1836年)成立)
  5. ^ (平山 西川)
  6. ^ 現在も高遠城址の「勘助曲輪」に名を残している。
  7. ^ 磯貝正義『定本武田信玄』(新人物往来社、1977年)
  8. ^ 佐藤八郎「山本勘助史料の発見」(『甲斐路』17号、1970年)[注釈 4]
  9. ^ 小林計一郎「山本勘助の名の見える武田晴信書状」(『日本歴史』268号、1970年)
  10. ^ 平山優「山本勘助・菅助研究の軌跡」『「山本菅助」の実像を探る』、pp.42 - 43
  11. ^ 小和田哲男『軍師・参謀 戦国合戦の演出者たち』(中公新書、1990年)、小和田哲男『呪術と占星の戦国史』(新潮選書、1998年)
  12. ^ 『真下家文書』の紹介・翻刻は海老沼真治「群馬県安中市真下家文書の紹介と若干の考察-武田氏・山本氏関係文書-」(『山梨県立博物館研究紀要』3号、2009年)、「山本菅助」子孫については「実在した山本菅助」(山梨県立博物館、2010)
  13. ^ 平山優「山本菅助とその一族」『「山本菅助」の実像を探る』PP.137 - 138
  14. ^ 平山優「山本勘助・菅助研究の軌跡」『「山本勘助」の実像を探る』、p.50
  15. ^ 平山優「山本菅助とその一族」『「山本菅助」の実像を探る』P.139
  16. ^ 山本十左衛門尉については、柴辻俊六「山本勘助の虚像と実像」(『武田氏研究』35号、2006年)
  17. ^ a b c d e f 山本勘助と福井藩士菅沼家”. 福井県立文書館. 2021年8月28日閲覧。
  18. ^ 『寛政重修諸家譜』巻線三百二十一、国民図書版第7輯p.958
  19. ^ 『黒駒勝蔵対清水次郎長 時代を動かしたアウトローたち』(山梨県立博物館、2013年)、p.15
  20. ^ 藤井寺市のご紹介/特産品の紹介その1「小山うちわ」”. 華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会ホームページ. 2017年3月31日閲覧。
  21. ^ a b c d 『山本勘助』(山梨日日新聞社、2006年)、p.152
  22. ^ 『山本勘助』(山梨日日新聞社、2006年)、pp. 152 -153
  23. ^ 『山本勘助』(山梨日日新聞社、2006年)、p.155
  24. ^ 『山本勘助』(山梨日日新聞社、2006年)、p.154






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