尤度関数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 02:18 UTC 版)
概要
B = b であることが確定している場合に、 A が起きる確率(条件付き確率)を
とする。このとき、逆に A が観察で確認されていることを基にして、上記の条件付き確率を変数 b の関数として尤度関数という。また一般には、それに比例する関数からなる同値類
をも尤度関数という(ここでは任意の正の比例定数)。
重要なのは数値自体ではなく、むしろ比例定数を含まない尤度比である。もしならば、と考えるよりもと考えるほうが尤もらしい、ということになる。 が与えられた場合には、それからについて推論するのには条件付き確率を用いる。 逆に、が与えられた場合に、それからについて推論するのには条件付き確率(事後確率)を用いるが、これは尤度関数であるあるいはから、次のベイズの定理によって求められる:
ただし、尤度関数は後に示すように確率密度関数とは別の概念である。
注釈
- ^ 引用部分:Under the i.i.d. assumption, the probability of the datapoints given the parameters factorizes as a product of individual datapoint probabilities. The log-probability assigned to the data by the model is therefore given by: [1]
- ^ 引用部分:the sum, or equivalently the average, of the log-probabilities assigned to the data by the model.[2]
出典
- ^ Kingma & Welling 2019, p. 10, 1.6.1 Dataset.
- ^ Kingma & Welling 2019, p. 10, 1.6.2 Maximum Likelihood and Minibatch SGD.
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