大館樹海ドーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 01:01 UTC 版)
概要
1997年(平成9年)に秋田県の総合プロジェクトの一環で建設された[1]。工期は1995年(平成7年)7月から1997年(平成9年)6月で、設計施工は伊東豊雄建築設計事務所と竹中工務店が担当した[2]。
米代川流域の60年生以上の秋田杉約25,000本を使用しており、秋田県大館市で集成材に加工されたが、建築初期の材料は秋田県内での集成材加工施設の立ち上げが間に合わず長野県内で加工された[1][2]。
大館樹海ドームは長径の差し渡しが178メートルで世界最長とされる[3]。高さや面積で東大寺大仏殿を上回り、国内最大の木造建築であるとされることもある[4]。下部構造は鉄筋コンクリートである[5]。
硬式野球、軟式野球、ソフトボールのほか、サッカー、テニスなど各種スポーツをはじめ、コンサートなどイベントの開催にも対応可能である。
硬式野球としてこれまで日米大学野球選手権やイースタン・リーグ戦などが開催されたことがある。かつてはプロ野球マスターズリーグ・札幌アンビシャスのホームゲームが毎年12月中旬に1試合開催された。
コンサートを行ったおもな歌手・タレントに、B'z[1]、TRF[1]、KinKi Kids[1]、SMAP[1]、モーニング娘。などがいる。また、EXILEや三代目J Soul Brothersが全国ドームコンサートのリハーサルに使用したこともある[1]。
サッカーチームブラウブリッツ秋田の冬季キャンプ施設として使用されていた[6]。
- ^ a b c d e f g “名称「大館樹海ドーム」”. 東北森林管理局. 2023年8月2日閲覧。
- ^ a b c d 藤原 敬. “日本三大木造ドームのウッドマイルズ評価”. 一般社団法人ウッドマイルズフォーラム. 2023年8月2日閲覧。
- ^ “大館樹海ドーム”. 秋田県総合教育センター. 2023年8月2日閲覧。
- ^ “日本一大きな木造建築は?”. 私の森.jp. 2022年11月7日閲覧。
- ^ 大館樹海ドーム施設概要2019年3月11日閲覧
- ^ http://soccer.phew.homeip.net/camp/?year=2014&month=2
- ^ a b “ネーミングライツ・パートナーが決定しました!”. 大館市. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “大館樹海ドーム及び大館市樹海体育館のネーミングライツ・パートナーとの契約を継続しました!”. 大館市. 2023年7月19日閲覧。
- ^ “大館樹海ドーム及び大館市樹海体育館のネーミングライツ・パートナーとの契約を継続しました!”. 大館市. 2023年7月19日閲覧。
- ^ 本多恒顕「知恵と工夫「未来に伝えたい」県、インフラ50選を発表 小中学校に冊子配布へ」『秋田魁新報』2022年12月13日、3面。
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