大樹駅 利用状況

大樹駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 09:43 UTC 版)

利用状況

1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は204人[7]

駅周辺

駅跡

廃駅後は駅舎は十勝バスの待合所に再利用され[11]、2002年(平成14年)時点で係員を配置して乗車券窓口と待合所が利用されていた[8]。その後十勝バス大樹案内所が道の駅コスモール大樹へ移転し、2005年(平成17年)10月からは北海道衛星株式会社の本社が入居している[12][8]

構内は大樹町により、「大樹町交通公園」として整備され、1999年(平成11年)時点ではホームとレールが保存され、ホーム側にはブルートレイン色に塗られたオハ62形客車オハ62 76スユニ60形客車スユニ60 301の2両の旧型客車と2両の貨車静態保存・展示されていた[11]。客車は、ライダーハウスとしても使われた。

その後、老朽化に伴い車両は2000年夏頃に撤去され、2002年(平成14年)時点で旧ホーム側は転轍てこの残存を始めとした廃線当時のままの状態、ホームは駅名標の枠のみが残存していた[8]。またレールは撤去され小公園になっていた[8]

また、1999年(平成11年)時点では当駅跡の北約1.5kmの地点にある歴舟川に橋台が残存し、大樹駅方面への線路跡も低い築堤や遊歩道として残存・再利用されていた[11]。2010年(平成22年)時点でも歴舟川の橋台は残存しているが、藪に埋もれている[13]

隣の駅

日本国有鉄道
広尾線
十勝東和駅 - 大樹駅 - 石坂駅

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、890-891頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c 内閣印刷局, ed (1930-10-03). “鉄道省告示 第254号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1130). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957597. 
  4. ^ a b 大樹町史編さん委員会 編『大樹町史』大樹町、1969年3月30日、462-468頁。doi:10.11501/9539029https://dl.ndl.go.jp/pid/95390292023年6月4日閲覧 
  5. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、78頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  6. ^ 『鉄道建築ニュース』(1977年4月号・通号328)、鉄道建築協会 p. 30
  7. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)140ページより。
  8. ^ a b c d e 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)190-191ページより。
  9. ^ 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)12ページより。
  10. ^ 書籍『蒸気機関車完全名鑑 ビジュアル改訂版』(廣済堂ベストムック2011年1月発行)46ページより。
  11. ^ a b c 書籍『鉄道廃線跡を歩くVI』(JTBパブリッシング1999年3月発行)40-41ページより。
  12. ^ 「北海道衛星」が大樹に本社開設” , フォト北海道(写真データベース), (北海道新聞社), (2005年10月2日), オリジナルの2020年3月9日時点によるアーカイブ。 2020年3月9日閲覧。
  13. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)88-89ページより。


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