唐人お吉 (川村花菱) 唐人お吉 (川村花菱)の概要

唐人お吉 (川村花菱)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 09:09 UTC 版)

略歴・概要

実在する人物・斎藤きちに取材した戯曲は、川村花菱のほか、真山青果山本有三等がある。川村版の新派の戯曲の初演は、1931年(昭和6年)、帝国劇場初代水谷八重子が主演したものである。

同戯曲を原作に、1935年(昭和10年)、川口松太郎が映画用に脚色、冬島泰三が監督し、舞台でも主演した初代水谷八重子がお吉役を演じ、新興キネマ東京撮影所(現在の東映東京撮影所)が製作、新興キネマが配給し、同年1月5日に公開されている[1]。主題歌の新橋喜代三『唐人お吉』、東海林太郎『下田しぐれ』は、同年2月にポリドール・レコード(現在のユニバーサルミュージック)から発売された。

村松春水十一谷義三郎原作も含めて「唐人お吉」をテーマとした映画作品は、合計7作存在する。⇒ 斎藤きち#作品化

この冬島泰三版の映画『唐人お吉』は、いずれも東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず[2]、いずれもマツダ映画社の「主な所蔵リスト」には掲載されていない[3]。現在、鑑賞することのできない作品である。

映画

唐人お吉
監督 冬島泰三
脚本 川口松太郎
原作 川村花菱
出演者 初代水谷八重子
主題歌 新橋喜代三『唐人お吉』
東海林太郎『下田しぐれ』
撮影 古泉勝男
製作会社 新興キネマ
東京撮影所
配給 新興キネマ
公開 1935年1月5日
上映時間 79分
製作国 日本
言語 日本語
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唐人お吉』(とうじんおきち)は、1935年(昭和10年)製作・公開、新興キネマ東京撮影所製作、新興キネマ配給による日本の長篇劇映画、女性映画である。

スタッフ・作品データ

キャスト


  1. ^ 唐人お吉、日本映画データベース、2010年2月22日閲覧。
  2. ^ 所蔵映画フィルム検索システム東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年2月22日閲覧。
  3. ^ 主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇マツダ映画社、2010年2月22日閲覧。
  4. ^ Film Calculator Archived 2008年12月4日, at the Wayback Machine.換算結果、コダック、2010年2月22日閲覧。


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