和歌山バス那賀
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輸送概況
紀の川市・岩出市を中心に、JR和歌山線西部エリア沿線や和歌山市・大阪府泉南市・泉佐野市・泉南郡熊取町の一部を事業エリアとしている。旧和歌山バス時代の基幹路線であった南海和歌山市駅発着の橋本線からは撤退した一方、岩出市各地と紀伊駅を結ぶ路線は、富裕層の邸宅が建ち並ぶ和歌山県北部随一の高級住宅街として知られる「紀泉台」をはじめとする宅地開発による急激な人口増加と1993年(平成5年)に開設された近畿大学生物理工学部などへの通勤・通学輸送を担うことから運転本数が年々増加してはいたが、2020年現在では供給過剰も相まって減少傾向にある。 その他、和歌山市内を経由せず大阪府内とを結ぶ路線としては、岩出駅から砂川駅前を経由し大阪府泉南市の南海樽井駅・泉佐野市のりんくうタウン駅、粉河駅から犬鳴山を経て大阪府泉南郡熊取町の熊取駅へ向かうものもある。また、これら路線バスでは補完できないエリアについては、地方自治体より委託されたコミュニティバスを運行している。
沿革
- 1971年(昭和46年)12月: 南海電鉄バス那賀営業所として発足。
- 1975年(昭和50年)12月15日: 南海電鉄バスから分離独立し、社名を和歌山バスに変更。
- 1990年(平成2年)8月:粉河熊取線を運行開始。
- 1991年(平成3年)3月: 和歌山バスの地域分割子会社として那賀営業所および管轄路線を分割化して発足。
- 1993年(平成5年): 近畿大学生物理工学部キャンパス開設に伴い、同キャンパスを経由する便を運行開始。
- 1995年(平成6年)12月15日: 関西国際空港開港に伴い、空港リムジンバスを運行開始(1999年9月1日休止)[2]
- 2000年(平成12年)
- 5月1日:岩出樽井線を運行開始。
- 8月:紀の川コミュニティバス試験運行を開始。
- 2002年(平成14年)
- 4月:紀の川コミュニティバス本格的に運行開始。
- 4月:かつらぎ町コミュニティバス運行開始。
- 2006年(平成18年)1月1日
- 従来の行先番号を取りやめて、現在の系統番号に変更する。
- 粉河熊取線が和歌山バス那賀の単独運行となる。
- 2010年(平成22年)3月13日: ダイヤ改正を実施。土曜ダイヤと休日ダイヤを統合し土休日ダイヤを新設。
- 2012年(平成24年)10月1日: 岩出樽井線ダイヤ改正を実施。和歌山バス那賀の単独運行となる。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 6月1日:ダイヤ改正を実施。紀伊打田線で減便を実施。
- 10月1日:ダイヤ改正を実施。平日の岩出りんくう線の運行を開始。
- 2015年(平成27年)
- 2月1日:紀の川市地域巡回バス全車両に安全管理と防犯目的の一環で、画像・音声等運行状況記録装置(ドライブレコーダー)導入開始。購入・設置費用は、紀の川市が全額負担。
- 3月1日:安全管理と防犯目的の一環で、大阪府内へ乗入れ路線車両を対象に、画像・音声等運行状況記録装置(ドライブレコーダー)先行導入開始。今後は、業務用自動車を除きすべての車両に搭載予定。
- 4月1日:紀伊粉河線に急38系統を新設。
- 8月15日:紀伊打田線、一部の区間廃止と運行系統の統廃合実施。和歌山バス株式会社海南運輸所直営化に伴い、業務委託解消。
- 2017年(平成29年)4月1日:橋本線の那賀営業所前 - 橋本駅前を廃止し、那賀線とする。
- 2019年(平成31年)4月1日:紀伊打田線を廃止。
- 2020年(令和2年)4月1日
- 2021年(令和3年)4月1日:紀伊粉河線の紀伊駅前 - イズミヤスーパーセンターを廃止[6]。
- 2022年(令和4年)8月26日:紀伊粉河線の一部便をF.B.Tから開智中学校・高等学校前まで延伸。
運行ダイヤ
運行ダイヤは、「平日」と「土休日」の2パターンある。ただし紀伊粉河線のみ「土曜日」と「日曜・祝日」が別ダイヤとなっている。また、直行系統は近畿大学(生物理工学部キャンパス)の登校日のみ運行される。
終始、一貫して通勤・通学だけに特化した運行形態のため、お盆期間中の8月13日〜15日は土休日ダイヤ。年末・年始(12月29日〜翌年1月3日)は粉河熊取線・岩出樽井線は土休日ダイヤ、紀伊粉河線は特別臨時ダイヤで運行される。
- ^ a b 和歌山バス那賀株式会社 第29期決算公告
- ^ “平成30年度和歌山県公共交通機関等資料集”. 2020年8月21日閲覧。
- ^ 南海電鉄の系列企業で、当社から見ると兄弟企業の関係。
- ^ 『ICカード「kinoca」(キノカ)を導入します。』(PDF)(プレスリリース)和歌山バス/和歌山バス那賀、2020年2月25日。 オリジナルの2020年3月2日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ 『交通系ICカード全国相互利用サービスを開始します』(PDF)(プレスリリース)和歌山バス/和歌山バス那賀、2020年3月10日。 オリジナルの2020年3月10日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ “和歌山バス那賀 | HOME (注:お知らせ欄参照)”. 和歌山バス那賀. 2021年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ 和歌山バス・和歌山バス那賀共通カードを使用する時は、乗車口の改札機にカードを通し
- ^ “新路線バス運行開始します!”. 和歌山バス・和歌山バス那賀. 2013年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “和歌山バス那賀 | HOME”. 2022年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ http://www.city.iwade.lg.jp/ja/2010-01-21-14-03-04/20-2010-01-08-06-46-16.html 岩出市公式サイト 大阪方面路線バスのご利用案内
- ^ “橋本市地域公共交通網形成計画(前半)”. p. 41. 2022年8月7日閲覧。
- ^ “橋本駅前 731.920.89”. 和歌山バス・和歌山バス那賀. 2005年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ “新規路線「紀伊打田線」を開業致します”. 2013年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月21日閲覧。
- ^ “和歌山バス那賀、10月29日ダイヤ改正”. wap ONLINE. 2021年4月19日閲覧。
- ^ “【和泉かつらぎ観光路線バスの運行終了のお知らせ】”. 和泉市いずみの国観光おもてなし処Twitter. 2021年4月20日閲覧。
- ^ “【和泉市⇔かつらぎ町】観光路線バス(日曜日・祝日のみ運行)が運行中!”. 和泉市. 2018年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ “平成30年度も引き続き運行!和泉かつらぎ観光路線バスのご案内”. 2018年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
- ^ 神社前 - 父鬼は南海バス光明池営業所の父鬼線と同一経路
固有名詞の分類
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