千葉市花の美術館 概要

千葉市花の美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 14:00 UTC 版)

概要

前庭の様子

1995年8月25日から10月22日にかけて開催された、第12回全国都市緑化ちばフェアのテーマ館「花の美術館」として開設。緑化フェア閉幕後の1996年4月2日に、千葉市の緑化啓発の拠点として再開館した[2]。温室棟、展示棟、休憩棟と、屋外の前庭、中庭、後庭などで構成され、あわせて約1600種、48000株の植物が植栽されている。

温室には、熱帯、亜熱帯植物が育ち、展示棟では室内花壇の他に花に関連した多彩な活動が行われ、企画展示、講習会の開催や園芸相談も受け付けている[3]

2011年3月11日に発生した東日本大震災[4]で被害を受け一時閉鎖されたが、後庭のローズガーデンの部分オープンを経て、9月16日に再開した[5]

2013年1月、命名権三陽メディア株式会社が3年間の契約で取得し、「三陽メディアフラワーミュージアム」の新名称が使われることとなった[6]。ネーミング・ライツの期間が終了し、2021年4月1日、「千葉市花の美術館」に戻る[7]

施設

展示棟・温室・休憩棟(レストラン)と、屋外の前庭・中庭・後庭・脇庭で構成され、このうち前庭・後庭・脇庭は無料で観覧できる。館内・屋外庭園合わせて約1600種、48000株[1]が植えられている。

展示棟

1階アトリウムのフラワーガーデンでは四季折々の花が展示されているほか、みどりの相談員による相談コーナー、ポプリハーブティーなどを販売する売店がある。花工房は一般への貸切利用も行われている。モネサロンでは、クロード・モネの「睡蓮」のレプリカが展示されている。2階には、食用花ハーブを栽培する屋上庭園、花の精油や木材の性質などを楽しみながら体験できるフラワー体験カフェ、市民が絵画等を展示できるギャラリーなどがある。

温室

熱帯・亜熱帯植物や、洋ランが栽培されている。

屋外庭園

前庭にはポピーなどの一年草を中心に栽培されている。園路沿いに細長い花壇が設けられた脇庭を抜けると、バラ園がある後庭に出る。後庭には、団体利用者が雨天でも昼食をとれるようバンガローが設けられている。

施設情報

基本情報

施設名 千葉市花の美術館
所在地 〒261-0003 千葉県 千葉市 美浜区高浜7-2-4
営業時間 9時30分~17時
定休日/休業日 毎週月曜日(月曜が休日の場合は、その翌日)

年末年始

駐車場 あり  

普通車:通常期 3時間まで300円

 以降1時間経過ごとに100円

1日最大600円

夏期プール開園中 1日/1回 600円

大型車: 1日/1回 2,000円

オートバイ・自転車:無料

施設オプション トイレ設備あり

バリアフリー

花の美術館1F、稲毛記念館1F、稲毛民間航空記念館1F、他園内多数に車椅子トイレ完備。

園内はバリアフリー化されており、設備的には段差や傾斜などがほぼ解消され車椅子での利用が十分に配慮されている[8]


  1. ^ a b 施設概要(千葉市花の美術館)
  2. ^ 千葉市役所コールセンター
  3. ^ 千葉県観光物産協会. “三陽メディアフラワーミュージアム 千葉市花の美術館” (日本語). まるごとe! ちば -千葉県公式観光物産サイト-. 2019年3月12日閲覧。
  4. ^ 液状化などによる被害
  5. ^ “復旧、春バラに間に合う 千葉市花の美術館、300株”. 朝日新聞マイタウン千葉. (2011年6月2日). http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201106010551.html 2012年6月25日閲覧。 
  6. ^ 命名権:花の美術館新名称「三陽メディアフラワーミュージアム」に−−千葉市 /千葉 - 毎日.jp(毎日新聞社)、2013年1月11日配信、2013年1月13日閲覧
  7. ^ 名称が「千葉市花の美術館」に戻ります 三陽メディアフラワーミュージアム公式ブログ
  8. ^ 稲毛海浜公園 - バリアフリーマップ -”. barrier-free-map.com. 2019年2月25日閲覧。


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