兒玉光雄 兒玉に影響を与えた人物

兒玉光雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/01 00:00 UTC 版)

兒玉に影響を与えた人物

  • 中村典 - 元放射線影響研究所遺伝学部長で、放射線影響研究所顧問。2006年に放射線影響研究所を訪ねた兒玉に応対した。兒玉は学生時代にABCCでの体験から、後身である放射線影響研究所にも不信感を抱いていたが、中村の心配りある態度と応対に感銘を受けて「わだかまりが解けた」[15]と語っている。
  • 太田昌克 - 共同通信社編集委員・論説委員で、核兵器の問題を取材し続ける核の問題に詳しいジャーナリスト。兒玉は太田から核についての教えを受け、太田は兒玉から原爆と放射線に関する教えを受けた[3]
  • 橫井秀信 - NHKプロデューサーで、兒玉を特集した番組を担当した。NHKスペシャル『被爆者 命の記録』の取材で、兒玉と一緒に被爆した同級生18人の足取りをともにたどった。また、2019年に兒玉の半生を記録した『異端の被爆者 22度のがんを生き抜く男』を執筆した[注 12]

参考文献

  • 兒玉光雄『被爆者・ヒロシマからのメッセージ』2014年。 (英訳 : 兒玉光雄『HIROSHIMA』2016年。 
  • 兒玉光雄『原子野を生きのびて』広島大学文書館、2009年。ISBN 4990171446 
  • 会田法行『続・被爆者-70年目の出会い』ポプラ社、2015年。ISBN 4591145786 
  • 横井秀信『異端の被爆者:22度のがんを生き抜く男』新潮社、2019年。ISBN 4103528613 

テレビ番組


注釈

  1. ^ 広島大学・原爆放射線医科学研究所の調査による推定。
  2. ^ 2016年(平成28年)、ハワイで催された北米放射線影響学会で講演
  3. ^ 2010年(平成22年)、公益財団法人・広島平和文化センターの「被爆体験証言者」となる。
  4. ^ 広島大学文書館が行うオーラル・ヒストリー事業で「日常の中の被爆」プロジェクト第1集に選ばれた。インタビューは平成19年10月14日にスタートし、計6回、月1回のペースで広島大学文書館にて行われた。インタビュアーは広島大学文書館長・小池聖一氏、大学史資料室長・小宮山道夫氏、そして谷整二氏である(肩書は当時)。内容は広島大学文書館から『原子野を生きのびて』として出版されている。
  5. ^ 2020年(令和2年)7月、広島大学医学部の学生に向けた講義を収録
  6. ^ 2010年の「ピースボート」寄港先での証言。
  7. ^ 2010年4月20日に厦門大学にて、2010年6月2日にアウシュビッツにて活動。2010年9月29日高知新聞の紙面掲載。(おりづるプロジェクト)
  8. ^ フランスの「ル・モンド」紙の取材を受ける。
  9. ^ 2020年7月26日、広島一中での慰霊祭に車いすで参加した際にも発言。
  10. ^ この放送への出演について兒玉は、「被爆体験と闘病経歴を赤裸々に語ることで、次世代伝承のお役に立てるならば」とカメラの前に立つ決意をした。この番組は、第32回「放送文化基金賞」を受賞している。
  11. ^ 兒玉の染色体は一見しておかしな形をしていた万歳をする腕の部分が極端に長いあるいは足の部分が短いものが多数含まれていた。
  12. ^ 兒玉の生い立ちや被爆体験、数々のがんとの闘病を兒玉への取材をもとに書いている。

出典

  1. ^ 異端の被爆者 p.15
  2. ^ a b c 中国新聞 2020年10月29日朝刊 紙面
  3. ^ a b ヒロシマからのメッセージ あとがき(解題)
  4. ^ 多田将. “第5章 人体への影響について考えよう”. 2022年11月29日閲覧。
  5. ^ 毎日新聞 2017年11月21日東京朝刊 紙面
  6. ^ 中国新聞 2014年5月26日朝刊 紙面
  7. ^ ヒロシマからのメッセージ p.15
  8. ^ 広島大学 講義「医学からみた戦争と平和」
  9. ^ a b 放射線影響研究所. “Update 2016年 第27巻 冬季号” (PDF). 2022年11月29日閲覧。
  10. ^ ヒロシマの記憶を継ぐ人インタビュー”. 2022年11月29日閲覧。
  11. ^ 東京新聞 2013年8月5日 1面「筆洗」
  12. ^ 中国新聞 2020年11月26日朝刊 紙面
  13. ^ きのこ雲の下で何が起きていたのか
  14. ^ ヒロシマからのメッセージ
  15. ^ a b c 異端の被爆者 p.265
  16. ^ 高校生の手による原爆の絵 広島市立基町高等学校美術部”. 2022年11月29日閲覧。
  17. ^ 2022年度広島大学原爆放射線医科学研究所資料
  18. ^ 異端の被爆者 p.59
  19. ^ 異端の被爆者 p.65
  20. ^ 異端の被爆者 p.73
  21. ^ 異端の被爆者 p.74
  22. ^ 異端の被爆者 p.75
  23. ^ 異端の被爆者 p.84
  24. ^ 異端の被爆者 p.87
  25. ^ 異端の被爆者 p.91
  26. ^ 異端の被爆者 p.94
  27. ^ 異端の被爆者 p.104
  28. ^ 異端の被爆者 p.106
  29. ^ 異端の被爆者 p.109
  30. ^ 異端の被爆者 p.119
  31. ^ 異端の被爆者 p.123
  32. ^ 異端の被爆者 p.139
  33. ^ 異端の被爆者 p.148
  34. ^ 異端の被爆者 p.159
  35. ^ 異端の被爆者 p.173
  36. ^ a b 広島平和記念資料館. “被爆者証言ビデオ”. 2022年11月29日閲覧。
  37. ^ 被爆者 命の記録
  38. ^ ヒロシマからのメッセージ p.39
  39. ^ 異端の被爆者 p.262~264
  40. ^ 異端の被爆者 p.263
  41. ^ ヒロシマからのメッセージ p.54
  42. ^ 異端の被爆者 p.14
  43. ^ “あの日、歌いながら死んでいった友へ 母校の応援歌ささげる87歳被爆者の決意 広島”. 毎日新聞. (2020年7月24日). https://mainichi.jp/articles/20200724/k00/00m/040/181000c 2022年11月29日閲覧。 
  44. ^ 異端の被爆者 p.261


「兒玉光雄」の続きの解説一覧

児玉光雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 04:12 UTC 版)

児玉 光雄(こだま みつお、1947年8月13日 - )は日本のスポーツ心理学者追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問、前鹿屋体育大学教授。




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