位相差顕微鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 14:33 UTC 版)
その他
細胞培養・細胞操作用には特に位相差倒立顕微鏡が用いられる。これは下からシャーレなどを覗き込むようにして観察できる構造とした顕微鏡で、シャーレ上の細胞の扱いなどに特化している。
位相差電子顕微鏡が現在開発途上にある。位相板として炭素薄膜が有望視されている。
参考文献
原理についての論文(原著)
- Zernike, F., "Phase contrast, a new method for the microscopic observation of transparent objects." Physica, 9(7), pp. 686-698. 1942.
- Zernike, F., "Phase contrast, a new method for the microscopic observation of transparent objects part II." Physica, 9(10), pp.974-986. 1942.
- Zernike, F., "How I Discovered Phase Contrast." Science, 121(3141), pp. 345-349. 1955.
その他
- NikonUSA, 位相差顕微鏡に関する文献 (英語)
関連項目
- ^ 鶴田匡夫 (1997). “ゼルニケと位相差顕微鏡”. 第4・光の鉛筆. ISBN 491585115X
- ^ 鶴田匡夫 (1990). 応用光学I. ISBN 4-563-02331-0
- ^ 山梨大学 医学工学総合研究部 社会システム系 環境微生物学研究室資料 封入液の屈折率の操作による明視野位相差顕微鏡像の改善(ネガティブコントラストとポジティブコントラストの差異他、観察法の改善などについても触れられている)
位相差顕微鏡と同じ種類の言葉
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