伊馬春部 旧高崎家住宅

伊馬春部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/07 15:21 UTC 版)

旧高崎家住宅

旧高崎家住宅(伊馬春部生家)

実家は江戸時代から続く商家であり、伊馬はその5代目として生まれた。生家である旧高崎家住宅は、かつて長崎街道宿場であった木屋瀬宿にあり、江戸時代末期の宿場建築として貴重なことから、北九州市の有形文化財に指定されている。過去に修復工事が行われ、伊馬の遺品とともに一般に展示公開されている。

2009年平成21年)12月13日、伊馬の生誕100年(2008年)を記念して、1976年昭和51年)の宮中歌会始(お題:坂)で召人として詠んだ和歌「ふりかへり ふりかへり見る 坂のうへ 吾子はしきりに 手をふりてをり」の歌碑が建立された[8]

著書

  • 『桐の木横町』伊馬鵜平 新喜劇叢書 西東書林 1936
  • 『募金女學校・かげろふは春のけむりです』伊馬鵜平 アトリエ社 現代ユーモア小説全集 1936
  • 『義歯の行列』伊馬鵜平 新作ユーモア全集 春陽堂書店 1938
  • 『東洋平和嬢』伊馬鵜平 新版ユーモア小説全集 アトリヱ社 1939
  • 『現代ユウモア小説の特質と現状』伊馬鵜平 日本文章学会 1940
  • 『月夜のパラソル』伊馬鵜平 代々木書房 諷刺ユーモア小説集 1940
  • 『ハモニカ部隊』伊馬鵜平 牧野四子吉絵 精華房 1943
  • 『蚤博士と街の乾杯のこと』青銅社 1948
  • 『純情劇場』糸井俊二絵 偕成社 1950
  • 『ミス委員長』川原久仁於絵 偕成社 1950
  • 『東京テレビイ娘』東成社 ユーモア小説全集 1952
  • 『あんパン小僧』高橋国利絵 宝文館 少年少女ユーモア文庫 1953
  • 『コケコッコ百貨店』鈴木正二等絵 宝文館 少年少女ユーモア文庫 1953
  • 『伊馬春部ラジオ・ドラマ選集』宝文館 1954
  • 『たぬき島たぬき村』高橋国利絵 宝文館 1954
  • 『本日は晴天なり』光の友社 1954-55
  • 『天の川』宝文館 ラジオ・ドラマ新書 1955
  • 『まぼろし』宝文館 ラジオ・ドラマ新書 1955
  • 『ミス委員長』川原久仁於絵 偕成社 ユーモア文庫 1955
  • 一休さん』茂田井武筑摩書房 世界の名作 1956
  • 『まらそん侍』鱒書房 放送新書 1956
  • 『咲いたらあなたに』東方社 1957
  • 芭蕉 自然を愛した詩人』岡本爽太絵 偕成社 世界偉人伝全集 1966
  • 『櫻桃の記』筑摩書房 1967、中公文庫 1981 - 太宰治を主人公とした戯曲「櫻桃の記 もう一人の太宰治」と太宰についての随筆を集成
  • 『土手の見物人』毎日新聞社 1975

現代語訳

  • 『更級日記』羽石光志絵 偕成社 世界名作文庫 1956
  • 『日本国民文学全集 第17巻] (江戸名作集 第1)』河出書房 1956
東海道中膝栗毛(十返舎一九) のち桜楓社岩波現代文庫 上下 2014

脚注


  1. ^ 『櫻桃の記』(中公文庫)P.182
  2. ^ 伊馬春部『櫻桃の記』(中公文庫)P.183
  3. ^ 『テレビ文化を育てた人たち』 22頁。
  4. ^ a b c 『テレビ文化を育てた人たち』 23頁。
  5. ^ NHK放送文化賞 ホームページより。
  6. ^ a b 『テレビ文化を育てた人たち』 21頁。
  7. ^ 『テレビ文化を育てた人たち』 29頁。
  8. ^ 西日本新聞2009年12月15日朝刊


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