伊馬春部
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旧高崎家住宅
実家は江戸時代から続く商家であり、伊馬はその5代目として生まれた。生家である旧高崎家住宅は、かつて長崎街道の宿場であった木屋瀬宿にあり、江戸時代末期の宿場建築として貴重なことから、北九州市の有形文化財に指定されている。過去に修復工事が行われ、伊馬の遺品とともに一般に展示公開されている。
2009年(平成21年)12月13日、伊馬の生誕100年(2008年)を記念して、1976年(昭和51年)の宮中歌会始(お題:坂)で召人として詠んだ和歌「ふりかへり ふりかへり見る 坂のうへ 吾子はしきりに 手をふりてをり」の歌碑が建立された[8]。
著書
- 『桐の木横町』伊馬鵜平 新喜劇叢書 西東書林 1936
- 『募金女學校・かげろふは春のけむりです』伊馬鵜平 アトリエ社 現代ユーモア小説全集 1936
- 『義歯の行列』伊馬鵜平 新作ユーモア全集 春陽堂書店 1938
- 『東洋平和嬢』伊馬鵜平 新版ユーモア小説全集 アトリヱ社 1939
- 『現代ユウモア小説の特質と現状』伊馬鵜平 日本文章学会 1940
- 『月夜のパラソル』伊馬鵜平 代々木書房 諷刺ユーモア小説集 1940
- 『ハモニカ部隊』伊馬鵜平 牧野四子吉絵 精華房 1943
- 『蚤博士と街の乾杯のこと』青銅社 1948
- 『純情劇場』糸井俊二絵 偕成社 1950
- 『ミス委員長』川原久仁於絵 偕成社 1950
- 『東京テレビイ娘』東成社 ユーモア小説全集 1952
- 『あんパン小僧』高橋国利絵 宝文館 少年少女ユーモア文庫 1953
- 『コケコッコ百貨店』鈴木正二等絵 宝文館 少年少女ユーモア文庫 1953
- 『伊馬春部ラジオ・ドラマ選集』宝文館 1954
- 『たぬき島たぬき村』高橋国利絵 宝文館 1954
- 『本日は晴天なり』光の友社 1954-55
- 『天の川』宝文館 ラジオ・ドラマ新書 1955
- 『まぼろし』宝文館 ラジオ・ドラマ新書 1955
- 『ミス委員長』川原久仁於絵 偕成社 ユーモア文庫 1955
- 『一休さん』茂田井武絵 筑摩書房 世界の名作 1956
- 『まらそん侍』鱒書房 放送新書 1956
- 『咲いたらあなたに』東方社 1957
- 『芭蕉 自然を愛した詩人』岡本爽太絵 偕成社 世界偉人伝全集 1966
- 『櫻桃の記』筑摩書房 1967、中公文庫 1981 - 太宰治を主人公とした戯曲「櫻桃の記 もう一人の太宰治」と太宰についての随筆を集成
- 『土手の見物人』毎日新聞社 1975
現代語訳
- 『更級日記』羽石光志絵 偕成社 世界名作文庫 1956
- 『日本国民文学全集 第17巻] (江戸名作集 第1)』河出書房 1956
脚注
固有名詞の分類
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