伊奴神社 由緒

伊奴神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 16:01 UTC 版)

由緒

天武天皇白鳳)2年(673年)、この地で取れた稲を皇室に献上した際に社殿を建立したと伝えられる[5]

延喜式神名帳に尾張国山田郡伊奴神社と記されている[5]式内社[5]

江戸時代には「熊野権現」などと称していたが、村名の稲生からの類推で、神名帳にある伊奴神社に比定したものとみられる。尾張国神名帳では「従三位上 伊奴天神」とある。[2][3]

祭神

境内神社

  • 白龍社
  • 玉主稲荷社[6]
  • 春日社[6]
  • 天神社
  • 日枝社(日吉社)[6]
  • 大杉社
  • 八百萬社[6]

神事

  • 左義長:1月の第二日曜日
  • 玉主稲荷大祭:3月の第一日曜日[7]
  • 茅輪神事:7月下旬の土・日曜日[8]
  • 例大祭:10月の第二日曜日[1]
  • 人形供養祭:12月の第一日曜日[9]

その他

境内は1980年昭和55年)11月25日に「名古屋市緑地保全地区」に指定されており[10]、樹齢800年のの木をはじめ多くの樹木に囲まれている。

大相撲名古屋場所の際には伊勢ヶ濱部屋が宿舎としており、境内の土俵で稽古をする姿が見られる。

安産祈願、子授け・夫婦円満・家内安全祈願の神社として知られ、安産祈祷の後に境内の犬石像の前で、安産祈願を行う。

交通アクセス


  1. ^ a b 例大祭”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。
  2. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 177.
  3. ^ a b 有限会社平凡社地方資料センター 1993, p. 127.
  4. ^ “「いぬ」神社、大忙し 巫女2倍、お守り10倍を準備” (日本語). 朝日新聞社. (2017年12月21日). https://www.asahi.com/articles/ASKDC00BJKDBOIPE00G.html 2018年1月1日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f 伊奴神社の御由緒”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 西春日井郡 1923, p. 317.
  7. ^ 玉主稲荷大祭”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。
  8. ^ 茅輪神事”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。
  9. ^ 人形供養祭”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。
  10. ^ 名古屋市役所緑政土木局 緑地部 緑地維持課 緑化指導審査係. “特別緑地保全地区の指定状況 (平成29年3月1日現在)” (PDF). 名古屋市. p. 1. 2018年1月1日閲覧。
  11. ^ a b アクセスマップ”. 伊奴神社. 2018年1月1日閲覧。


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