ロードレース世界選手権
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Moto3クラス
これまでの125ccクラスに代わり、2012年からはMoto3クラスが新設された。エンジンは単気筒250cc4ストロークのみ。最大ボア径は81mm、最大回転数は14,000rpmに制限される。エンジンサプライヤーは1基あたり12,000ユーロ以下での販売、要求があれば1シーズンあたり最低15人のライダーへの同一スペックのエンジン供給が義務付けられ、特定のライダーのみエンジン改良を施すといった行為は認められない。ライダー込みの最低制限重量は148kg[32]。タイヤは2014年まではダンロップのワンメイク[33]。パワーが小さいので、前の選手の真後ろを走りスリップストリームを利用するのが効果的とされ、数多くのマシンが僅差で競り合う展開になることが多い。 3クラスの中で年齢制限が最も厳しく、各シーズンの1月1日時点で新規参戦は16歳から25歳まで、継続参戦は28歳以下のライダーしかできない[3]。
2012年現在はホンダがNSF250Rを発表しているほか、KTM[34]、マヒンドラ[35]、イオダ[36]が参戦。ホンダ、KTMはコンプリートマシン以外にエンジン単体の供給も行っており、オリジナルフレームにそれらのエンジンを搭載して参戦しているチームも多い。他にBeOn[37]も参戦計画があるほか、モリワキエンジニアリングもワイン・ガードナーと共にニューマシンの開発を行う方針を明らかにしている[38]。2021年現在では、ホンダはNSF250RWに発展し、KTMと激しい開発競争を繰り広げている。2017年までにマヒンドラとその別バッジネームであるプジョーが参戦している。オリジナルフレームによる参戦はなく、全てコンプリートマシンとなっている。
- ^ a b FIM Grand Prix World Championship 2016 Calender, 10 February (PDF) - FIM・2016年2月10日
- ^ FIM Road Racing World Championship Grand Prix 2015 provisional Calender, 11 February (PDF) - FIM・2015年2月11日
- ^ a b c d e 2010 FIM Road Racing World Championship Grand Prix Regulations (with current season amendments)-14.08 (PDF)
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2007/Stoner+takes+first+pole+of+the+year+at+wet+Mugello
- ^ http://www.honda.co.jp/WGP/spcontents2009/studies/03/
- ^ a b 番外編 2011年最終戦を終えて〜来シーズン・テストレポート - 山田宏の2011 MotoGPここが見所!
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2014/05/23/michelin-statement-following-tyre-supplier-announcement/164182 ミシュランがタイヤサプライヤーとして世界舞台に復帰
- ^ a b 21世紀のホンダ・レーシングエンジン
- ^ http://www.twowheelsblog.com/post/5459/pirelli-interested-in-supplying-tires-to-motogp-in-2012
- ^ a b インテリマーク「MotoGP FIMがマシン台数制限などの新規約を発表」(2009年4月1日)より[1]。
- ^ 2011年シーズンは320mm「のみ」に制限、2012年シーズン終了までにはカーボンブレーキ自体が禁止になる予定。[2] (PDF)
- ^ http://sportsnews.blog.ocn.ne.jp/column/motor100524_1_2.html
- ^ http://www.crash.net/motogp/news/162433/1/further_details_of_motogp_2012_emerge.html
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Suter+on+MotoGP+project+0
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2011/De+Puniet+and+Espargar+join+Aspar+CRT+project
- ^ a b 2016 MotoGP レギュレーション解説 - 本田技研工業
- ^ オフィシャルテストプレビュー - motogp.com
- ^ ミシュランが2016年からMotoGPのタイヤサプライヤーに - 日本ミシュランタイヤ・2014年6月6日
- ^ http://www.fim-live.com/fileadmin/alfresco/Communiques_de_presse/FIM_Road_Racing_Word_Championship_Grand_Prix_-_Moto2_Announcement__Estoril.pdf (PDF)
- ^ http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/mcn/2009/May/4-10/may0509-yamaha-not-concerned-over-moto2-deal/
- ^ Schwantz, Hayden & Erion to Race Moto2
- ^ Basics
- ^ “ホンダNSR500は「モトクロスバイクに乗るような感じ」とクラッチロー。乗って感じた現代マシンとの違い”. Auto sports web (2019年11月19日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ a b エンジンメンテナンス担当のエクステンプロが設備を初公開 - motoGP・2013年6月13日
- ^ a b ホンダ、2018年までMoto2™クラスのエンジンを供給 - motogp.com・2014年11月27日
- ^ MotoGP:ホンダに代わりトライアンフが2019年のMoto2エンジンサプライヤーに - オートスポーツ・2017年1月10日
- ^ トライアンフ製「Moto2」エンジンを初公開 市販車の3気筒765ccベースに大幅性能アップ - Webike・2017年10月20日
- ^ 2019年Moto2がトライアンフエンジンとマレリ社ECUで新たな幕開け。バレンシアで会見を実施 - オートスポーツ・2018年11月21日
- ^ MotoGPの代表団がMoto2エンジンのメンテナンス工場を訪問
- ^ MVアグスタ、Moto2用マシン『F2』を公開。復帰は42年振り - motorsport.com 2019年2月13日
- ^ Moto2 Le Mans: Qualifying Results & Quotes
- ^ FIM Releases Official Moto3 Regulations
- ^ ダンロップがMoto3&Moto2クラスのタイヤを供給 - MotoGP.com・2011年6月3日
- ^ KTM、Moto3クラス参戦を発表 - MotoGP.com・2011年10月12日
- ^ マヒンドラ・レーシングがMoto3クラスに向けて始動 - MotoGP.com・2012年2月12日
- ^ イオダ・レーシングが2012年プロジェクトを発表 - MotoGP.com・2012年3月12日
- ^ BeOn presents Moto3 prototype at Montmeló - MotoGP.com・2011年6月2日
- ^ ガードナーとモリワキが再びタッグを組み、moto3マシン開発へ - Webオートバイ・2011年11月26日
- ^ 本人の意志で、当時の国籍表記は日本である。
- ^ 『Motocourse: 50 Years of Moto Grand Prix』(p183)より。
- ^ 【MotoGP】日テレジータス×BSスカパー! 全18戦を予選から決勝まで完全生中継 response.jp 2016年4月4日
- ^ [3]
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