リヒテンフェルス (バイエルン州)とは? わかりやすく解説

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リヒテンフェルス (バイエルン州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 13:39 UTC 版)

紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: オーバーフランケン行政管区
郡: リヒテンフェルス郡
緯度経度: 北緯50度08分50秒 東経11度03分53秒 / 北緯50.14722度 東経11.06472度 / 50.14722; 11.06472座標: 北緯50度08分50秒 東経11度03分53秒 / 北緯50.14722度 東経11.06472度 / 50.14722; 11.06472
標高: 海抜 273 m
面積: 122.16 km2
人口:

20,034人(2020年12月31日現在) [1]

人口密度: 164 人/km2
郵便番号: 96215
市外局番: 09571
ナンバープレート: LIF, STE
自治体コード:

09 4 78 139

行政庁舎の住所: Marktplatz 1,5
96215 Lichtenfels
ウェブサイト: Stadt Lichtenfels
首長: アンドレアス・ヒューゲリヒ (Andreas Hügerich)
郡内の位置
地図

リヒテンフェルスドイツ語: Lichtenfels, ドイツ語発音: [ˈlɪçt̩nfɛls][2])は、ドイツバイエルン州オーバーフランケン行政管区リヒテンフェルス郡の郡庁所在地である。

地理

位置

上の門塔からのリヒテンフェルスの町並み。画面手前の広場がマルクト広場。

リヒテンフェルスはオーバーフランケン行政管区のマイン川上流域、バンベルクコーブルクの間に位置し、「ドイツのかごの町」を自任している。リヒテンフェルスは、また、「Tümpelschöpfer(水を汲むもの)」ともいわれる。この名前は三十年戦争の時代に、町の財宝を救うために川に沈めておいたのを、水を汲み干して取り戻したことに由来する。

自治体の構成

本市は、公式には35の地区 (Ort) からなる[3]。このうち小集落や孤立農場などを除く集落を以下に列記する。

  • ブーフ・アム・フォルスト
  • ブルクベルク
  • デーゲンドルフ
  • アイヒヒ
  • イスリング
  • クロスターラングハイム
  • ケステン
  • ケッテル
  • クラッペンロート
  • ラーム・バイ・リヒテンフェルス
  • リヒテンフェルス
  • ミステルフェルト
  • メンヒクレッテンドルフ
  • オーバーラングハイム
  • オーバーヴァレンシュタット
  • ロインドルフ
  • ロート
  • ロートマンスタール
  • シュナイ
  • シェーンスロイト
  • ゾイベルスドルフ
  • シュテッテン
  • ティーフェンロート
  • トリープ
  • ウンターヴァレンシュタット
  • ヴァインガルテン

歴史

「水を汲むもの」のモニュメント

リヒテンフェルスは、1142年に初めて文献に登場し、1231年に都市権を得ている。

行政

市長

  • 2014年以降: アンドレアス・ヒューゲリヒ (Andreas Hügerich) SPD
  • 2002-2014: ビアンカ・フィッシャー (Dr. Bianca Fischer) 無所属
  • 1991-2002: ヴィンフレート・ボクダーン (Winfred Bogdahn) SPD
  • 1959-1991: ギュンター・ハウプトマン (Dr. Günther Hauptmann) CSU
  • 1958: オットーベッツ (Otto Betz) CSU
  • 1951-1958: ヨハン・ウンライン (Johann Unrein) 1952年まで CSU、その後 Freie Wählergruppe
  • 1945-1951: ユリア・ヴィットマン (Dr. Julian Wittmann) CSU
  • 1945: バプティスト・ホフマン (Dr. Baptist Hofmann)
  • 1938-1945: ヴィツヘルム・クラウトハイム (Wilhelm Krautheim) NSDAP
  • 1930-1938: ヨーゼフ・ウレンベルガー (Josef Ullenberger)
  • 1928-1930: ノルベルト・シアー (Dr. Norbert Schier)
  • 1912-1928: アンドレアス・マール (Andreas Mahr) liberal
  • 1870-1912: アダム・ヴェングライン (Adam Wenglein) liberal

友好都市

他にベルリンライニッケンドルフ区ラインラント=プファルツ州のバート・ベルクツァーベルンとも友好都市関係にある。

協力関係

  • 1978年、ベルン郡アルテンドルフから追放されたズデーテン地方のドイツ人への協力・保護を引き受けた。
  • 1986年、シュテルンベルク郡の市場町ドイチュハウゼから追放されたズデーテン地方のドイツ人の協力・保護を引き受けた。

経済と社会基盤

交通

リヒテンフェルス駅

リヒテンフェルスはマイン川沿いに位置する。連邦道B173とB289がこの町を通過している。B173はアウトバーン仕様に拡充され2008年にはA73に昇格される。A73は、北からこの町に入り、ゾイベルスドルフ地区とロイドルフ地区の間にA73とB173とを接続するインターチェンジが建設される。

ミュンヘン - ベルリン間の鉄道路線はリヒテンフェルスを経由し、ICEも停車する。リヒテンフェルス - クルムバッハ - ホーフ路線、リヒテンフェルス - コーブルク - ゾンネベルク路線はこの駅始発である。

教育

  • メラニアー=ギムナジウム
  • 私立経済学校
  • 州立職業訓練校のかご細工専攻科 - 19世紀中盤から第二次世界大戦までかごの生産・集散地だった本市の伝統を伝えている
  • 州立職業訓練校の情報科学専攻科
  • ヘルツォーク=オットー=シューレ(本課程校)とアドルフ=コルピング=シューレ(実学課程)をもつ学習センター
  • 臨床実習を行う看護学校

地域における役割

リヒテンフェルスは、同名の郡の中心であり、郡の行政官庁が置かれている。この街は、また、区裁判所が置かれ、多くの官庁や税務署、連邦労働省の支局、警察監査局なども置かれている。郡全域の医療に重要なヘルムート=G=ヴァルター=クリニークもリヒテンフェルスにある。リヒテンフェルスは付近の地区にとって商業上の意義も重要で、市内歩行者専用区域のデパートや大手マーケットチェーンの支店、大規模スーパなどもある。歩行者専用区域のすぐ近くには、車で訪れた人のための駐車場が2つ設けられている。

文化と見所

博物館

ラートハウス
  • 市立博物館
  • ラートハウスの化石コレクション
  • クロスターラングハイム地区の郷土博物館

建造物

マルクト広場。左手の尖塔はカトリック教区教会のもの、中央の塔が上の門塔
  • カトリック教区教会「聖母マリアの被昇天教会」(中世後期、内陣は1487年奉献; バロック様式の調度)
  • マルティン・ルター教会(バイエルン福音ルター派教会)、1902年/1903年建立、グスタフ・ヘーバーレ設計)
  • 聖ヤコプ礼拝堂(カトリック)
  • シュピタール教会(カトリック)
  • 市城(1555年/1556年に貴族の居城として建設、17世紀からは穀物倉庫、1891年から1970年は編みかごの材料倉庫として用いられ、1991年以降は催事場兼会議場となっている)
  • 上の門塔またはクローナハ門塔(15世紀初め、16世紀中頃に建設され、さらに1802年に最終的に建設された)
  • 下の門塔またはバンベルク門塔
  • 赤の門(かつての市の防壁の最高点)
  • 旧市壁の一部
  • かつての森林管理官邸(現在は書店)
  • カステンホーフ
  • バッロク様式の市庁舎(1742年/1743年建立、ユストゥス・ハインリヒ・ディーエンツェンホーファー設計)
  • 第二市庁舎(かつての郡庁舎、1861年から管区庁、1916年から土地登記所)
  • 駅舎
  • 市立博物館(かつてのバイエルンのビール業者の邸宅で、1999年から博物館として運営されている)
  • 旧市街の地下道
  • 美術ギャラリー(マルクト広場に面して建つ旧薬局)
  • ビスマルク塔(比高20.5メートルの展望塔)
  • 水道塔(ドイツ・アルプス連盟の支部が登攀練習施設として使用)
  • バロック様式のラングハイム旧修道院
  • ナースアンガー農業倉庫(独特な円形をしている)
  • シュナイ城(17世紀に造営された居城)
  • リヒテンフェルス城跡(敷地の北半分は市営公園として利用)
  • アウトバーン73号線と交差する「BW67a」自動車橋(高さ19メートル・長さ101.77メートル、2008年に供用開始)

年中行事

  • かご市:9月の第3週末
  • 射撃フェスタ:7月の第2週末から10日間
  • 市門フェスタ:8月
  • 飛行場フェスタ:8月の第1週末
  • K13セッション:年4回、MGLの活動メンバーが市立ホールで開催するセッション

人物

引用

参考文献

  • Günter Dippold: Lichtenfels. Korb- und Eisenbahnerstadt am oberen Main. Stuttgart 1997.
  • Günter Dippold (Hrsg.): Bayerische Justiz am Obermain. Festgabe zur 100-Jahr-Feier des Amtsgerichts Lichtenfels. Lichtenfels 2003.

本記事は、ドイツ語版記事を翻訳したものです。上記の文献は、ドイツ語版の参考図書として挙げられていたものであり、本記事の執筆にあたり直接参照しておりません。




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