ラディーノ語
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ラディーノ語 | |
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גודיאו-איספאנייול / Ladino、Judeo-espanyol | |
発音 | IPA: dʒuˈðeo espaˈɲol |
話される国 | イスラエル、トルコ、ブラジル、フランス、ギリシャ、ブルガリア、メキシコ、パキスタン |
地域 | ヨーロッパ |
話者数 |
イスラエルで10万 トルコで1万人とされるが正確な数は不明 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
公用語 | なし |
統制機関 | Autoridad Nasionala del Ladino |
言語コード | |
ISO 639-2 |
lad |
ISO 639-3 |
lad |
SIL | LAD |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) |
1492年、レコンキスタの結果グラナダが陥落し、イスラム教徒が追放されたが、イスラム教徒とキリスト教徒の仲立ち・潤滑油の役割を果たし、文明・文化の伝達役であったユダヤ教徒までもスペインから追放されることとなってしまった。この後、結果的にはスペイン経済の没落を招くことになった(同年ユダヤ教徒の末裔という説も一部にはあるクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を再発見している)。ユダヤ教徒はイタリア、バルカン半島、北アフリカなどに逃れたが、このスペイン語は15世紀末のスペイン語の特徴を一部そのまま残すといわれ、スペイン語歴史文法の研究上貴重な資料を残す。
イディッシュ語ほどユダヤ色は強くない。
なお、アメリカのピアニストであるマレイ・ペライアは、ギリシア系セファルディムの旧家の出であり、ニューヨークに生まれ育ったにもかかわらず、最初に覚えた言語はラディーノ語だったという。
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