モーツァルト家 モーツァルト家の概要

モーツァルト家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/05 05:39 UTC 版)

連弾するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと姉マリア・アンナ。ヴァイオリンを持つのは父レオポルト・モーツァルト、肖像画は母アンナ・マリア(ヨハン・ネポムク・ デラ・クローチェ、1780年頃)。
ザルツブルク市街にあるモーツァルト家の名札

概要

モーツァルト家は、1321年から1330年ごろにかけてドイツ南部のシュヴァーベン公国(現・バイエルン州南西部とバーデン=ヴュルテンベルク州南東部の境目)にあるアルゴイドイツ語版地方にさかのぼり、今日でもレヒ川ドナウ河の支流)、アルゴイ高地などの地域に点在する。

作曲家モーツァルトの父方の祖先もその地域の出身であり、元来はモツハルト(Motzhardt, Motzhart)という綴りで、本来は「みすぼらしい者・卑しい者」や「湿地の藪」を起源とする意味であった。そのような蔑称的なイメージを避けるために、ある時期から姓を現在の「モーツァルト」としての語形を変えて、アウクスブルクから南方にあるシュタウデンドイツ語版を経て、プファーゼードイツ語版に移住した。そのモーツァルト家が有名になったのは、レオポルトと息子のヴォルフガング・アマデウスの音楽活動が世界的に認められたためである。

モーツアルト一家

  1. ダーフィト・E・モツハルト(David E. Motzhardt, ? – 1625/6、アルゴイ地方の農夫)
    1. ダーフィト・モツハルトドイツ語版(David Motzhardt, 1620 - 1685、アウクスブルク近郊のプファーゼー生まれの煉瓦職人で大工棟梁ディッリンゲンのプファール教会の尖塔を造る。同教会はアウクスブルク司教の夏場の宮殿であった)
      1. (無名の息子、早世)
      2. ダニエル・モーツァルト(1645 - 1683)
      3. ハンス・ゲオルク・モーツァルトドイツ語版(1647 - 1719, 煉瓦職人・大工の棟梁・ツンフトの親方。アウクスブルクのザンクト=ゲオルク司教座教会を建てる。フッガー家の後援者)
      4. フランツ・モーツァルト(1649 - 1694、煉瓦職人)
        1. ヨハン・ゲオルク・モーツァルト(1679 - 1736、製本工。再婚相手はアウクスブルク出身のアンナ・マリア・ズルツァー(Anna Maria Sulzer))
          1. レオポルト・モーツァルト(1719 - 1787、宮廷楽師・作曲家。アンナ・マリア・ペルトルと結婚)
            1. マリア・アンナ・モーツァルト(1751 - 1829、愛称:「ナンネル」)
            2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756 - 1791)
              1. ライムント・モーツァルト(1783 - 1783)
              2. カール・トーマス・モーツァルト(1784 -



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