ホンダ・CR-V
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4代目 RM1/4型(2011年 - 2018年)
ホンダ・CR-V(4代目) RM1/4型 | |
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後期型フロント | |
後期型リヤ | |
概要 | |
製造国 |
日本 アメリカ合衆国 中国 タイ |
販売期間 | 2011年 - 2016年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
駆動方式 | FF/4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
R20A型:2.0L 直4 SOHC i-VTEC K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC |
変速機 | CVT/5速AT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット |
後 | ダブルウイッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,620mm |
全長 | 4,535mm |
全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,685mm |
車両重量 | 1,460 - 1,540kg |
その他 | |
2015年5月までの新車登録台数の累計 | 2万377台[14] |
2011年11月16日-11月27日に行われるロサンゼルスオートショーにおいて、フルモデルチェンジとなる4代目CR-Vが発表された[15]。
日本国内向けにもティーザーサイトが開設され、2.0Lモデルの追加や新開発4WDシステムの採用が告知された[16]。その後、11月28日にフルモデルチェンジが正式発表された(販売は12月2日)。
外観は、フロントバンパーが空力性能を考慮した形状となり、テールゲートガラスが広い荷室と躍動感を生み出すために曲率を大きくするなど、強さと機能性を表現したもととなった。インテリアは、利便性と快適性をもたらす「センターディスプレイ(Hondaインターナビとセットでメーカーオプション設定)」を採用するなど、運転に集中していても走行状況が把握しやすく、スムーズな操作を可能としている。3代目に比べ、ボディサイズは若干小さくなっているが、室内長を225mm、荷室容量を65Lそれぞれ拡大し、扱いやすさや使いやすさを向上した。
エンジンは、2代目後期で日本では廃止となっていた2.0L仕様を復活させた。その理由は「お膝元(生産拠点)である日本国内でも売れて欲しい」というメーカー自身の願望からである[17]。低速域から力強いトルク特性と低燃費を両立したR20A型となり、エンジン性能を最大限に引き出すため、CR-Vでは初採用となるトルクコンバーター付CVTが搭載された。3代目と同等の発進・加速性能を発揮するとともに各部の低フリクション化を徹底したため、JC08モードで14.4km/Lの低燃費を実現した。また、2.4L仕様も圧縮比などを高めたことで3代目に比べ出力を20PS(15kW)向上するとともに、2.0L仕様と同じく徹底的に各部の低フリクション化を行ったことで燃費を向上した。なお、燃費向上により2.0L仕様は「平成27年度燃費基準」、2.4L仕様は「平成22年度燃費基準+15%」をそれぞれ達成した。さらに、2.4L仕様には電子制御によって後輪の駆動力を緻密でかつ素早くコントロールして、雪道での発進やコーナリング、登坂における安定性を高めた、新開発の四輪駆動システム「REAL TIME AWD(インテリジェント・コントロール・システム)」を搭載した。この種の電子制御四輪駆動システムは、他社製のSUVやミニバンでは、既に10年以上前から採用されていたものであるが、当該システムの採用により、CR-Vは4代目にして他社製SUVと比較し得るラフロード性能を獲得した。欧州やオセアニア市場向けには、先代同様MT仕様車も設定されている。
荷室については、サイドライニング部のレバーやシートクッションサイド部のストラップを引くだけで、シートクッションが持ち上がると同時にシートバックとヘッドレストが格納され、簡単に荷室を広くすることができるほか、低床・フラット設計により開口部地上高が低くなり、荷物の出し入れもしやすくなっている。グレード体系は「20G」と「24G」の2グレードで、駆動方式は「20G」がFF、「24G」が4WDとなる。
2011年12月20日に韓国市場にて発表・発売開始した[18]。駆動方式は日本国内仕様同様に2WD(FF)と4WDが設定されるが、エンジンは2.4Lのみとなる。
2012年2月22日に中国市場にて発表・発売開始した[19]。
2012年10月11日、一部改良を行った。新たに前席用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)を標準装備した。ボディカラーには「オブシダンブルー・パール」を追加した。併せて、本革シート<運転席&助手席シートヒーター付>+運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)+運転席ランバーサポートとHonda インターナビ+リンクアップフリー+センターディスプレイ+ETC車載器(ナビゲーション連動)を標準装備した「20G・レザーパッケージ」、「24G・レザーパッケージ」を追加した。
2016年7月31日に日本国内向けはマイナーチェンジを受けることなく、大ヒットとなったヴェゼルに吸収されるかたちでオーダーストップ・生産終了が決定。7月以降は在庫対応のみとなり、8月にHP上から削除された。
このモデルは海外での販売実績において3代目以上の成功を収めており、2012年は約62万台、2013年は約69万台、2014年は約68万台と、発売の翌年に毎年60万台以上が生産された[14]。
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前期型フロント
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前期型リヤ
北米仕様
2015年
2015年モデルではフェイスリフトを受けた。エンジンは最新のアースドリームテクノロジー採用2.4L直噴となり、185hp/6400rpm、245Nm/3900rpmを発生。5ATに変わりCVTと組み合わされパフォーマンスと燃費が向上した。エクステリアはフロントフェイシア、リアフェイシアやミラー、ホイールデザインなどが改良された。ボディも衝突安全性が向上、1.1インチ全長が伸びた。足回りではサスペンションが改良され、エンジンに合わせてサブフレームも変更されている。ステアリングレシオは16.7:1から15.59:1になった。ツーリングモデルではCR-Vで初めてパワーテールゲートが採用された。「ホンダセンシング」ブランドの一部としてCMBSやLKASが北米ホンダブランドとして初設定されている。 インテリアではセンターコンソールが改良され、スライドアームレストが採用された。
欧州仕様
欧州仕様では2.2LディーゼルエンジンがAT、MTともにラインナップされている。2013年に1.6Lディーゼルエンジンを追加(2WDのMT仕様のみ)。2015年モデルではマイナーチェンジが行われ[20]、エクステリアや足回りが改良。エンジンでは2.2Lディーゼルに変わり160PSを発生する1.6Lディーゼルエンジンに置き換えられた(2WD仕様には2013年に登場した120hp仕様1.6Lディーゼルが引き続き採用される)。ATモデルでは9速ATを新たに採用、ディーゼルエンジンにも適用される。インテリアではインフォテインメントシステムとしてOSにAndroid 4.0.4、SoCにNVIDIA Tegra3を採用した「ホンダコネクト」を初搭載した。
注釈
出典
- ^ 他にはスバル・フォレスターや日産・エクストレイルなども採用されている。八重洲出版『driver』2012年12月号 p.54
- ^ [1] - 公益財団法人献血供給事業団
- ^ 【1位は日本車】2019年に世界で最も売れたクルマ20選 半数以上を日本車が占めるAUTOCAR 2021年5月1日閲覧
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第23号17ページより。
- ^ “CR-V(ホンダ)1995年10月~2001年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。
- ^ a b デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第34号17ページより。
- ^ “CR-V(ホンダ)2001年9月~2006年9月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。
- ^ “东风本田汽车(武汉)有限公司CRV下线暨投放仪式” (中国語). 東風本田汽車 (2004年4月24日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “东风hondaCR-V5月12日全国统一上市” (中国語). 東風本田汽車 (2004年5月12日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第26号 25ページより
- ^ “睿力和一 锋芒劲现-―东风Honda新世代CR-V超越诞生” (中国語). 東風本田汽車 (2007年4月18日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “CR-V年销突破10万辆” (中国語). 東風本田汽車 (2009年12月10日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ “CR-V(ホンダ)2006年10月~2011年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。
- ^ a b c デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第89号15ページより。
- ^ 2011年ロスアンゼルスオートショーにて「フィットEV」「CR-V」の市販モデルを世界初披露
- ^ New CR-V 先行スペシャルサイト
- ^ ホンダ CR-V 発表…日本専用モデル設定「やっぱりお膝元で売れてほしい」カービュー2011年12月9日(2011年12月13日 閲覧)
- ^ ホンダコリア、4世代CR-Vを発表中央日報 2011年12月21日(2012年3月8日閲覧)
- ^ “售价19.38—26.28万 全新CR-V领世启航” (中国語). 東風本田汽車 (2012年2月22日). 2013年7月26日閲覧。
- ^ 2015 Honda CR-V 2015年3月16日閲覧
- ^ a b 『北米向け新型「CR-V」を発表』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2016年10月14日 。
- ^ 『東風ホンダ、新型「CR-V」を発表』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年7月10日 。
- ^ 『「第45回東京モーターショー2017」Hondaブース出展概要について』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年9月29日 。
- ^ 『「「東京オートサロン2018」出展概要』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年12月22日 。
- ^ 『新型「CR-V」をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年6月8日 。
- ^ 『新型「CR-V」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年8月30日 。
- ^ 『「CR-V」をマイナーモデルチェンジし発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2020年6月18日 。
- ^ a b c d e f g h i “新型ホンダCR-Vがついに正式発表! 洗練されたデザインと進化したハイブリッドに注目!”. Motor-Fan[モーターファン]. 2022年7月29日閲覧。
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- ^ “800馬力の ホンダ CR-V、サーキットテスト映像…実車は2月28日発表予定”. レスポンス(Response.jp). 2023年3月24日閲覧。
- ^ “V6ツインターボはインディカー譲り…ホンダ CR-V が「究極の高性能ビースト」に[詳細写真]”. レスポンス(Response.jp). 2023年3月24日閲覧。
- ^ Nast, Condé (2023年3月6日). “ホンダのSUVが過激過ぎる! 新型CR-Vハイブリッドレーサー登場”. GQ JAPAN. 2023年3月24日閲覧。
- ^ “めちゃ速そう! ホンダ新型「SUV」公開! ハイパワー&スポーティな新型「CR-V e:PHEV」中国で479万円から(くるまのニュース)”. Yahoo!ニュース. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “ホンダ新型「CR-V」“右ハンドル仕様”初公開!? めちゃ速そうな「RS」仕様もアリ! バンコクモーターショーで“新型SUV”をお披露目”. くるまのニュース (2023年3月23日). 2023年3月24日閲覧。
- ^ “ホンダ『CR-V』新型、欧州は電動モデルのみ…初のPHEVも設定”. レスポンス(Response.jp) (2023年5月22日). 2023年7月7日閲覧。
- ^ “ホンダ CR-V 、史上最強のハイブリッドに新グレード…2024年型を米国で発売”. レスポンス(Response.jp) (2023年6月20日). 2023年7月7日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2022年12月1日). “ホンダ、米国で「CR-V」ベースの新型燃料電池車を2024年生産開始へ”. Car Watch. 2022年12月11日閲覧。
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