ホメル (自動車) ホメル (自動車)の概要

ホメル (自動車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 06:50 UTC 版)

ホメル
業種 自動車産業
設立 1992年
解散 2008年
本社 フランス イル=エ=ヴィレーヌ県ロエアック英語版
主要人物
ミシェル・ホメル
ウェブサイト boursinp.free.fr/bonus/berlinet/berline9.htm 

概要

ベルリネッタ エシャップマン

フランスの自動車雑誌『エシャップマン』(Échappement、『エシャップモン』とも)の創刊者であるミシェル・ホメルフランス語版は、1990年に『エシャップマン』誌上にて「アルピーヌ・A110の後継車」を読者に問うアンケート調査を実施した。これに対して大きな反響があったことから、ホメルは「現代版A110」ともいうべきオリジナルスポーツカーの開発を決定。1992年パリサロンで最初のプロトタイプとなる「ベルリネッタ エシャップマン(ベルリネット エシャップモン)」を発表し、1994年にデリバリーを開始した。

デザインはかつてシトロエンに在籍していたエリック・ド・ポー(Erick de Pauw)によるもので、2ドアクーペのボディは繊維強化プラスチック(FRP)製。シャシアルミニウムパネルで強化されたパイプフレームで、製造はシトロエンのレンヌ工場の試作部門が担当した。エンジンはプジョー・309GTI用の1.9 L 直列4気筒(150馬力)をミッドシップに搭載し、6速MTとの組み合わせで後輪を駆動する。

各部にPSAグループ系車種の部品が多用されており、ホイール・ブレーキはプジョー・605から、サスペンション・ステアリング・ミラーはプジョー・405から、ヘッドライト・フロントガラスはシトロエン・XMから、テールランプはシトロエン・ZXからの流用品を採用。リアアクスルには、プジョー・405Mi16のフロントストラットを前後反転させて組み込んでいる。

1995年オープントップモデルの「バルケッタ(バルケット)」を追加。

1997年、マイナーチェンジモデルの「ベルリネッタ RS」が登場。前後デザインが手直しされ、エンジンはプジョー・306S16用の2.0 L 直列4気筒(167馬力)に変更された。2000年には出力が195馬力に向上した「ベルリネッタ RS2」が追加設定されている。

2003年に生産終了。総生産台数は242台であった。

運営会社であったAutomobiles Michel Hommellは、2008年1月17日付で登録抹消となっている[1]

参考文献

関連項目




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