フィンランド語 フィンランド語の概要

フィンランド語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/02 02:12 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
フィンランド語
Suomen kieli / Suomi
話される国  フィンランド
 エストニア
イングリアの旗 ロシア連邦イングリア
カレリア共和国の旗 ロシア連邦カレリア共和国
 ノルウェー
 スウェーデン
トルネ谷
地域 北ヨーロッパ
話者数 600万
話者数の順位 100位以下
言語系統
表記体系 ラテン文字フィンランド語アルファベット
公的地位
公用語  フィンランド
欧州連合の旗 欧州連合
統制機関 Kotimaisten kielten tutkimuskeskus[1]
言語コード
ISO 639-1 fi
ISO 639-2 fin
ISO 639-3 fin
テンプレートを表示

原語名称からスオミ語Suomi)、またフィン語ともいう。この言語は膠着語であり、15を有する。また同じバルト・フィン諸語にはエストニア語サーミ語カレリア語などが挙げられる。

概要

約600万人の人々が同言語を話し、その内の93%がフィンランド国内の人々である。フィンランドのうちオーランド諸島と一部の地域ではスウェーデン語を用いているか、もしくはフィンランド語とスウェーデン語を併用している。フィンランド国外の使用者は、冬戦争継続戦争で失った現ロシア連邦カレリア共和国に多く話者はおよそ7万人とされる。表記にはラテン文字を採用している。

フィンランド語はウラル語族であるため、話者グループの居住地が地理的に近いスウェーデン語デンマーク語など他の北ヨーロッパの言語や、英語ドイツ語などのインド・ヨーロッパ語族とは大きく異なる。

歴史

中世

フィンランドは1323年のスウェーデン・ノヴゴロド公国間の平和条約ノーテボリ条約(en)の締結から1809年のスウェーデン・ロシア帝国間のフレデリクスハムンの和約によってロシア帝国に割譲されるまでの間スウェーデンの統治下にあり(スウェーデン=フィンランド)、当時の公用語はスウェーデン語であった。貴族など上流階級の者はスウェーデン語を話し、教会など宗教活動の場ではラテン語が使われていたため、フィンランド語は農民の間でのみ話されていた。

マルティン・ルター宗教改革の影響で、1548年に司教ミカエル・アグリコラによる新約聖書のフィンランド語訳が出版された。フィンランド語の包括的な表記法が開発されたのはこれが初めてで、後の表記法の基礎となった。

近世以後

1860年代、フィンランドのスウェーデン離れを望むロシア皇帝アレクサンドル2世はフィンランド語を長らく公用語であったスウェーデン語と同じ地位にするよう政策を施したが、これはフィンランド人のうちスウェーデン語を母語とする者とフィンランド語を母語とする者との間での言語闘争を引き起こした。

フィンランド独立宣言後、1919年の統治章典には両言語は国語であり、平等であることが明記された。現在両言語はフィンランドの公用語となっており、街や駅などの看板にもフィンランド語での地名とスウェーデン語での地名が併記されている。

文字と発音

アーッコセット(Aakkoset,英語のアルファベット)の文字は A~Z までの26文字に Ä、Ö を加えた全28文字(但しスウェーデン語のものを表す時稀に使われるÅ を加えれば29文字)だが、B・C・F・Q・W・X・Z はほとんど使用されない。シャ行を表すš が使用されることもある。例は、šekki(シェッキ、切手)など。尚、特殊文字が表記できないワープロソフトの場合、ドイツ語スウェーデン語では、ä を ae と表記する事もあるが、フィンランド語においては ää のように連続して同じ母音が使用されることがあるので、このような措置は採られず、通常通り aa と表記して、単語や母音調和で読む時に判断する。R は歯茎ふるえ音で、舌先を振動させて「ラ」行を発音する。アーッコセットの発音は、原則一つの発音であり書かれたとおりに母音で区切って読むのが基本である。






[ヘルプ]
  1. ^ Kotimaisten kielten tutkimuskeskus // Etusivu” (フィンランド語). 2007年9月29日閲覧。


「フィンランド語」の続きの解説一覧



フィンランド語と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「フィンランド語」の関連用語

フィンランド語のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



フィンランド語のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフィンランド語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2018 Weblio RSS