ビデオ・アート アーティスト

ビデオ・アート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 18:10 UTC 版)

アーティスト

北米

ナム・ジュン・パイクを筆頭に、ビル・ヴィオラビト・アコンシ英語版ジョーン・ジョナス英語版ジョン・バルデッサリダン・グレアム英語版ピーター・キャンパス英語版ウィリアム・ウェッグマン英語版マーサ・ロスラー英語版TVTV英語版ダグラス・ゴードンらが有名。スティーナ・ヴァスルカとウッディ・ヴァスルカのヴァスルカ夫妻英語版のようなCGを使うアーティストもいる。

カナダのマイケル・ゴールドバーグは、日本でのビデオ・アート普及のために1971年にワークショップを行い、1972年に日本初のビデオ・アート展「ビデオ・コミュニケーション Do It Yourself Kit」展が開催されるきっかけとなった[8]

ヨーロッパ

ポーランドのヴォイチェフ・ブルシェヴスキポーランド語版、ドイツのウォルフ・カーレンドイツ語版、オーストリアのピーター・ウェイベル英語版、イギリスのデイビッド・ホール英語版、スイスのピピロッティ・リストなどが知られる。

日本

飯村隆彦久保田成子松本俊夫山本圭吾山口勝弘小林はくどうかわなかのぶひろ宮井陸郎原田大三郎土佐尚子萩原朔美出光真子英語版、和田守弘、中谷芙二子などが知られている。中谷、小林、かわなか、山口らは、日本初のビデオ・アーティストのグループとしてビデオひろば英語版(1972年-1975年)でも活動した[9]

出典・脚注

参考文献

関連文献

  • 小林はくどう「ビデオというコミュニケーション・メディア」『霧の抵抗 中谷芙二子展』フィルムアート社、2019年。 
  • イヴォンヌ・シュピールマン 著、柳橋大輔, 遠藤浩介 訳『ヴィデオ──再帰的メディアの美学』三元社、2011年。 (原書 Spielmann, Yvonne (2005), Video. Das reflexive Medium, Frankfurt an Main 
  • 瀧健太郎, ビデオアートセンター東京 編『キカイデミルコト──日本のビデオアートの先駆者たち』現代企画室、2013年。 
  • クリス・メイ=アンドリュース英語版 著、伊奈新祐 訳『ヴィデオ・アートの歴史──その形式と機能の変遷』三元社、2013年。 (原書 Meigh-Andrews, Chris (2006), A History of Video Art: The Development of Form and Function, Berg 
  • 山峰潤也「ビデオギャラリーSCAN」『霧の抵抗 中谷芙二子展』フィルムアート社、2019年。 

注釈

  1. ^ 松本俊夫の作品『モナ・リザ』では、フィルムの質感とビデオの質感を1つのフレームの中で合成している[4]
  2. ^ フィルムの場合はオプチカル処理による加工が可能だが、現像所の作業が必要だった[4]

出典

  1. ^ a b c d e f ヴィデオ・アート”. artscape. 2021年4月12日閲覧。
  2. ^ a b ビデオアートとは何ですか?”. ビデオアートセンター東京 (2008年). 2021年4月12日閲覧。
  3. ^ 李 2007.
  4. ^ a b c d 阪本 2020.
  5. ^ ホリサキクリステンズ 2019, p. 276.
  6. ^ 中谷 2019b, p. 323.
  7. ^ 齋藤理恵 (2014年). “阿部修也と《パイク=アベ・ヴィデオ・シンセサイザー》”. 表象文化論学会『REPRE』. 2021年4月12日閲覧。
  8. ^ カナダのビデオ作家、マイケル・ゴールドバーグさん”. VIDEOART CENTER Tokyo (2009年12月26日). 2021年4月12日閲覧。
  9. ^ ホリサキクリステンズ 2019, p. 274.


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