ビグ・ザム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 07:15 UTC 版)
バリエーション
ジービッグ・ザッム
ジービッグ・ザッム G-BIG-ZAMM | |
---|---|
型式番号 | RMA-081 |
所属 | 地球連邦軍 |
全高 | 59.6m[16] |
全備重量 | 936.0t[16] |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金[16] |
出力 | 240,000kW[16] |
推力 | 580,000kg[16] |
特殊装備 | Iフィールド・ジェネレーター[16] |
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場。名称や型式番号、スペックなどは本編連載終了後に『ガンダムエース』で連載された「0083 REBELLION PLAY BACK」による。メカニックデザインは作者の夏元雅人で、ジオン系の生物的造形を残しつつ連邦系の硬質なメカっぽさでまとめ、数体のジムを取り込み融合した「妖怪」のような異様な機体というのがコンセプトとのこと[16]。
ソロモン攻略戦でドズルが搭乗し、破壊されたものをベースに連邦軍が改修した機体。その目的は、ジオン残党に完全なる絶望を与えるためであるとされる。外装やIフィールド・ジェネレーターなどは連邦軍規格に変更されている[16]。
宇宙世紀0083年の観艦式のフィナーレに披露される予定であったが、ラングにガンダム試作2号機を搭載して観艦式中の連邦軍艦隊へ強襲をかけるアナベル・ガトーに対し、グリーン・ワイアット大将が出撃を命じる。ラングの発射したビームをIフィールドで防ぎ切り、続けての突撃を正面から2本の脚で受け止める。結果的には、その性能のすべてを発揮することなくアトミック・バズーカで連邦軍艦隊ごと撃破される[16]。
ビグザム改
漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』に登場(型式番号:MS-08-2)。
宇宙世紀0091年、「巨神」の発動を阻止するためにネオ・ジオン軍によって2機が投入されるが、発動した巨神によっていずれも撃破される。そのうち1機には、シャークマウス(と眼)のノーズアートが描かれている。
ビグ・ザム(ザビ家仕様)
『ギレンの野望』シリーズ(『ジオンの系譜』以降)に登場するゲームオリジナルの機体(型式番号:MA-08S)。
ビグ・ザムにミサイルランチャーを装備することで武装が強化され、ミノフスキー・クラフトによる陸上での行動範囲の拡大も行われているが、飛行できるわけではない。また、機体の各エッジ部分に装飾が施されている。ガルマ・ザビ率いる「新生ジオン」のシナリオに登場し、初期搭乗者はガルマ。
ビグ・ザム(アクシズ仕様)
『ガンダムトライエイジ』ビルドMS第1弾に登場するゲームオリジナルの機体(型式番号:MA-08A)[17]。
アクシズによって強化改造を施されたという想定であり[18]、キュベレイに似たカラーリングが施されている。
注釈
- ^ 小規模の宇宙艦隊に匹敵する火力を有するともされる[10][2]。
- ^ すべてのメガ粒子砲を稼働させるために大型反応炉を全開稼働させる都合上、燃料を消費するため15分前後とした資料も存在する[11]。
- ^ 冷却能力の問題に加え、多数装備したメガ粒子砲を運用するため、メガコンデンサに充填する必要性があるために稼働時間は20分以下とした資料もみられる[6]
- ^ 一方で、ビグザムは操縦手、射撃手、索敵手の3名で操縦し、コンピュータの補佐により1名でも操縦可能とした資料もみられる[6]。
- ^ テレビ版第36話においてはドズルは部下を脱出させ、1人でビグ・ザムを操縦し、敵艦隊に特攻した。
- ^ 資料によっては22門ともされる[2]。
- ^ TV版第36話劇中では「磁界」、劇場版では「ビームバリア」と呼称される。
- ^ 通常兵器には効果がないとした資料もみられる[11]。
- ^ ドズルはリック・ドム10機の方がよいと怒るが、彼はシャアを重用するキシリアへの対抗意識からソロモン戦直前にコンスコン機動部隊をホワイトベース戦に投入。巡洋艦4隻とリック・ドム18機を失っている。
出典
- ^ 「WORLD - MS」機動戦士ガンダム公式Web、創通・サンライズ
- ^ a b c 『データコレクション 機動戦士ガンダム 一年戦争編』メディアワークス1996年11月、41頁。ISBN 4-8402-0531-0
- ^ a b c d e f g h i 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、58-59頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ a b 『テレビマガジン』1981年3月号付録『機動戦士ガンダム大事典』下巻(講談社)
- ^ a b c d e f g h 『機動戦士ガンダム MS大全集2015』メディアワークス、2015年6月発売、295頁。(ISBN 978-4048650960)
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、86-87頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ a b c d e f g 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、54-56頁。ISBN 4-87777-028-3
- ^ a b 『講談社ポケット百科シリーズ15 ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』(1981年)
- ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、50頁。ISBN 978-4063721768
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、126頁。(ISBN 4-89189-006-1)
- ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、140-143頁。ISBN 978-4063721768
- ^ a b 機動戦士ガンダム公式Web「メカ-ジオン軍-ビグ・ザム」
- ^ 『機動戦士ガンダム宇宙世紀 vol.2 大事典編』ラポート、1998年9月、73頁。(ISBN 4-89799-294-X)
- ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月、119頁。ISBN 4-8402-2339-4
- ^ 「052 ビグ・ザム」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。(ISBN 4-06-346550-0)
- ^ a b c d e f g h i ガンダムエース06 2023, p. 531-533, 「0083 REBELLION PLAY BACK 01」.
- ^ トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』BPR-034「ビグ・ザム(アクシズ仕様)」裏書より。
- ^ “毎弾好評のトライエイジオリジナルMSの裏話が満載!「ガンダムトライエイジ BUILD G1弾」特集【第4回】”. GUNDAM.INFO (2014年10月2日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ 『SDガンダム ジージェネレーションウォーズ 公式コンプリートガイド』バンダイナムコゲームス、2009年9月、468頁。
- ^ a b c 『SDガンダム GGENERATION-0 ガイドブック』アクセラ、1999年7月、133頁。
- ^ 『SDガンダム ジージェネレーションワールド 公式コンプリートガイド』バンダイナムコゲームス、2011年3月、494頁。
- ^ 『SDガンダム GGENERATION-0 設定解説ファイル』ローカス、2000年1月、109頁。
- ^ 『SDガンダム GGENERATION-0新聞』勁文社、1999年10月、49頁。
- ^ 『ガンダムエース』2017年7月号、角川書店、436頁。
- ^ a b c d e f g AOZ ReBoot57 2018.
- ^ AOZ ReBoot69 2021.
- ^ a b c d e f g h 「ムーンガンダム メカニカルワークス Vol.27 ギガッザム」『月刊ガンダムエース』、KADOKAWA、2021年8月、212-213頁、JAN 4910124010815。
- ^ a b MJ03 1989, p. 43, 「MS90'S」.
- ^ a b c d e f g h 『機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月、89頁。ISBN 4-8402-2339-4。
- ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月、199・200頁。ISBN 4-8402-2339-4。
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