パワーモンガー ゲーム内容

パワーモンガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/19 09:03 UTC 版)

ゲーム内容

システム

各マップでは人口の2/3を支配下に置くと勝利となり、次の進軍先を選択する事ができる。主にを攻略し、支配下に置くことで人口を確保することができる。なお、兵士も人口に含まれるため、自分の兵士以外の全ての人間を殺害することでもクリアは可能である。

プレイヤーである将軍は、兵士を伴うことができる。兵士は任意に徴兵、解散が可能である。プレイヤーは将軍(及びその隷下の兵士)に対してコマンドを発行する。細かい挙動はCPUが処理する辺りは、ポピュラスと同様である。

また、敵の将軍と会敵すると、その場で戦闘が発生する。

マップには各所に町が存在し、これを攻撃して武力で屈服させることで支配下に置くことができる。支配下にある町は、食料の生産、武器の生産、物資の貯蔵、徴兵などが行える。あまりに積極的に徴兵を行うと食料を生産する人員がいなくなり、深刻な食糧不足に陥る可能性があるので、加減が必要である。

副将軍

町を攻略した時に、新たな人材を得ることができる。これを副将軍と呼ぶ。兵士を割り当ててプレイヤーの将軍と同様に扱えるほか、スパイとして敵対する町に潜り込むことも可能。ただし、プレイヤーから副将軍への命令伝達は伝書鳩で行われるため、双方の距離に応じた若干のタイムラグが存在する。

コマンド

各コマンドには「積極度」を指定する必要がある。積極度1が25%、積極度2が50%、積極度3は100%を意味する。

移動
悪天候下では移動力が低下するほか、必要以上に物資を持っていても移動速度が低下する。ボートがあれば海を渡ることもできる。移動中に敵軍勢と会敵した時の対応には、積極度が関係する。
戦闘
他勢力の町や軍勢に戦闘をしかける。積極度次第で、退却の判定や、殺戮の度合いが異なる。例えば、町に対して積極度3で攻撃を仕掛けてしまうと、住民を皆殺しにしてしまう。
食糧貯蔵
将軍の所持している食料を、指定された場所に貯蔵する。町にも貯蔵が可能であり、町に潤沢な食料があれば、住民の信頼度が高まる。
食料調達
任意の地点に貯蔵した食料、あるいは町から食料を調達する。敵軍を撃破した時に落とす食料を拾うこともできる。
食糧供給
支配下の町や同盟勢力の町から、食料を集めて指定した地点に貯蔵する。とにかくそこら中からかき集めるので便利ではあるが、やや時間がかかる。
物資貯蔵
将軍の所持している物資を、指定された場所に貯蔵する。町にも貯蔵が可能である。余剰物資を所持していると進軍速度が落ちるため、その対策としての意味もある。
物資調達
任意の地点に貯蔵した物資、あるいは町から物資を調達する。
生産
町でボート武器を生産する。積極度と町の置かれた環境によって、生産される物資は異なる。なお、生産中は目的とするものの生産に専念し、食糧生産が行われない。
徴兵
町から兵士を得るが、町の食料生産が下がるり、増えた兵士の分だけ、軍隊の食料消費量が増える。
兵士分配
将軍や副将軍の間で、兵士の分配を行う。
解散
将軍や副将軍の隷下の兵士を、故郷に戻す。兵士の数が必要以上になった時に実行する。を持った兵を故郷にもどせば、その町での食料生産が向上する。
同盟
余剰物資を献上し、他勢力と同盟を結ぶ。同盟中の他勢力の町では、自勢力と同様に物資の調達が行えるが、徴兵や、羊を殺す行為を行うと、同盟は即座に解消される。
取引
他勢力の町に対して、食料と引き替えに物資を調達する取引をもちかける。特に同盟を結んでいる必要は無い。
撤退
軍隊を解散し、将軍、副将軍、兵は全て故郷に帰る。

物資

同盟の際に献上する。
住民が持っていると、食料生産が上がる。生産には木材が必要。
ボート
住民が持っていると、漁業を行い、食料生産が上がる場合がある。兵士が装備している場合には、海を渡ることができる。生産には木材が必要。
投石機
強力な範囲攻撃を行える。生産には木材が必要で、町に商人がいる必要がある。
大砲
投石機より強力な範囲攻撃を行える。生産には金属が必要で、町に商人がいる必要がある。
攻撃力は3。金属が必要。
攻撃力は2。木材が必要。
攻撃力は82。遠距離から攻撃ができるが、命中率は低い。生産には木材が必要。

  1. ^ a b c d e 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店、1993年8月1日、87頁。 
  2. ^ 前田尋之「Chapter 2 メガドライブソフトオールカタログ 1993年」『G-MOOK145 メガドライブパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2018年6月29日、114 - 139頁。ISBN 9784862977779 
  3. ^ Lesser, Hartley; Lesser, Patricia; Lesser, Kirk (April 1991). “The Role of Computers”. Dragon (168): 47–54. 
  4. ^ “Review Crew: Power Monger”. Electronic Gaming Monthly (EGM Media, LLC) (62): p. 36. (1994年9月) 
  5. ^ a b パワーモンガー 〜魔将の謀略〜 まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年11月23日閲覧。
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  9. ^ a b c d e f PowerMonger for Amiga (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年11月23日閲覧。
  10. ^ PowerMonger for DOS (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年11月23日閲覧。
  11. ^ a b c d e PowerMonger for Atari ST (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年11月23日閲覧。
  12. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、872頁、ASIN B00J16900U 
  13. ^ a b PowerMonger for Genesis (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年11月23日閲覧。
  14. ^ a b 「Chapter 06 1993年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、171頁。ISBN 9784872338805 
  15. ^ Staff (November 1991). “Computer Gaming World's 1991 Games of the Year Awards”. Computer Gaming World (Golden Empire Publications, Inc) (88): 38–40, 58. 
  16. ^ Amiga Power magazine issue 0, Future Publishing, May 1991






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