バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 16:32 UTC 版)
DVD
2002年に初発売された3部作セットのDVD(バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジーBOXセット)およびその再発版も含め、それ以降単品として販売されていたものは、劇場版・LDワイドスクリーン版とは画面に写る範囲(画角)が異なっている(ビデオやテレビ放送をふまえて、画面比4:3のテレビサイズで撮影し、公開時に画面上下をマスキングして横長の画面で上映するという方式をとっているため、撮影されていてもワイド版では見えなくなる部分がある)。そのため劇場版・LD版と比べて上にあがってしまっていたり、拡大されていたりする場面があった。初発売後に指摘・批判がなされ、希望者には郵送でオリジナルの画角のものと交換が行われている[16]。なお、その他のボックスセットおよび現在発売されている単品(品番UNPD-37604)は、既にオリジナルの画角に修正されたものが収録されている。
備考
- 2015年のレトロ喫茶「Cafe 80's」でビデオゲームをしようとしている画面手前の少年は、当時6歳のイライジャ・ウッド。
- デロリアンの車内をよく見ると、1955年でタイマーとして使った目覚まし時計がそのまま置かれている。
- ドクは若返りの手術を行っており、マーティが気付かないだろうとフェイスマスクをしていたが、これは前作の主な役が1955年のドクであり、今回は1985年のドクが主な役柄のため、特殊メイクの手間を省くためのものである。
- マーティJr.逮捕の記事を見ると「Martin McFly Junior」となっており、マーティの正式な名前が「マーティン・マクフライ」であることが分かる(マーティはマーティンの愛称)。
- 2015年で時計台の募金を申し出てきた人は1955年の時に肥やしに衝突したビフの車を修理した人である。名前は“テリー”。
- 2015年のマクフライ一家が住む住宅街「ヒルデイル」の看板には、「The Address of Success(人生の成功者の住む所)」というキャッチコピーが併記されているが、「Success」の4文字目の「c」が「K」に、6文字目の「s」が「R」にそれぞれ赤のスプレーの上書きで変えられており、「The Address of Suckers(ゲス共の住む所)」になっている。元々は高級住宅街であったヒルデイルが、2015年では犯罪多発地帯と化してしまっていることを示している。
- 2015年のマクフライ家のシーンに、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーがマーティの悪友のニードルス役で登場する(テレビ電話越しの相手)。
- ニードルスとの会話の直後に画面に登場する2015年のマーティの上司(映画内のテレビ字幕では“Occupation Supervisor”、つまり業務上の上司)の名前はイトウ・T・フジツウ(Fujitu, Ito T)。イトウが名、フジツウが姓で、妻が Siva という人物、子供がなくタイ料理好きでメキシコ・ビールが嫌い、会社を信条としていることが字幕から読み取れる。マーティは彼に対して「フジツウサン、コニチワー」と挨拶している。なおこれが実在の日本の会社富士通と関係しているのかは定かではないが、その後の1993年2月に富士通は、新発売のホビー用の低価格帯PCに「FM TOWNS マーティー」との名を付け発売している。
- マーティ達が2015年から1985年Aに戻る直前、タイムサーキットの出発時間が「NOV 12 1955 6:38(1955年11月12日午後6時38分)」と表示されており、デロリアンに乗った老ビフが1955年に向かった伏線になっている。
- 1985年Aの「HILL VALLEY(ヒルバレー)」の看板は、「HILL」の2文字目の「I」が「E」に黒のスプレーの上書きで変えられており、「HELL VALLEY(ヘルバレー)」になっている。
- 1985年Aでビフが観賞している映画は、クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』。作中で鉄板を防弾チョッキ代わりにするシーンは、パート3でマーティがビュフォード・タネンと決闘する際にパロディとして活かされている。音声は実際のものとは違い、新たに録音されたものが使われている。
- パート2から常時装備されることとなるデロリアンの電力発生装置「ミスターフュージョン」だが、KRUPSというドイツの会社が製作したコーヒー豆挽き機をそのまま小道具として設置している。
![](https://weblio.hs.llnwd.net/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F8%2F8a%2FBiffs_46_Ford.jpg%2F200px-Biffs_46_Ford.jpg)
- 前作パート1に引き続き1955年のビフが乗っている愛車は、1946年型フォード・スーパーデラックス(1941年式の改良型)。マーティとドクがデロリアンでビフを追跡する際に、「奴の車の上に降りて潰してやろう」と言ったマーティに対して「こっちが銀紙みたいに引き裂かれるぞ」とドクが難色を示したのは、ある意味柔軟な造りをしているデロリアン(強化プラスチックとステンレス)では、この年代の頑丈な車体に太刀打ちできないからというのが理由である。
- またこの場面で、デロリアンが超低空飛行をし、マーティがホバーボードに乗りながら、デロリアンからビフの車に乗り移るシーンに於いて、デロリアンの下をよく見ると、車輪がついているのがわかる(つまりこのシーンのデロリアンは撮影用に改造されたもので自走できず、カメラアングルに入らない後方から別の車に押されて撮影しているものと思われる)。
- スパイクが時計塔に突っ込むシーンはスタントウーマンが行ったが、そのスタントウーマンはシェリル・サンダース[17]。
注釈
- ^ 第1作の流用シーン。
- ^ a b 先週にPART1が放送された。
- ^ 前日にPART1、翌日にPART3が放送された。
- ^ a b c 先週にPART1、翌週にPART3が放送された。
- ^ 2019年12月30日にPART1、2020年1月3日にPART3が放送された。
- ^ 『プロ野球DRAMATIC BASEBALL2020「巨人×阪神 開幕戦」』の中継(17:50 - 21:04)が延長したため、10分繰り下げ。
- ^ 4Kレストア版をノーカット放送。
- ^ BSジャパン版は初回放送はカットし、視聴者の声を受けて再放送では導入されたが吹替作業が行われていなかった為、原音対応。
- ^ ゲイルの解説によると、グローヴァーがパート2の出演交渉で、フォックスの2倍のギャラを要求したため、話にならず降板したと語っている。一方グローヴァーは、後年のインタビューにおいて、「ボブ・ゲイルの話は全くのデタラメ。自分は他のメインキャストの半額以下のオファーしか受けず、悔しい思いをした。前作の俳優が戻ってくるとき、誰かが出演料でも犠牲にならなければいけなかった。僕は求められていないと感じた」と語っている[9]。
- ^ 『Still Waters Burn』は2008年2月にDVDとしてリリースされている。
出典
- ^ a b c “Back to the Future Part II (1989)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月11日閲覧。
- ^ “歴代ランキング - CINEMAランキング通信” (2016年3月28日). 2016年5月7日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去配給収入上位作品 (配給収入10億円以上番組) 1990年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月11日閲覧。
- ^ “ダークボのふきカエ偏愛録”. ふきカエル大作戦!!. 2018年6月1日閲覧。
- ^ “バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2”. BSジャパン. 2018年6月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “バック・トゥ・ザ・フューチャー 新録・吹き替え版”. ふきカエル大作戦!!. (2018年7月4日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ 佐々木優子 [@mikumamanari] (2020年6月18日). "番宣第二弾ゴメンなさい⋯". X(旧Twitter)より2022年7月14日閲覧。
- ^ 源 (2020年9月26日). “「バック・トゥ・ザ・フューチャー」<日曜洋画劇場>日本語吹替えバージョンを異例の劇場初公開!”. SCREEN ONLINE 2022年7月9日閲覧。
- ^ Mike Hickerson (2010年3月19日). “Glover Says Why He Was Left Out of “Back to the Future” Sequels” (英語). Slice of SciFi(英: Slice of SciFi). Film News. 2019年2月26日閲覧。
- ^ 二見書房刊『大怪獣ゴジラ99の謎』より
- ^ Magsurf[リンク切れ]
- ^ LEXUS SLIDE
- ^ 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のナイキ MAG発売、1500足限定でチャリティオークション
- ^ http://news.nike.com/news/nike-mag-2015
- ^ Michael Zennie, "Chicago Cubs Swept Out of Playoffs on the Day They Were Predicted to Win World Series in Back to the Future," People.com, October 22, 2015. 2015年10月22日閲覧。
- ^ http://www.disc-support.com/bttf/bttf_faq.html#08
- ^ “『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』スタントウーマン、元夫との銃撃戦で死亡”. シネマトゥデイ (2020年2月18日). 2022年7月2日閲覧。
固有名詞の分類
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のページへのリンク