ヌワラ・エリヤ 歴史

ヌワラ・エリヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/20 15:53 UTC 版)

歴史

ヌワラ・エリヤ近郊に位置する滝

ヌワラ・エリヤの町は、1846年に後にナイル川探検アルバート湖発見で知られることになるサミュエル・ベーカー英語版により設立された。この地域の冷涼な気候は、当時スリランカを支配していたイギリスの役人や入植者にとって素晴らしいものだった。

ヌワラ・エリヤは「リトル・イングランド」と呼ばれ、入植者達はこの地で鹿のハンティング、それにポロゴルフクリケット競馬を楽しんだ。今日でも多くの人が、特に花のシーズンの4月にこの地を訪れており、ポニーカートのレース、オート・ラリーが催されている。

ヌワラ・エリヤにはクイーン・コテージ英語版ゼネラル・ハウス英語版グランド・ホテル英語版ヒル・クラブ英語版、それに郵便局といった植民地時代の建築物が多く残されており、新たに建設されたホテルの多くも植民地風のスタイルになっている。またイギリス風の芝生や庭園を維持している個人住宅も多い。

気候

高地に位置することから、ヌワラ・エリヤはケッペンの気候区分西岸海洋性気候 (Cfb) に属す。年間の平均気温は16℃である。冬季の夜はとても寒くなり、霜が降りることもある。しかし日が昇ると気温も急速に上昇し、が発生する。

ヌワラ・エリヤの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 25.9
(78.6)
25.6
(78.1)
26.8
(80.2)
27.7
(81.9)
27.3
(81.1)
26.4
(79.5)
25.4
(77.7)
24.7
(76.5)
25.4
(77.7)
24.2
(75.6)
26.2
(79.2)
27.5
(81.5)
27.7
(81.9)
平均最高気温 °C°F 20.0
(68)
21.2
(70.2)
22.5
(72.5)
22.8
(73)
21.3
(70.3)
18.9
(66)
18.5
(65.3)
18.7
(65.7)
19.2
(66.6)
19.8
(67.6)
19.8
(67.6)
19.4
(66.9)
20.2
(68.4)
日平均気温 °C°F 14.7
(58.5)
15.3
(59.5)
16.3
(61.3)
17.1
(62.8)
17.1
(62.8)
16.1
(61)
15.7
(60.3)
15.7
(60.3)
15.7
(60.3)
15.8
(60.4)
15.6
(60.1)
15.2
(59.4)
15.9
(60.6)
平均最低気温 °C°F 9.4
(48.9)
9.4
(48.9)
10.2
(50.4)
11.4
(52.5)
12.8
(55)
13.3
(55.9)
12.8
(55)
12.7
(54.9)
12.3
(54.1)
11.9
(53.4)
11.5
(52.7)
11.0
(51.8)
11.6
(52.9)
最低気温記録 °C°F 1.2
(34.2)
0.4
(32.7)
1.1
(34)
4.4
(39.9)
7.8
(46)
8.7
(47.7)
2.3
(36.1)
8.4
(47.1)
7.2
(45)
5.1
(41.2)
2.4
(36.3)
1.9
(35.4)
0.4
(32.7)
降水量 mm (inch) 100.6
(3.961)
77.7
(3.059)
71.5
(2.815)
158.4
(6.236)
175.9
(6.925)
171.9
(6.768)
164.9
(6.492)
161.0
(6.339)
178.8
(7.039)
226.8
(8.929)
221.7
(8.728)
196.0
(7.717)
1,905.2
(75.008)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 8 7 8 13 13 16 17 16 15 18 17 15 163
湿度 75 67 65 73 87 84 84 84 83 83 82 85 79
出典1:世界気象機関[2]
出典2:NOAA[3]

言語

ヌワラ・エリヤでは主にシンハラ語タミル語が話される。その他英語もまた広く用いられている。




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