ナタリー・ポートマン 人物・エピソード

ナタリー・ポートマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 03:38 UTC 版)

人物・エピソード

『スター・ウォーズ』シリーズパドメ・アミダラ役に最も愛着があるという。それだけに、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では前二作に比べて出番が少ない(出演シーンが大幅にカットされた)ことがやや不満だったという。

キーラ・ナイトレイと容姿が似ており、キーラはその理由で『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のパドメの影武者(侍女サーベ)役を演じている。以降共演はないが、後にキーラは『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作を撮り終えた後、「今度ナタリーに会ったら3部作やり遂げたわねって握手しなきゃ」と語っている。

4歳からダンスレッスンを始めており、小学生の頃には腹筋が割れていた。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』では9メートル近い高さから落ちて地面に叩きつけられるなどのアクションシーンを代役なしで演じている。『ブラック・スワン』ではバレリーナ役を演じるために約1年間特訓し、バレエシーンを自身で演じたとされていたが、後にダンス・ダブル論争が起こり、物議を醸した。

8歳の頃からベジタリアンであり、食肉だけでなく、加工食品やゼラチンも食さない。菜食主義について、「9歳の時に鶏のレーザー手術のドキュメンタリーを観て以来、肉も魚も口にしていない。ただ動物が好きだから価値観に従うまでです。絶対に食しません。」と語る[12]

非常に礼儀正しいことで知られ、共演者や撮影スタッフ、裏方にまで挨拶を欠かさない[13]

デビュー時から米『ピープル』誌などから「究極」「絶世の美女」とも呼ばれ、注目を集め続けてきた[14]

6ヶ国語に精通している。英語ヘブライ語[15](後者は若干なまりがあると言われる)が母語で、それ以外にもフランス語ドイツ語を独学、アラビア語も学んでおり、流暢に話せる。また、米トークショー『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』において、同番組へゲスト出演する少し前にごく短い期間ではあるが学生として日本に留学しており、日常会話程度なら日本語も話せることを語っている。2013年の来日時にはさらに日本語に上達が見られた。

2008年の大統領選挙民主党内の予備選挙)においてヒラリー・クリントンを支持していたが、「オバマも好き」とも発言している[16]

恋多き女性であり、1999年にはルーカス・ハースと、2003年から2004年まではガエル・ガルシア・ベルナルと交際。その後もジェイク・ギレンホールヘイデン・クリステンセン等と交際、2005年にイスラエル人俳優リロン・レボと、2007年にはファッションブランド「Rag & Bone」の創始者のひとりで元モデルのネイサン・ボーグルと交際、2008年3月頃からはプロモーションビデオで共演したミュージシャンのデヴェンドラ・バンハートと交際を始めたが、同年9月には破局と報道された[17]。2010年12月、『ブラック・スワン』で共演したフランス人振付師のバンジャマン・ミルピエ(Benjamin Millepied)との婚約妊娠を発表[18]。2011年6月14日に男児(アレフ)を出産[19]、2012年8月に結婚した[20]。2016年9月に第2子を妊娠中であることが明らかになり、2017年2月に女児(アマリア)を出産した。2023年6月、夫のバンジャマンが25歳の環境活動家と不倫していると報じられた。ナタリーは子供たちのために夫婦関係の再構築をはかったものの、同年8月、破局し離婚にいたったと報道された。

喫煙者だったが、妊娠を契機に2010年12月31日付で卒煙を決意し、2011年以降は非喫煙者である。

好きな映画は『ダーティ・ダンシング』で、主演のパトリック・スウェイジのファン。他に好きな俳優はベン・キングズレー

自身のInstagramで好きな本を手に持ち、「#nataliesbookclub」とハッシュタグを付けて画像を投稿する読書家で、2020年12月11日には川上未映子の『夏物語』(英題『Breasts and Eggs』[23])を愛読書の1つとして紹介した[24]。ナタリーは「物事に正面から向き合うモダンな作品」で「現代の日本で女性がどういう存在なのか、私は川上さんの表現がとても好き」と感想を綴った[21]。翌2021年3月4日には川上との対談が実現し[25]、ナタリーのInstagramで公開された[26]

ハリウッドでは珍しい貧乳であり、自分でも自虐ネタにして笑いを誘うナタリー。『ブーリン家の姉妹』でグラマーで知られるスカーレット・ヨハンソンと共演した際、スカーレットに「発育不足ね」と言われて胸を触られてしまい、これをきっかけに2人は仲良くなった。[27]


  1. ^ a b Chris Heath. “The Private Life of Natalie Portman”. Rolling Stone. オリジナルの2006年5月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20060520134535/http://www.natalieportman.com/articles/nparticles_en.php?viewarticle=1&article_number=199 2006年5月11日閲覧。 
  2. ^ Peretz, Evgenia (2006年4月). “What Natalie Knows”. Vanity Fair. natalieportman.com. 2010年6月9日閲覧。
  3. ^ Natalie Portman Strikes Back”. 2009年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月6日閲覧。
  4. ^ Mary-Lea Cox (2006年3月31日). “Hollywood Star Leads Columbia Class in Discussion of Political Violence”. Columbia News. http://www.columbia.edu/cu/news/06/03/nataliePortman.html 2006年4月25日閲覧。 
  5. ^ Natalie Portman Pulls Out of Genesis Prize Ceremony in Israel Citing 'Recent Events'”. 2018年11月15日閲覧。
  6. ^ a b "Natalie Portman". Inside the Actors Studio. シーズン11. Episode 1101. 21 November 2004. Bravo。
  7. ^ Ryan, James (1996年2月25日). “UP AND COMING: Natalie Portman; Natalie Portman (Not Her Real Name)”. The New York Times. http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C04E5D81039F936A15751C0A960958260 
  8. ^ ディレクターズ・カット版のDVDは、本名の「Natalie Hershlag」と記載する。
  9. ^ キネマ旬報2005年12月号
  10. ^ https://theriver.jp/natalies-rap-2/
  11. ^ ナタリー・ポートマンのヌードが話題の短編映画がiTunesで配信! : 映画ニュース”. 映画.com. 2019年5月2日閲覧。
  12. ^ NCR2 (2008年1月4日). “ナタリー・ポートマン、映画を観て菜食主義に”. 2008年1月7日閲覧。
  13. ^ SCREEN 2012年9月号
  14. ^ キネマ旬報』2008年12月上旬号
  15. ^ 5 facts about Natalie Portman”. Something Jewish (2002年5月15日). 2006年5月9日閲覧。
  16. ^ The Hollywood Gossip (2008年3月6日). “Natalie Portman Supports Hillary Clinton”. 2008年8月4日閲覧。
  17. ^ MovieWalker (2008年9月27日). “ナタリー・ポートマン、ミュージシャンと破局”. 2008年9月27日閲覧。
  18. ^ “ナタリー・ポートマン、妊娠&婚約!お相手は『ブラック・スワン』の振付師”. シネマトゥデイ. (2010年12月28日). https://www.cinematoday.jp/news/N0029290 2013年3月22日閲覧。 
  19. ^ “ナタリー・ポートマンが第一子男児を出産!”. シネマトゥデイ. (2011年6月15日). https://www.cinematoday.jp/news/N0033059 2013年3月22日閲覧。 
  20. ^ “ナタリー・ポートマンが結婚!招待客約60人の家庭的な挙式!”. シネマトゥデイ. (2012年8月6日). https://www.cinematoday.jp/news/N0044749 2013年3月22日閲覧。 
  21. ^ a b FRaU編集部 (2020年12月24日). “川上未映子の小説を愛するナタリー・ポートマンが輝き続ける理由”. FRaU. 株式会社講談社. 2020年12月27日閲覧。
  22. ^ honto+インタビュー vol.32 川上未映子『夏物語』ほか”. honto. 大日本印刷株式会社 (2019年). 2021年2月13日閲覧。
  23. ^ 『Breasts and Eggs』を直訳すると“乳と卵”になるが、芥川賞を受賞した同名の小説『乳と卵』とは別作品[21]。『夏物語』は中編小説『乳と卵』を再編集・加筆した長編小説[22]
  24. ^ ナタリー・ポートマン (2020年12月11日). “「I love Kawakami’s depiction of what it is to be female today in Japan.」”. ナタリー・ポートマンInstagram. 2020年12月27日閲覧。
  25. ^ 川上未映子, ナタリー・ポートマン(構成/FRaUweb) (2021年3月8日). “川上未映子とナタリーポートマンが語りあった「女性の身体」の話 ─ 恋愛を通さずに女性の身体を考える”. FRaU. 株式会社講談社. 2021年3月8日閲覧。
  26. ^ ナタリー・ポートマン (2021年3月4日). “natalieportman「the incredible author of Breasts and Eggs…」”. ナタリー・ポートマン Instagram. 2021年3月8日閲覧。
  27. ^ 美しすぎてツラい!ナタリー・ポートマンを、若い頃から振り返ると…?”. MINE(マイン) (2022年7月6日). 2023年8月2日閲覧。
  28. ^ http://www.vogue.co.jp/celebrity/news/2015-02/06/natalie-portman
  29. ^ 22ND ANNUAL CRITICS’ CHOICE AWARDS”. 2016年12月13日閲覧。


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