ドン松五郎の生活
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映画
ドン松五郎の生活 | |
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監督 | 中田新一 |
脚本 | 中田新一 |
原作 | 井上ひさし |
音楽 |
川崎真弘 朝川朋之 |
主題歌 | 「夢色のメッセージ」西村知美 |
撮影 |
川上皓市 小林達比古 |
編集 | 川島章正 |
製作会社 |
プロジェクトエー 東和プロダクション |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 1986年3月21日 |
上映時間 | 102分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 6.2億円[6] |
次作 | ドン松五郎の大冒険 |
概要
1986年3月21日に東宝東和制作で公開された。脚本・監督は『海に降る雪』の中田新一、撮影は『ひとひらの雪』の川上皓市と小林達比古がそれぞれ担当した。西村知美のデビュー作品である。
キャスト(映画版)
- 松沢 きよし - 前田吟
- 松沢 圭子 - 西村知美
- 松沢 浩一 - 中島義実
- 松沢 久子 - 名取裕子
- 角田 ふさ - 岡田嘉子
- テレビ司会者 - 下絛アトム
- テレビ司会者・小山 - 前田武彦
- 和田評論家 - ミッキー安川
- 野山プロデューサー - 藤岡琢也
- 土屋(内閣調査室長) - 石橋蓮司
- 久保田(政治家秘書) - 高城淳一
- 岡崎 富子 - 塩沢とき
- 福山教授 - 小沢栄太郎
- 岡崎 満男 - ハナ肇
- ドン松五郎の声 - イルカ
- 山本昌平、二階堂千寿、新山真弓、福岡翼、神田隆、鈴木瑞穂、鈴木正幸、金子研三、長江英和、高橋利道、アゴ勇、掛田誠、大林丈史、水木薫、志賀圭二郎、千葉裕子、江藤漢、渡辺寛二 ほか
スタッフ(映画版)
- 監督・脚本:中田新一
- 原作:井上ひさし
- 企画:青島幸男、青野暉
- 製作者:二谷英明、石川洋
- 撮影:川上皓市、小林達比古
- 美術:松井敏行
- 音楽:川崎真弘、朝川朋之
- 録音:信岡実
- 照明:磯崎英範
- 編集:川島章正
- 助監督:森清和夫
- スチール:野上哲夫
- アニマルトレーナー:宮忠臣
- 犬担当助監督:天間敏広
- 音響効果:小島良雄
- ダイアローグコーチ:和田周
- 現像:東京現像所
- スタジオ:にっかつ撮影所
- プロデューサー:篠島継男
主題歌
逸話
- 本作がヒットすると、東宝東和から続編のオファーが監督の中田新一に来た。しかし、続編のエグゼクティブ・プロデューサー・二谷英明が、犬がハングライダーに乗ったりして大冒険をする話をしたいなどと提案した[7]。中田は犬を空に飛ばせたりしたら、怯えたり、苦しんだりする表情が必ず画面に映るし、『子猫物語』のチャトランのように死ぬかもしれないのでやらない方がいいと断った[7]。結局、続編『ドン松五郎の大冒険』は監督が交代、同作では犬をハーネスで縛り付けハングライダーで飛ばしている[7][8]。そのいきさつを聞いた当時の東映社長・岡田茂が「中田になんでもいいから一本撮らせろ」と中田を東映に呼んで[7]『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』との併映作『BE FREE!』を撮らせた[7]。岡田は「犬で大冒険なんて、やっちゃいかん」「二谷さんは俳優としてはAクラスだけどプロデューサーとしてはちょっとね」などと話していたという[7]。
- ^ 井上ひさし 『ドン松五郎の生活』、新潮社 - 2023年6月3日閲覧。
- ^ ドン松五郎の生活(新潮文庫)、新潮社 - 2023年6月3日閲覧。
- ^ 井上ひさし『巷談辞典』河出書房新社(河出文庫)、2013年、281頁。ISBN 978-4-309-41201-6。
- ^ ふたりはアニメ映画『アンデルセン物語』や『長靴をはいた猫』で関わった。井上は両作とも脚本(山元護久との共作)と主題歌・挿入歌の歌詞を担当。
- ^ 一部のパンフレットでは松五郎役は堺正章と記載されていたが、健康上の理由で降板している。出典:1983年2月9日付中国新聞8面に掲載の日本生命広告
- ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報』1987年(昭和62年)2月下旬号、キネマ旬報社、1987年、129頁。
- ^ a b c d e f 中田新一『奔れ! 助監督〜奮闘昭和映画史〜』早稲田出版、2010年、202-205頁。ISBN 978-4-89827-371-5。
- ^ POPPOの撮影隊 思い出話 ドン松五郎の大冒険
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