データベーススペシャリスト試験 形式

データベーススペシャリスト試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 13:25 UTC 版)

形式

午前I

試験時間50分。四肢択一式(マークシート使用)で30問出題され全問解答。他の高度情報処理技術者試験と共通のスキルレベル3相当で、データベースとは関連が薄い「情報化と経営」、「システム監査」等も含めた全分野の問題が出題される。満点の60%を基準点とし、基準点以上で午前I試験通過となる。基準点に達しなかった場合は不合格で、午前II・午後I・午後IIは採点されない。

午前II

試験時間40分。四肢択一式(マークシート使用)で25問出題され全問解答。データベース関連問題(レベル4)が中心であるが、「コンピュータシステム」「情報セキュリティ」「開発技術」のレベル3も試験対象である。満点の60%を基準点とし、基準点以上で午前II試験通過となる。基準点に達しなかった場合は不合格で、午後I・午後IIは採点されない。

例年、データベース分野から20問程度、その他関連領域から5問程度出題される。

情報セキュリティ」はデータベースセキュリティやアプリケーションセキュリティに関する内容を中心に出題される[5]2020年度(令和2年度)の試験より、「情報セキュリティ」はスキルレベル4かつ重点分野に引き上げられる予定である[6][7]

データベーススペシャリスト試験の午前I試験および午前II試験の出題範囲
分類 午前Iと午前IIの両方で出題される領域
特に午前IIではスキルレベル4かつ重点分野
午前Iと午前IIの両方で出題される領域
スキルレベル3
午前Iでのみ出題される領域(午前IIでは対象外)
スキルレベル3
テクノロジ系
  • データベース
  • 情報セキュリティ(データベースセキュリティ、アプリケーションセキュリティなど):2020年度(令和2年度)よりスキルレベル4かつ重点分野に引き上げられる。
マネジメント系
ストラテジ系
午後I

試験時間90分。データベース基礎理論、データベース設計、DBMSの保守・運用など中規模の問題が3問出題され、2問を選択して解答。満点の60%を基準点とし、基準点以上で午後I試験通過となる。基準点に達しなかった場合は不合格で、午後IIは採点されない。

午後II

試験時間120分。業務分析からデータベース設計、運用(パフォーマンスチューニングを含む)までを扱う事例解析問題が2問出題され1問を選択して解答する。満点の60%を基準点とし、基準点以上で最終的に合格となる。基準点に達しなかった場合は不合格。

科目免除

下記の試験に合格又は基準点を得れば2年間、午前Iの科目免除が受けられる。

  • 応用情報技術者試験に合格すること。
  • いずれかの高度情報処理技術者試験に合格すること。
  • 情報処理安全確保支援士試験に合格すること。
  • いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上を得ること。
  • 情報処理安全確保支援士試験の午前Iに基準点以上を得ること。







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