デジモンアドベンチャーの登場キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 03:49 UTC 版)
エテモン編のデジモン
エテモン軍団
- エテモン
- 声 - 増谷康紀
- 第15 - 20、46、47、53話に登場
- 完全体・パペット型デジモン・ウィルス種。
- サーバ大陸にダークネットワークを張り巡らして、支配していた。砂漠の逆ピラミッドに基地を持つ。
- ガジモンなど、動物型デジモンを多く部下に持つ。
- 「笑天門」と書かれたトレーラーに乗り、モノクロモンに引かせている。性格は傍若無人だが、オカマ口調でマヌケな面もありどこか憎めない存在。歌うのが好きだが、部下たちはエテモンが歌を歌うのを嫌がっている。
- 幾度となく選ばれし子供たちを追い詰めてきたが、子供たちとの決戦では、ナノモンの陰謀により暗黒のネットワークの中心部に吸収されそうになるが、逆に取り込んでしまい巨大なデジモンと化す(PSPゲーム版では「エテモンカオス」と表記)。だが、太一の正しい勇気で進化を遂げたメタルグレイモンに圧倒され、聖なる力を纏い放ったギガデストロイヤーを受け敗北し、その影響で発生したブラックホールに吸い込まれ、暗黒の世界に飛ばされる。
- しかし後に子供たちに復讐するために、究極体メタルエテモンとして復活。別行動をとっていた丈とミミを襲撃し、クロンデジゾイド製のメタルボディでレオモンやズドモンの攻撃を受け流すも、同じくズドモンのクロンデジゾイド製のハンマーによる一撃で胸に穴を穿たれ、サーベルレオモンの必殺技でその穴から貫かれ、自身の敗北を認められないまま消散した。
- 必殺技はエテモン時は「ラブセレナーデ」と「ダークスピリッツ」、メタルエテモン時は「バナナスリップ」と「No.1パンチ」と「へこきアタック」と「フルメタルヒップアタック」と「ダークスピリッツ・デラックス」。
- 『:』では第43、64、67話に登場。声は初代と同じだが、こちらでは善良なデジモンになっている。キング・オブ・デジモンの座を巡り、森の中でライバルのボルケーモンと争っていた。ボルケーモンと共に太一たちを倒そうとしてきたが、ポンチョモンに敗れ、さらなる修行を誓う。
- ガジモン
- 声 - 菊池正美、風間勇刀、平田広明、櫻井孝宏、小林由美子、菊池こころ(PSPゲーム版)
- 第15 - 20、22話に登場
- 成長期・哺乳類型デジモン・ウィルス種。
- エテモンの統治地域のあちこちに同種がいる。ダークネットワークの暴走の際、ほとんどが巻き添えになった。
- 第22話では二体のみが生還しており、お互いでどうやってエテモンの敵を討とうかどうか相談していたが、そもそも戦闘は本業ではない上に、彼らの強さに「自分たちの力では到底無理」、「こき使われていただけだから、そこまで義理立てすることない」という理由で断念。その後道端に生えていた忘れキノコを食べて今までの記憶を忘れてしまった(これを見たピコデビモンがタケルに食べさせようとしたこともあったが、空のおかげで失敗に終わった)。
- 必殺技は「パラライズブレス」。
- PSPゲーム版ではデジワン・グランプリの審査員としてエテモンの部下とは別個体が登場。現実世界に二体現れヤマトの荷物(父に届ける書類と弁当)を奪おうとし、書類は無事だったが弁当は中身がぐちゃぐちゃになってしまう。
- 『:』では第43話に複数体登場。エテモンのライブで盛り上がっていた。
- コカトリモン
- 声 - 園部啓一、平田広明(第23話)、楠大典(PSPゲーム版)
- 第17、23話に登場
- 成熟期・巨鳥型デジモン・データ種。
- 羽が退化して飛べないのが悩みの種。名古屋弁で話す。最初は船長に化けており、不意を突いてアグモンたちを石に変え、太一たちを日干しにして干物にしようとした。石にしたパートナーは漬物石にする予定だった。
- 太一と丈の紋章を奪い、逃走していた空とミミに襲い掛かるもトゲモンとバードラモンに敗れ紋章を奪還される。最期は船を操縦して子供たちに襲い掛かるも、ミミが本物であることを見抜いた巨大サボテンに跳ね返った船にケーブルから電気が漏れ、爆死した。
- 第23話では別個体がデジタマモンのレストランの客として登場。
- 必殺技は「ペトラファイアー」。
- モノクロモン
- 第15、16、18 - 20話に登場
- 成熟期・鎧竜型デジモン・データ種。
- 言葉は喋れない。戦闘用だけでなく、エテモンの乗り物を引っ張る役目も受け持つ。ダークネットワークの暴走の際、巻き添えとなった。
- ファイル島にも登場しており、第3話で縄張り争いをしていた。
- 必殺技は「ヴォルケーノストライク」。
- 『:』では第28話に登場。ヤマトの前に複数体現れるが、ワーガルルモンによって敗れる。
- ティラノモン
- 第18、20、21、39、54話に登場
- 成熟期・恐竜型デジモン・データ種。
- 戦闘用で、言葉は喋れない。進化できるようになったグレイモンに敗れる。ダークネットワークの暴走の際、巻き添えとなった。
- PSPゲーム版では現実世界で家族団欒中のミミの前に現れた。
- 『:』では第47話に登場。ガオスモンの弟分で、当初はローブを纏って隠れていた。正体を現した後はグレイモンと闘い敗れる。
- グレイモン
- 第16話に登場
- 成熟期・恐竜型デジモン・ワクチン種。
- グレイモンの同族(ただしタケルは偽物と呼んでいた)で首に黒いケーブルが巻かれている。言葉は喋れない。
- 無理な食事で動きが鈍くなっていた太一のグレイモンを圧倒するが、太一の間違った勇気で暗黒進化したスカルグレイモンの「グラウンド・ゼロ」を受け敗れる。
- 必殺技は「メガフレイム」。
その他(エテモン編)
- スカルグレイモン
- 第16話に登場
- 完全体・アンデッド型デジモン・ウィルス種。
- 紋章を手に入れた太一のアグモンがパートナーの焦りと無謀による間違った勇気によって暗黒進化した姿。
- 完全に意思を失っており、周りの者を全て敵とみなし、言葉を発さないどころか、太一の指示すら聞こえなくなる。最後はエネルギー切れによって、コロモンの姿に退化する。
- 太一とアグモンはこの件で進化に不安を抱くが、ピッコロモンに課せられた修行で自信を取り戻す。その後、第45話で間違った勇気によるものと気づいた。
- 当初から太一たちに「間違った進化」と言われていたが、最終回にてゲンナイがこの件に関して「間違った方向によって進化したもので、進化に正しいも間違いもない」と語っている。
- 必殺技は「グラウンド・ゼロ」。
- PSPゲーム版ではこれとは別のスカルグレイモンが登場しており、新しい骨を獲りに来たオーガモンと子供たちが対戦した。
- ナノモン
- 声 - 宇垣秀成(本編)、白川周作(PSP版ゲーム) / 金元寿子
- 第19、20話に登場
- 完全体・マシーン型デジモン・ウィルス種。
- 高度な頭脳を持ち、目的のためなら手段を選ばない。過去にエテモンと戦って破れ、記憶のほとんどを失ってしまう。それ以来、エテモンに復讐することだけを考えている。
- 体の自由を奪われた上で、エテモンのネットワークに利用されていたが、子供たちを利用して脱出。この行動をエテモンに見透かされお仕置きされそうになるも、最後の手段として暗黒のネットワークにエテモンを道連れにしようとして、共に落ちて死亡した。しかし、エテモンは暗黒のネットワークを逆に取り込んでしまい、メタルエテモンとして復活する結果となってしまう。
- 必殺技は「プラグボム」。
- 『:』では第59話に登場。ガーベモンの研究仲間で、ガーベモンから光子郎の話を聞き、ずっと会いたいと思っていた。サウンドバードモンに操られ、自分と光子郎のどちらが真の知識の使い手かを決めるべく、ホエーモンを人質に取って謎解きゲームを仕掛けた。
- 偽空
- 第20話に登場
- エテモンに復讐するためにナノモンが作った空のコピー。目にハイライトがないところを除けば本物そっくりである。
- 聖なるデバイスと紋章を身に着けさせてコピーを本物にしようとするが、太一によって空を救出された挙句、デバイスと紋章を奪還され失敗し、その後ナノモンによって削除された。
- PSPゲーム版では削除されずそのまま放置されていた。
- パグモン
- 声 - 竹内順子、溝脇しほみ、天神有海、儀武ゆう子、斉藤貴美子(PSP版ゲーム)
- 第15話に登場
- 幼年期II・レッサー型デジモン。
- 群れをなす悪いデジモン。コロモンの村を乗っ取っていた。その後は太一たちにバレてしまい、慌てて逃げ出す。
- コロモン
- 声 - 山口眞弓、小西寛子(本編)、小島幸子(PSPゲーム版)
- 第15話に登場
- 幼年期II・レッサー型デジモン。
- パグモンに捕まったが、太一たちのお陰で助けられる。
- PSPゲーム版ではスカルグレイモンとの件で太一を元気づける薬を調合したり、傷ついた状態で子供たちに助けを求めたりしていた。
- ボタモン
- 第15話に登場
- 幼年期I・スライム型デジモン。
注釈
- ^ 藤田は2018年に死去したため、『共闘ことばRPG コトダマン』でのコラボイベントなど[1]、初代準拠の作品でもリブート版の三瓶が起用されている。
- ^ 第22話でピコデビモンに自己紹介をした時に「ぼく」と言ったことがある(PSP版では「オレ」と言っている)。劇場版1作の幼少期においても「ぼく」になっている。『:』の幼少期でも 「オレ」のままになっている。
- ^ なおデジモンワールドでは、現実世界の1分が1日だったため、太一が戻ってきた時は2か月が経っていた。
- ^ 『ゴーストゲーム』での第30話でも、荒巻カヨノは、宙のパートナーデジモンであるガンマモンと一度だけ衝突しているものの、『無印』のヤマトとは違い、自分の内面と戦うようになったことがない。
- ^ 水谷は2016年に死去したため、『共闘ことばRPG コトダマン』でのコラボイベントなど[1]、初代準拠の作品でもリブート版の白石が起用されている。
- ^ 劇場版第2作では誕生日が3月近辺の早生まれとされていることから、5年生の夏休みの段階では10歳である。
- ^ 華道の家元である母親に女子サッカーチームに所属していたころ、足の怪我を心配して止められるが、それを家元の後継ぎとしか見られていないと勘違いしてしまった上に肝心な試合に間に合わず、チームは惨敗したことで居場所をなくし、脱退することになった。
- ^ デジタルワールドでは動作する場所が限られていた。
- ^ 裏を返せば、家庭のトラブルや進路などの悩みが一切無い最も普通の子供らしいともいえる。
- ^ 小説版によると担任教師の勧めと班長に選ばれた責任から参加。
- ^ 第7話では太一とヤマトの口喧嘩で感情的になり「オレ」と言った。
- ^ 「テストができるよくできる。あら不思議よくできる。100点満点大喜び」を逆読みしたもの。
- ^ 本来の担当はミミであった。元々は人間用の予定だったが、直後のシェルモンとの戦闘が原因でデジモンのエネルギー補給にも用いられ、第11話では漂流中にゴマモンが全部食べてしまった。
- ^ ただし、血を見ただけで気絶するようなタイプであるために医者には向いていないのではないかと兄のシンには心配されている。PSPゲーム版では貧血にはなるが血を見ても気絶しなくなった。
- ^ 小説版ではタケルが父と兄の暮らすマンションに泊まりに来た時に、子供会のキャンプの知らせを見たタケルが一緒に行きたいと言い出したことから父親が取り計らったことが描かれている。
- ^ 小説版によると三軒茶屋のマンション暮らし。
- ^ 『:』での第38話の終盤でタケルがぺガスモンに乗ってヤマトを迎えに来たという。
- ^ 『:』での第61話にて初めていざという時の勇気を絞った時もあった。
- ^ 小説版ではぶり返した描写はない。
- ^ 成長期から直接究極体に進化し、その過程である成熟期・完全体が飛ばされるため。
- ^ パタモンは天使の羽、パルモンは緑、テントモンは紫と、パートナーの紋章の色とは補色とも、お互いに交換しあったとも言えるような形となっている。
- ^ 今作の第53話、第54話と『:』では成長期に退化している。
- ^ 『アドベンチャー』で暗黒進化したスカルグレイモンとは異なり、『:』で暗黒進化したムゲンドラモンはデビモンと同様な姿になっている。
- ^ ウィルス種であるが、暗黒進化ではなく理性を保ったままの究極進化が可能。光子郎曰く「環境に適応した進化」。
- ^ また、2021明治安田生命J1リーグの第17節にて川崎対鹿島戦の始球式で登場している。
- ^ ただし光子郎を「光子郎はん」と呼んだのは第4話から。
- ^ 『tri.』・『:』を除き、溝脇しほみ名義。
- ^ a b ただし、デジメンタル無しの通常進化。可能性は低いもののアーマー体への通常進化は可能。
- ^ 『tri.』で暗黒進化したオファニモン:フォールダウンモードとは異なり、『:』でダークナイトモンに変貌したテイルモンは『テイマーズ』で暗黒進化したメギドラモンと同様な怖いデジモンになっている。
- ^ しかし、『:』ではこのような性格はなかった。
- ^ くすぐったり殴ったりすると、人形と同じダメージを当人が受けてしまう。
- ^ 当のタケルとしては、その場凌ぎの手段であった。
- ^ 西村は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた(こちらでの一人称は「ボク」)。
- ^ 真田は『デジモンクロスウォーズ』(第2期である『悪のデスジェネラルと七つの王国』まで)でも同じ役を演じていた。
- ^ デスモンは「デジモンウェブドット絵コンテスト」で入賞し採用されたもの。
- ^ 曜日をモチーフとした六人の魔将軍で構成された組織で、各々が特定の種族のデジモンの扱いに手慣れた戦闘のプロフェッショナル。ドルビックモン(究極体・竜人型デジモン・ウィルス種)、ネオヴァンデモン(究極体・アンデッド型デジモン・ウィルス種)、ザミエールモン(完全体・魔人型デジモン・データ種)、スプラッシュモン、オレーグモン(後に本編第60話、第64話、第67話(最終話)で登場する)、グラビモン(後に本編第61話、第64話で登場する)が所属する。
- ^ 前述したビッグデスターズのメンバーに加えオリンポス十二神族のアポロモンも所属する。後にオレーグモンとアポロモンが復活後に離反する。
- ^ 白石は『デジモンクロスウォーズ〜時を駆ける少年ハンターたち〜』でも同じ役を演じていた。
- ^ 塩屋は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた。
- ^ 掛け声である「ガッポガッポ! ビバ、オレーグナ!」(本人曰く「聞けば誰でも俺様に跪く魔法の呪文」)は出さず、敵に対して少しふざけた態度を見せたり(ただし、冷酷かつ残酷な一面も見せることもある)、左目をウインクする仕草や、海に入ると沈んでしまうという弱点(超重量級の鎧で覆われているためであり、この弱点はスルトとヨルムンガンドを呼び出し引き揚げることでカバーされている)を見せなかった。
- ^ 今野は『デジモンクロスウォーズ』(第2期である『悪のデスジェネラルと七つの王国』まで)でも同じ役を演じていた。
- ^ 速水は『デジモンクロスウォーズ』(第3期『時を駆ける少年ハンターたち』まで)でも同じ役を演じていた。
- ^ 桑島は『デジモンクロスウォーズ』(第3期『時を駆ける少年ハンターたち』まで)でも同じ役を演じていた。
- ^ 中原は『デジモンクロスウォーズ〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』でも同じ役を演じていた。
- ^ ヴァルキリモンは「デジモンウェブドット絵コンテスト」で入賞し採用されたもの。
- ^ ただし、第31話ではアグモンがウォーグレイモン、第45話ではガブモンがメタルガルルモン、第52話ではピヨモンがホウオウモン、第55話ではパルモンがロゼモン、第59話ではテントモンがヘラクルカブテリモン、第60話ではゴマモンがヴァイクモン、第64話ではパタモンがセラフィモン、第65話ではテイルモンがオファニモンの紹介の時も勝手に担当することがあった。
出典
- ^ a b c d “『コトダマン』×『デジモンアドベンチャー』コラボ開催!!”. 【公式】共闘ことばRPG コトダマン. MIXI (2023年10月25日). 2023年10月25日閲覧。
- ^ 小説版1巻p87より。
- ^ アニメ第31話より。
- ^ “デジモンアドベンチャー テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」角銅監督からのスペシャルコメント!!”. バンダイナムコゲームス公式サイト. バンダイナムコエンターテインメント. 2020年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月17日閲覧。
- ^ 「新作『デジモン』キャスト17人公開、人物キャラの声優一新 八神太一役を三瓶由布子」『ORICON NEWS』ORICON、2020年3月17日。2020年3月17日閲覧。オリジナルの2020年3月18日時点におけるアーカイブ。
- ^ デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Blu-ray BOX初回限定特典のCDドラマ
- ^ “アポカリモン | デジモン図鑑”. デジモンウェブ | デジモン公式総合サイト. 2020年2月4日閲覧。
- ^ “アニメ「デジモンアドベンチャー:」公式”. Twitter (2021年2月6日). 2021年3月11日閲覧。
- ^ 第21話でのデジ文字で判明。
- ^ “「デジモンアドベンチャー:」は4月5日スタート、フジ生田アナも出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年3月6日). 2020年3月19日閲覧。
- デジモンアドベンチャーの登場キャラクターのページへのリンク