ティルヴァッルヴァル ティルヴァッルヴァルの概要

ティルヴァッルヴァル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/14 13:43 UTC 版)

カンニヤークマリにあるティルヴァッルヴァル像

ティルヴァッルヴァルは、「法(アラム)」、「財(ポルル)」、「愛(カーマム)」の三篇をテーマにした箴言詩集『ティルックラル』を書いた。この三つはサンスクリットのダルマ、アルタ、カーマに相当し、アーリヤ文化における人生の三大目標を指す。この三大目標を一書にまとめて扱った初の文芸作品が『ティルックラル』である。

『ティルックラル』はタミル地方の人々に愛好され、インド国内をはじめ30以上の言語に訳され、ティルヴァッルヴァルを讃える歌集『ティルヴァッルヴァマーライ』も作られた。しかし、作者のティルヴァッルヴァル本人の生涯については不明な点が多く、いくつかの伝説が残っている。『ティルックラル』の内容から、古代のマドゥライを中心としたサンガム文学や、『マヌ法典』や『実利論』などサンスクリット語の文献に通じていることがわかる。

日本語訳著作

  • 『ティルックラル―古代タミルの箴言集』 高橋孝信訳〈平凡社東洋文庫〉、1999年。

出典・脚注

  • 高橋孝信『ティルックラル』解説

脚注

関連項目

外部リンク




「ティルヴァッルヴァル」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ティルヴァッルヴァル」の関連用語

ティルヴァッルヴァルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ティルヴァッルヴァルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのティルヴァッルヴァル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS