ダン・ピント ダン・ピントの概要

ダン・ピント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 18:35 UTC 版)

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ダン・ピント
ミニモーグとヤマハCP-80を演奏するダン・ピント
基本情報
生誕 (1960-12-08) 1960年12月8日(59歳)
ニューアーク
出身地 ニュージャージー州
ジャンル フュージョン, プログレッシブ・ロック, 映画音楽, サウンドトラック, ニューエイジ
職業 作曲家, ピアニスト, キーボーディスト, ドラマー, 打楽器, 音楽プロデューサー, レコーディング・エンジニア
活動期間 1974年–現在
レーベル Eclectic Sound
公式サイト www.danpintomusic.com

演奏経歴

ダン・ピントは1974年からロックンロールのドラマーとして活動を開始し[2]、まもなく他の打楽器やキーボードも演奏するようになった。作曲家として成功する前に、ピアノの演奏も手がけている。楽器演奏はすべて独学である[3]。ピントはすぐに電子キーボードも手がけるようになった。その後はライブでもスタジオレコーディングでも、電子楽器とそれ以外の楽器をほぼ同じ位の頻度で扱うようになった。ピントがひとつの楽器だけを演奏するのは非常に珍しい。これまでの経歴のほぼ全て、マルチプレイヤーとして活躍している。

作曲活動

活動当初の1970年代は、キーボードを使っての当時流行のプログレッシブ・ロック作曲が中心だった。この時の経験が、後にオーケストラ音楽を手がけるようになってからも生かされた。また、ピントの父が8ミリビデオで撮影したピントの子供時代の映像が、後に映画音楽を手がける大きなきっかけになっている[4]。これらを基礎にして、ピントは映画やサウンドトラックのために、ロックとジャズの前衛的フュージョン音楽を作っている。ピントの音楽は、AT&TCNN、BMW、RCAなどを通じて配信された[5]。2006年、ピントは「Ivory Towers」のCDが記録的に売れたことで、ニューエイジ・ミュージックの作曲家としてJust Plain Folks Music Awardsで「Instrumental Song of the Year」最高賞を獲得している[6]。また、2008年の「Anomalies」では前衛ジャズ音楽と映画音楽を見事に融和させている[7]

演奏活動

ピントがオリジナル曲を作り始めた4年後の1981年、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ前座として、前衛ロックバンド「ジュース」のキーボード、ドラム担当としてWDHAの放送ライブに出演した。このキーボード演奏はかなりの注目を集めたが、この時のピントの担当楽器はドラムであった[8]。当時販売されたCD「3 Point Play」でも、デイブ・ラルー (Dave LaRueディキシー・ドレッグススティーヴ・モーズ・バンドとの競演でドラマーとして出演している[9]。1998年にニューヨークのRitzでレコーディングされたWainWave MusicのライブCD「Doug Wain」では、キーボードで出演している[10]。ピントはMCAのレコーディングアーティストTrixterともライブ演奏を行っている[5]

使用楽器

ダン・ピントの使用楽器は大きく2つに分かれる。まず打楽器に関して[2]、ドラムはパールをベースにジルジャンパイステセイビアン (Sabianのシンバルを組み合わせている。また、ラディックベルテンプル・ブロック、スリンガーランド (Slingerlandティンバレスパイステゴングも使用している。

次に電子楽器に関して、ピントが最初に購入した電子キーボードはモーグのミニモーグシンセサイザーであり、後に同社のリボン・コントローラー (Ribbon controller、電子ドラムを買い足していった。さらにオーバーハイムローランドのシンセサイザー、コルグのキーボードを経験した後、カールワイツのキーボードに落ち着いた。また、ヤマハCP-80やローランドのRD-1000も使用している[11]




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