ダイアクロン 漫画版

ダイアクロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 16:42 UTC 版)

漫画版

1980年3月号から1982年2月号まで連載。玩具発売より前に連載が開始されており、設定や物語展開が大きく異なっている。
1983年3月号から8月号まで連載。『チェンジ戦隊カーロボット』というタイトルで、ダイアクロンの名称は劇中に登場しない。その名の通り、カーロボットの活躍を中心とした物語展開が行われていた。

DIACLONE ESSAY

「DIACLONE ESSAY」は1980年代前半に、タカラが発行していたホビー雑誌『デュアルマガジン』のNo.11からNo.12で掲載されたダイアクロンの特集記事。中原れい幡池裕行によるイメージイラストや設定に関する緻密な考証が話題を呼んだ。

トランスフォーマーでの転用とオマージュ

本シリーズの玩具は1984年から展開されたハズブロの『トランスフォーマー』シリーズに転用された。日本でも1985年より『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のタイトルでアニメ放送および玩具展開が行われた。玩具はダイアクロン版から隊員が削除され、カラーリングが変更されている商品も多い。

また、1990年に展開された『トランスフォーマーZ』はダイアクロン同様、基地とマイクロトランスフォーマーの連携が基本の遊び方となっている。その際にビッグパワードやコズモローラー等を参考にプレイバリューや変形機構が検討されており、「攻撃参謀ソニックボンバー」の変形時に首がせり出すぜんまいギミックは2016年版ダイアバトルスV2に引き継がれている[24]

更に「総司令官ダイアトラス」ら3体のロボットが合体する超巨大戦艦の名称が『ビッグパワード』である点や、続編の『トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイ』の「グランダス」の通称が『ロボットベース』である事など度々ダイアクロンのオマージュが見られる[12]


注釈

  1. ^ 社内用商品企画書には1/80スケールと記載されている[5]。また、1981年発売の製品に封入されたパンフレットでは1/72と表記されている[6]。なお、ロボットベースは設定上の全長31m[7]に対して実寸が約45cm[8][9]であり1/72に相当している。1982年頃のパンフレット[10]及びプラモデル版パッケージ[11]では1/60表記となっている。
  2. ^ カーロボットのスケールは約1/43[2]
  3. ^ その際にダイアクロン用に企画されたもの数種が「メトロフレックス」や「合体戦士スペリオン」等としてトランスフォーマーに組み込まれている[12]
  4. ^ フェライト磁石を極限まで小型化したものを足に取り付けている。このような仕様になっているのは、当時の技術では足に内蔵できるほど小型で強力な磁石が存在しなかったためである(ネオジム磁石はシリーズ開始から4年後の1984年に発明されている)。
  5. ^ 企画段階では背中にも磁石を埋め込む予定だった[15]
  6. ^ 「ストライクバッファロー<ムーンアサルター>」以降に登場した女性隊員やVer.2.0タイプでは更に首の可動も追加。
  7. ^ ダイアバトルスシリーズには必ずバイクが1台同梱されている。
  8. ^ 限定発売された「ダイアバトルスV2 ヘッドユニットコレクション」と交換することで頭部も赤青カラーの宇宙機動タイプにすることができる。
  9. ^ TYPE.Eには付属しない。
  10. ^ ただしジョイント位置の関係状、そのままでは第一世代用オプションパーツが取り付けられない場合がある(拡張ジョイントを使用すればある程度解消できる)。
  11. ^ 後述のワルダロス<ギガンター>と同等。
  12. ^ 後述するヴァースライザー付属Vムーバー01~03のようなビークルモード変形用拡張パーツは付属しない。
  13. ^ Vムーバー02付属品と同型の四輪バギー変形用拡張パーツが付属。
  14. ^ <デストロイヤー>付属品と同型。
  15. ^ 概ね15cm前後。
  16. ^ 「二輪戦闘車/強襲ボレットセット」以降に登場したレイドセプター型二輪戦闘車は収容不可。
  17. ^ それぞれダイアバトルスV2とトライダッシャー付属品と同型。
  18. ^ 概ね10cm前後。
  19. ^ 内訳は旧シリーズ「ダイアトレイン」の小型版となる偵察機「ダイアファイター/S」、「搭載マシンセット」付属品と同仕様の装甲車「コズモローラー/D」、ボレットコアに変形可能な戦闘機「ベースファイター」×2、先端に掘削ドリルが付いた装軌式地底ドローン「ジオダイバー」×2。
  20. ^ 内訳は小型ジェット機「スカイランサー」×1、小型ヘリ「ヘリスカウト」×1、6人乗り小型シャトル「クラウドアーク」×1、天面の副艦橋と連結する攻撃機「クラウドガンナー」×1。
  21. ^ 腕部の造形によって諜報・収奪戦略タイプと格闘特化タイプの2種類がある。
  22. ^ 全高の上がったビッグパワードGV<ヴァースキャリバー>とは同等。
  23. ^ 二つのサイトに掲載されている内容は同一。また「No.01超神合体バトルスグリッドマン」にも同小説を掲載した小冊子が同封されている。

出典

  1. ^ a b c ダイアクロンとは”. ダイアクロン オフィシャルサイト. タカラトミー. 2020年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c d ダイアクロンワールドガイド P104
  3. ^ 徳間書店出版『ビクトリー伝説』より。
  4. ^ タカラSFランドエヴォリューション「変身サイボーグ」の後継者たち P16
  5. ^ ダイアクロンワールドガイド P102
  6. ^ フィギュア王No.213 P28
  7. ^ ダイアクロンワールドガイド P44
  8. ^ ダイアクロンワールドガイドNEXT P102
  9. ^ スターログ日本版 1980年9月号 P99
  10. ^ フィギュア王No.213 P29
  11. ^ フィギュア王No.213 P41
  12. ^ a b ダイアクロンワールドガイド P105
  13. ^ ダイアクロンワールドガイド P111
  14. ^ ダイアクロンワールドガイド P90
  15. ^ ダイアクロンワールドガイド P98
  16. ^ ダイアクロンワールドガイド P92
  17. ^ タカラSFランドエヴォリューション「変身サイボーグ」の後継者たち P21
  18. ^ タカラトミーの『ダイアクロン』シリーズ「DA-65 バトルコンボイV-MAX」の開発経緯に迫る!玩具デザイナー・高谷元基さんインタビュー・前編〈バトルコンボイ V-MAX:誕生編〉”. 電撃ホビーウェブ. 2021年6月18日閲覧。
  19. ^ ダイアクロンワールドガイド P110
  20. ^ ダイアクロンワールドガイドNEXT P112
  21. ^ タクティクルムーバーシリーズ始動のお知らせ!”. ダイアクロン オフィシャルサイト. タカラトミー. 2021年12月30日閲覧。
  22. ^ ダイアクロン隊 特別《5大》作戦『ロボットベースプロジェクト起動!』”. ダイアクロン オフィシャルサイト. タカラトミー. 2022年7月7日閲覧。
  23. ^ SFマインドあふれる『ダイアクロン』の世界に、あの『グリッドマン』が降臨!「超神合体バトルスグリッドマン」企画開発担当 高谷元基氏(タカラトミー)スペシャルインタビュー!”. 電撃ホビーウェブ. 2021年5月3日閲覧。
  24. ^ タカラSFランドエヴォリューション「変身サイボーグ」の後継者たち P90





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイアクロン」の関連用語

ダイアクロンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイアクロンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイアクロン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS