タツノコプロ タツノコプロの概要

タツノコプロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 09:35 UTC 版)

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株式会社タツノコプロ
Tatsunoko Production Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本
180-0006
東京都武蔵野市中町1丁目19番3号
武蔵野YSビル2F
北緯35度42分18.22秒 東経139度33分43.14秒 / 北緯35.7050611度 東経139.5619833度 / 35.7050611; 139.5619833座標: 北緯35度42分18.22秒 東経139度33分43.14秒 / 北緯35.7050611度 東経139.5619833度 / 35.7050611; 139.5619833
設立 1962年10月19日
業種 情報・通信業
法人番号 3012401002356
事業内容 アニメーションの企画・制作および版権管理
代表者 代表取締役社長 門屋大輔
資本金 2070万円(2020年3月31日現在)[1]
発行済株式総数 41,400株
純利益 924万3000円(2020年3月期)[1]
総資産 20億2229万9000円
(2020年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 日本テレビホールディングス株式会社 55.2%
株式会社タカラトミー 20%
株式会社ホリプロ 13.5%
株式会社プロダクション・アイジー 11.2%
関係する人物 吉田龍夫(吉田竜夫・初代代表取締役)
吉田健二(2代代表取締役・初代会長)
吉田豊治(九里一平・3代代表取締役)
外部リンク www.tatsunoko.co.jp
特記事項:日本テレビホールディングスの連結子会社、タカラトミーの持分法適用会社
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概要

漫画等の原作をもとにしないオリジナルアニメを得意とし、そのため作品にかかわる権利の9割以上を自社単独で保有している。1962年10月、「株式会社竜の子プロダクション」(たつのこプロダクション)として設立。2013年3月、これまで通称として使用してきた「タツノコプロ」に商号変更。コーポレート・キャラクターはタツノオトシゴである。

沿革

20世紀

  • 1962年(昭和37年)
    • 10月19日 - 漫画家吉田竜夫が、自身のマネージャーを務めていた弟の吉田健二らと共に「株式会社竜の子プロダクション」(以下、「タツノコプロ」)を東京都武蔵野市に設立。竜夫の末弟で漫画家の九里一平(本名: 吉田豊治)も、竜夫と健二に勧められるまま参加。3兄弟が代表権を持つ取締役に就任し、竜夫が社長、健二が専務、九里が常務となった。当初は吉田竜夫の漫画の版権やアシスタントの管理をするための漫画専門のプロダクションだった。創設時には、辻なおき望月三起也中城健が参加した。
  • 1964年(昭和39年)
    • タツノコプロへ東映動画からテレビアニメ制作の企画が持ち込まれ『宇宙エース』の企画が立てられるが、著作権の配分を巡って紛糾し制作開始直前に企画が中止となる。タツノコプロが原作と演出、東映動画が作画以降の作業を分担する計画であった。企画中止の後、東映動画は独自に『宇宙パトロールホッパ』を制作した[2][3]。このとき、タツノコ側からはアシスタントの原征太郎と吉田兄弟の友人の漫画家笹川ひろしが東映動画で3か月のアニメーター養成研修を受けた。
  • 1965年(昭和40年)
    • 5月 - タツノコプロ単独制作により『宇宙エース』がテレビアニメ第1作としてフジテレビ系列で放送開始。モノクロ作品。吉田兄弟、笹川ひろし、原征太郎を中心に新たに奥田誠治、坪田力蔵、西岡たかし、木下敏治、東映動画から美術の中村光毅虫プロダクションから脚本家の鳥海尽三らが加わる。その他、新聞の募集広告で約60名のスタッフが集まる。『宇宙エース』放送以後、1980年中盤までタツノコ制作の多くの作品がフジテレビ系列で放映される。
  • 1966年(昭和41年)
    • 2月 - 鳥海永行が入社、当時は文芸部がなかったため演出部に所属。
  • 1967年(昭和42年)
  • 1973年(昭和48年)
  • 1975年(昭和50年)
  • 1977年(昭和52年)
    • 3月7日 - 子会社のアニメフレンドを設立。
    • 9月5日 - 吉田竜夫社長が肝臓がんのため45歳で死去。
      • 吉田竜夫が体調を崩した前後から、タツノコプロ草創期のメンバーを中心に社外への人材流出が起きる[4]
    • 9月21日 - 吉田健二取締役が第2代社長に就任。
  • 1978年(昭和53年)
    • アニメーター養成機関、タツノコアニメ技術研究所を設立。
  • 1983年(昭和58年)
  • 1985年(昭和60年)
  • 1986年(昭和61年)
  • 1987年(昭和62年)
    • 吉田健二社長が退任し、タツノコプロを退社。九里一平が第3代社長に就任。健二前社長は退任後、独自のプロダクション「遊エンターテインメント」を設立。同社でテレビアニメ『横山光輝 三国志』の制作に関わる。
    • 12月、竜の子制作分室が独立して有限会社アイジータツノコ(現:プロダクション・アイジー)が設立される。設立にあたり、タツノコプロは資本金の20%にあたる100万円を出資[5]。この資本関係は1993年(平成5年)に一旦、解消しているが[6]2010年(平成22年)には逆にプロダクション・アイジーがタツノコプロの株式を11.2%取得して資本関係が復活している。
    • 赤い光弾ジリオン』が日本アニメ大賞の「ファン大賞」(作品賞・男性キャラクター賞・女性キャラクター賞の3賞)を独占。
  • 1990年(平成2年)
    • 杉井興治率いるタツノコアニメ技術研究所が、アニメーション21結成に参加して独立。
    • 9月 - アニメフレンドを解散。
    • ロビンフッドの大冒険』の放映がNHK衛星第2テレビで開始、タツノコアニメが初めてNHKで放映される。

1990年代以降は、社外に去っていた笹川ひろし、多田喜久子らかつてのスタッフを呼び戻し、旧作のリメイクを中心に作品発表を続けた。

  • 1995年(平成7年)
    • 吉田健二前社長がタツノコプロに復帰、初代会長に就任。
  • 2000年(平成12年)
    • タイムボカンシリーズ17年ぶりの新作、『怪盗きらめきマン』がテレビ東京系で放映される。

21世紀

  • 2001年(平成13年)
  • 2004年(平成16年)
    • 映像作家の紀里谷和明が『新造人間キャシャーン』を自ら監督を務めて実写映画化(『CASSHERN』)。ただし、タツノコプロは原作者としてクレジットされただけで、制作には一切関与していない。
    • 3月、東京工科大学との共同プロジェクトにより制作した『Sky Kids BOOBY』が東京国際アニメフェア一般公募部門で優秀作品賞を受賞する。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月31日 - 吉田竜夫初代社長が「東京国際アニメフェア2005 第1回特別功労賞『日本のアニメを作った20人』」を受賞。竜夫の長女・すずか(イラストレーター・デザイナーとしてタツノコプロで活動)が代理で受け取る。
    • 5月 - 創立40周年記念作品『鴉 -KARAS-』制作。
    • 6月末 - 大手玩具メーカータカラ(現: タカラトミー)が吉田家から株式の88%を取得、タカラ傘下に[注釈 2]
    • 7月1日 - 吉田健二会長と九里一平社長が退任。吉田洋子、吉田富子ら一族の役員も全員退任し、吉田家がタツノコプロの経営から離れる。成嶋弘毅専務が第4代社長に就任。
    • 7月 - 『Sky Kids BOOBY』が関西国際空港関空展望ホール(スカイビュー)のスカイミュージアム内スカイキッズルームにて関空オリジナル映像として上映される。
    • 10月2日 - 九里一平前社長が「第10回アニメーション神戸」特別賞を受賞。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月25日 - 『鴉 -KARAS-』が「東京国際アニメフェア2006 第5回東京国際アニメアワード」オリジナルビデオ部門優秀作品賞を受賞。
    • 4月 - 『アクビガール』の放映がtvkなどのUHF局で開始。『怪盗きらめきマン』以来6年ぶりに通常の地上波テレビ放送で放映されたタツノコアニメ(単発のスペシャル番組は除く)となる。
  • 2007年(平成19年)
    • 『科学忍者隊ガッチャマン』『ヤッターマン』の実写映画化が発表される。
    • 10月 - 『ヤッターマン』が30年ぶりにリメイクされることが決定。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 4月1日 - 佐藤慶太社長が退任、田中修一郎が第6代社長に就任[8]
  • 2013年(平成25年)
    • 2月12日 - ホリプロが株式の13.5%を取得、タカラトミーに次ぎ第2位(当時)の株主となる。
    • 創立50周年記念事業が第7回声優アワードシナジー賞受賞。
    • 3月4日 - 「株式会社タツノコプロ」に商号変更[9]
    • 4月 - 『波打際のむろみさん』が放送開始(同年6月まで放送)。
    • 7月 - 『ガッチャマン クラウズ』が日本テレビ系で放送(同年9月まで放送。2015年には続編『ガッチャマン クラウズ インサイト』を放送)。
    • 8月 - 実写映画版「ガッチャマン」公開。
  • 2014年(平成26年)
    • 1月29日 - 日本テレビ放送網がタカラトミーが保有する株式のうち、発行済み株式54.3%を取得し子会社化すると発表。タカラトミーは引き続き株式20%を保持し、提携関係を継続する[10][11]
    • 1月31日 - 田中修一郎社長が退任。桑原勇蔵が第7代社長に就任。
  • 2016年(平成28年)
    • 10月1日 - タイムボカンシリーズの最新作『タイムボカン24』が日本テレビ系(ytvの制作枠)で放送開始(翌2017年4月まで放送。同年10月から2018年3月まで続編『タイムボカン 逆襲の三悪人』を放送)。ゲームソフトメーカーレベルファイブが企画協力およびメカ&キャラクター原案として製作に参加。
    • 10月19日 - 創立55年の1年前(54周年)を迎える。2018年10月18日までを“タツノコ55(ゴーゴー)YEAR”とし、以後2年間に様々な記念事業を行うことを発表。
    • 1月 - 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』公開。後に「キンプリ」シリーズ化。
  • 2017年(平成29年) 
    • 4月 - 『まけるな!!あくのぐんだん!』が放送。
    • 5月 - 創立55周年を記念して製作された実写映画『破裏拳ポリマー』が公開[12]
    • 6月 - 日清カップヌードルCM「アオハル」シリーズのアニメーション映像を制作(『魔女の宅急便』篇、『ハイジ』篇、『サザエさん』、『完結』篇)
    • 6月 - 『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』公開
    • 7月1日 - タツノコ音楽出版株式会社を吸収合併。
    • 9月 - 22/7 デビューシングル『僕は存在していなかった』ミュージックビデオ制作
    • 10月 - 創立55周年記念テレビアニメ『Infini-T Force』が放送開始。 
    • 12月 - 「プリティーリズム」新プロジェクト『プリティーオールフレンズプロジェクト』始動発表
  • 2018年(平成30年)
    • 1月 - 『D×2 真・女神転生 リベレーション』OP映像制作
    • 2月
      • フルデジタル作画での作品作りのワークフロー無償公開
      • 劇場版『Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』公開
    • 4月 - 22/7 セカンドシングル『シャンプーの匂いがした』ミュージックビデオ制作
    • 6月 - JR西日本「夏列車 いっしょに見る夏 帰る夏CM映像制作
    • 7月 - 『乖離性ミリオンアーサー』新・公式オープニングムービー制作
    • 9月 - 『Brave Frontier: The Last Summoner』Cinematic Trailer制作
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 1月 - 創立55周年記念作品『エガオノダイカ』が放送開始[13](同年3月まで放送。なお55周年の企画は本作で一区切り)。
    • 4月
      • 新レーベル「BAKKEN RECORD」創設[14]。第1弾作品は下記『パンドラとアクビ』。
      • 映画『パンドラとアクビ』公開。mixiゲームスタジオ「XFLAG」によるアプリ『モンスターストライク』に登場するキャラクター「パンドラ」と『ハクション大魔王』のキャラクター「アクビちゃん」が登場するクロスオーバー作品。
    • 8月
      • コロコロチャンネルおよびバンダイYouTubeチャンネルにて『ニンジャボックス』を配信開始。タカラグループ(後にタカラトミーグループ)提携以降では14年ぶりとなるバンダイナムコグループとの協業タイトル。



  1. ^ その後も再放送やバラエティ番組のスペシャルでタツノコプロ作品の映像が扱われることはある。1986年(昭和61年)から1987年(昭和62年)にかけてフジテレビで放送された『あんみつ姫』はスタジオぴえろ制作でありタツノコ作品ではないが、タツノコプロの企画協力作品である。また、『ひらけ!ポンキッキ』のキャラクター・ガチャピンと『科学忍者隊ガッチャマン』とのコラボ企画『科学忍者隊ガッチャピン』もある。
  2. ^ 本数こそ減少したものの、タカラの傘下になった後もタツノコはバンダイなどの他社メーカーをスポンサーにした作品を世に出している。
  3. ^ 厳密には出身ではないが、『天空戦記シュラト』でぶらざあのっぽから出向し、文芸担当の契約社員として在籍。
  1. ^ a b c 第58期決算公告、2020年(令和2年)6月24日付「官報」(号外第127号)43頁。
  2. ^ 『季刊ファントーシュ』7号、1977年、p.11。吉田竜夫インタビュー。
  3. ^ 津堅信之『テレビアニメ夜明け前 知られざる関西圏アニメーション興亡史』ナカニシヤ出版、2012年、p.156
  4. ^ 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、pp.222-223
  5. ^ 梶山寿子『雑草魂 石川光久 アニメビジネスを買えた男』日経BP社、2006年、p.101
  6. ^ 小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 第六十九回 石川光久」『アニメージュ』徳間書店、2004年1月号
  7. ^ 株式会社竜の子プロダクションの株式取得に関するお知らせ IG Port ニュースリリース、2010年6月5日閲覧。
  8. ^ タツノコプロ 新社長に田中修一郎氏 タカラトミー発表 アニメ!アニメ!ビズ 2012年2月27日
  9. ^ 竜の子プロダクション、商号変更で株式会社タツノコプロに”. アニメ!アニメ!ビズ. 株式会社イード (2013年3月18日). 2017年12月7日閲覧。
  10. ^ 株式会社タツノコプロの子会社化、日本テレビ放送網、2014年1月29日
  11. ^ 子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ、タカラトミー、2014年1月29日
  12. ^ “タツノコプロ55周年記念「破裏拳ポリマー」実写化、主演は溝端淳平”. 映画ナタリー. (2016年11月15日). https://natalie.mu/eiga/news/209295 2016年11月15日閲覧。 
  13. ^ TVアニメ「エガオノダイカ」公式サイト”. 2018年10月17日閲覧。
  14. ^ BAKKEN RECORDサイト(タツノコプロ公式webサイト内)”. 2019年3月10日閲覧。
  15. ^ 日活、タツノコプロの人気アニメーション 『ヤッターマン』と『科学忍者隊ガッチャマン』の実写映画化決定 日活株式会社 ニュースリリース 2007年4月10日付 2011年11月11日閲覧。
  16. ^ 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、pp.135-136
  17. ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、pp.200-202。木村実、大野実インタビュー
  18. ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、pp.196-197。松山貫之インタビュー
  19. ^ Web現代「ガンダム者」取材班編集「第4章 メカニックデザイン 大河原邦男 《マーチャンダイジングとデザイナー》」『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年10月9日、ISBN 4-06-330181-8、194頁。
  20. ^ 豊田有恒『日本SFアニメ創世記 虫プロ、そしてTBS漫画ルーム』、TBSブリタニカ、2000年、p.104
  21. ^ 押井守監督が語る日本アニメーションの「あの頃」と「これから」”. 京都精華大学. 2016年8月12日閲覧。
  22. ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.5
  23. ^ 原口正宏「押井守検証インタビュー」『前略、押井守様。』野田真外編著、フットワーク出版、1998年、pp.248-250
  24. ^ 原口正宏「押井守検証インタビュー」『前略、押井守様。』野田真外編著、フットワーク出版、1998年、p.292
  25. ^ TBSの年末長時間番組「超える!テレビ」の1コーナー。
  26. ^ オトナアニメ編集部編『あかほりさとる全書 “外道”が歩んだメディアミックスの25年』洋泉社、2012年、p.45
  27. ^ a b データ原口「STUDIO アニメーション21」『アニメージュ』1991年12月号、p.109


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