タイガー・ウッズ 受賞歴等

タイガー・ウッズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 23:30 UTC 版)

受賞歴等

  • PGA最優秀選手賞(1997, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2009, 2013)
  • PGAツアー最優秀選手賞(1997, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2009, 2013)
  • PGA賞金王(1997, 1999, 2000, 2001, 2002, 2005, 2006, 2007, 2009, 2013)
  • バードントロフィー(1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2005, 2007, 2009, 2013)
  • バイロン・ネルソン賞(1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2009)
  • フェデックスカップ優勝(2007, 2009)
  • PGAツアー最優秀新人賞(1996)

人物

ルーツ

人種

タイガーの家系は、父親はアフリカ系アメリカ人1/2、中国人ネイティブ・アメリカンが1/4ずつであり、母親はタイ人が1/2、中国人オランダ人が1/4ずつの血を引いている。つまりタイガー自身は、中国系・タイ系・アフリカ系が1/4ずつ、ネイティヴアメリカンとオランダ系が1/8ずつである。世間での認識とは異なり、アフリカ系の血は1/4しかない。それに対しアジア系を合計すれば1/2(モンゴロイドを合計すれば5/8)であり、彼自身はアジア系と自称することもある。

自身では人種的ルーツについてほとんど語らなかった彼だが、プロ転向後契約したナイキ社のCM“Hello World”[注釈 3]に出演し、その「この国(アメリカ)には肌の色のため僕がラウンドできないコースがある。プロになった僕に対する“準備”は出来ているかい?」という内容が全米に衝撃を与えた。

宗教

幼少期より、仏教徒として育てられている。

「タイガー」

“タイガー”というニックネームは、戦友でタイガーストライプの迷彩戦闘服を好んで着ていたことから「タイガー」の異名を持っていた南ベトナム軍の将校グエン・T・フォング大佐(Nguyen T Phong)に由来する。ベトナム戦争作戦行動中行方不明となった彼に対する生還の期待と再会の実現という願いを息子の名前に託したい、との想いをアールが込めたという。1996年12月30日の21歳の誕生日を機に改名申請を行い、“タイガー”を正式なミドルネームとした。

慈善活動

2011年のワールドチャレンジでのウッズ

1996年に、全米の子供達の健康、教育、公共の福祉を改善するコミュニティー活動事業をサポートするため父のアール・ウッズ氏と非営利公益法人「タイガー・ウッズ・ファウンデーション」(Tiger Woods Foundation) をカリフォルニア州アーバインに設立する。

不倫スキャンダル

2009年11月27日午前2時ごろ、自動車事故を起こし負傷、自身が主催する大会への出場が取り止めとなった[29]。事故自体は不注意運転として反則切符を切られ反則金164ドルのみで終結したが、夫人が説明した「夫を助けるためにゴルフクラブで窓を叩き割った」との事故の経緯に不自然な点があったためさまざまな憶測が飛び交い、複数の女性との愛人疑惑が報道される事態となり、自身のホームページで家族への謝罪声明を掲載するまでに至った[30]。この一連の騒動が原因で無期限の休止を宣言、アクセンチュアやP&G、AT&Tをはじめとする多くのスポンサー契約も解消となった。

2010年2月19日には、フロリダ州TPCソーグラスのクラブハウスで取材陣をシャットアウトした上で謝罪会見が行われ、複数の女性との不倫を認めたことや性依存症と診断されセラピーを受けている事などを告白している[31][32]。 2010年8月23日には、自身のホームページで妻と離婚したことを明らかにした。子供2人の親権は双方が持つという。

2017年の逮捕

2017年5月29日午前3時ごろ、米フロリダ州ジュピターで飲酒または薬物の影響下で運転した疑いで逮捕された[33]

スポンサー企業

不倫騒動で、タイガー・ウッズの主要スポンサー企業の株主価値が最大120億ドル(約2.3%)損なわれた可能性があるとの調査結果が発表された[34]

現スポンサー

過去のスポンサー


  1. ^ ハンディキャップが0のゴルファーをいう。
  2. ^ Green In Regulation の略。「パー」の打数から2打引いた打数でグリーン上に球を乗せること。Par On(パー・オン)は和製英語である。
  3. ^ 自らナレーションも担当した。
  1. ^ This is calculated by adding Woods' 80 PGA Tour victories, 8 regular European Tour titles, 2 Japan Tour wins, 1 Asian Tour crown, and the 16 other wins in his career.
  2. ^ These are the 14 majors, 18 WGC events, and his eight tour wins.
  3. ^ 2009 European Tour Official Guide Section 4 Page 577 PDF 21. European Tour. Retrieved April 21, 2009. アーカイブ 2010年1月26日 - ウェイバックマシン
  4. ^ 「タイガーはゴルフ史上最高の選手」 PGAコミッショナーが称賛”. AFP. 2021年8月19日閲覧。
  5. ^ ウッズの歴史的82勝に米国沸く 帝王ニクラス氏も歓喜「あの手術と努力が結ばれた!」”. THE ANSWER. 2021年8月19日閲覧。
  6. ^ タイガー・ウッズ、資産10億ドル突破 スポーツ界3人目 日本経済新聞 2022年9月28日閲覧。
  7. ^ a b c d e 幼児からの超英才教育「意外な落とし穴」の正体」『東洋経済ONLINE』2020年4月7日。2024年5月14日閲覧
  8. ^ タイガー・ウッズが史上最年少の21歳3カ月でマスターズ制覇 /今日は?”. 日刊スポーツ (2024年4月13日). 2024年4月13日閲覧。
  9. ^ タイガー・ウッズ選手逮捕 飲酒「関係ない」と本人
  10. ^ タイガー・ウッズに処方された鎮痛剤 エミネムも服用「"あ~"っていう気分」
  11. ^ “ウッズが5年ぶりVでツアー通算80勝! 松山英樹4位 ローズが年間王者/米男子”. (2018年9月24日). https://www.sanspo.com/article/20180924-7KVJ5DA6B5PVZJJ37QH7A22HQQ/ 2018年9月24日閲覧。 
  12. ^ “タイガー・ウッズ11年ぶりメジャーV”. (2019年4月15日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/201904140000094.html 2019年4月15日閲覧。 
  13. ^ ウッズ優勝でブックメーカー困惑 米国内では1人で1億4000万円の高額配当”. www.sponichi.co.jp. 2019年4月16日閲覧。
  14. ^ “ウッズ 完全Vで82勝目 伝説の米ツアー最多勝利記録に並ぶ 松山2位”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2019年10月28日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/10/28/kiji/20191028s00043000170000c.html 2019年10月28日閲覧。 
  15. ^ タイガー・ウッズ組が勝利 ミケルソン組とチャリティ対決 寄付金は21億円超”. GDOニュース. 2021年8月19日閲覧。
  16. ^ a b “タイガー・ウッズ選手、自動車事故で「足を負傷」し手術”. BBC. (2021年2月24日). https://www.bbc.com/japanese/56178440 
  17. ^ ウッズ選手事故、原因はスピード超過 最高時速140キロ”. www.afpbb.com. 2021年8月19日閲覧。
  18. ^ 重傷ウッズ、松葉杖でコース訪問 リハビリ“相棒”も紹介「僕のベストフレンドだ」”. THE ANSWER. 2022年5月22日閲覧。
  19. ^ 不休のリハビリから“復帰戦”で親子競演 タイガー・ウッズ「絆を深め、人生を楽しむ」”. GDOニュース. 2022年5月22日閲覧。
  20. ^ 【マスターズ】ウッズ戦い抜き47位「信じられない気持ち。声援に支えられた」一問一答”. nikkansports.com. 2022年5月22日閲覧。
  21. ^ ウッズが途中棄権 大会自己ワースト「79」のラウンド後”. GDOニュース. 2022年5月22日閲覧。
  22. ^ ウッズ、ミケルソンの意見は「極論」 米ツアーを擁護”. AFP (2022年5月18日). 2022年6月16日閲覧。
  23. ^ Randall Williams (2024年1月9日). “タイガー・ウッズとナイキ、27年間のパートナーシップに終止符”. Bloomberg.com. 2024年1月9日閲覧。
  24. ^ コリン・モリカワの活躍で出てくる 左手がウィークグリップの選手が増える可能性”. 【SPAIA】スパイア (2020年8月31日). 2020年11月16日閲覧。
  25. ^ 舩越園子 (2021年3月22日). “「タイガーの奇跡」へ祈り、赤シャツ黒パンツでプレーした選手たち”. 金融財政ビジネス. 時事通信社. https://www.jiji.com/jc/v4?id=20210328pin0001 
  26. ^ 届かなかった赤いシャツ せめてモリカワは「タイガーみたいに」逃げ切った”. ゴルフダイジェスト・オンライン. 2021年4月12日閲覧。
  27. ^ デビューした1994年には743位を記録しており、この順位よりは下がっていない。
  28. ^ Adjusted scoring average
  29. ^ Susan Donaldson James (2009年11月27日). “Golf Superstar Tiger Woods in Car Accident”. ABC News. https://abcnews.go.com/Entertainment/tiger-woods-hurt-car-crash/story?id=9191395 2018年8月6日閲覧。 
  30. ^ ゴルフ=ウッズがホームページに掲載した声明 ロイター 2009年12月1日発信
  31. ^ ウッズ謝罪会見 13分間に語った全内容 スポニチ 2010年2月21日発信
  32. ^ ウッズ謝罪会見も…米メディア「ただのコマーシャル」 スポニチ 2010年2月21日発信
  33. ^ https://jp.reuters.com/article/woods-idJPKBN18Q02N/ ゴルフのウッズ選手を逮捕
  34. ^ http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-13151720091230?rpc=122 ウッズ不倫騒動、スポンサー株主価値に最大120億ドルの損失=調査 - Reuters
  35. ^ a b c d e f “ウッズのマスターズVで契約社に恩恵-ナイキやブリヂストンなど”. ブルームバーグ. (2019年4月15日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-14/PPZ3HS6JTSE901 2019年11月2日閲覧。 
  36. ^ “アクセンチュア、ウッズとのスポンサー契約解除”. ロイター通信. (2009年12月14日). https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-12927420091214 2019年11月2日閲覧。 
  37. ^ “ゲータレード、タイガー・ウッズとの契約を解除”. AFP通信. (2010年2月27日). https://www.afpbb.com/articles/-/2702886 2019年11月2日閲覧。 






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