ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズの概要

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 03:05 UTC 版)

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
Sony Music Associated Records
親会社ソニー・ミュージックレーベルズ
設立1998年4月
販売元ソニー・ミュージックマーケティング
( - 2019年3月[1][2]
ソニー・ミュージックソリューションズ
(2019年4月 -[1][2]
ジャンルJ-POP
日本
公式サイトhttps://www.sonymusic.co.jp/

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)グループの邦楽レーベルでは最もレーベル名が長く、公式Twitterのプロフィールも「名前が長いでおなじみ」とする。

概要

1998年4月、「SMEJ Associated Records」として設立。当初のレーベル名表記は『Sony Music Entertainment (Japan) Inc.』のみであり、明確なレーベル表記が実施されたのは1999年頃からである[注 1]

販売元はSMEインターメディアに委託されていたが、1999年4月よりソニー・ミュージックエンタテインメントに移管されている。

丸山茂雄は「プロデューサーズ・レーベル」「小室哲哉さん、小林武史さんの様な大物プロデューサーを招き、それぞれ思い思いのレーベルを展開していく」というコンセプトを持ち、音作り以外にも、アーティストの選定・メディア出演先のマネジメント等様々な権限を持たせたが、その戦略が裏目にでてしまい、プロデューサーとアーティストの活動の停滞を招いてしまった。その結果、ソニー・ミュージックエンタテインメントは1999年3月期に株式上場来初の営業赤字になった[3]

2001年10月にソニー・ミュージックエンタテインメントの制作部門から株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ(Sony Music Associated Records Inc.)としてソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、ソニー・ミュージックレコーズキューンレコードエピックレコードジャパンと共に分離。

2014年4月1日、ソニー・ミュージックレコーズがレーベルビジネスグループの7社を吸収合併し、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが発足[4]。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズは同社の社内レーベルとなる。

規格品番AIは「Associated」のAIから引用されている。4番目に付くジャンプコードは他のレーベルと同じくLであるが設立当初から分社化されるまではTであった[5]。またロゴマークは中心のSは「SMEJ」及び「Sony Music」、左側のAは「Associated」、右側のRは「Records」から引用されている。

レーベル

  • Sony Music Associated Records(メイン、旧SMEJ Associated Records)
  • onenation(HIP-HOP系、R&B系、LDH所属アーティストのレーベル)
  • fanfarecord(2019年に設立されたレーベル)
  • studio NUI(2021年に設立されたレーベル)
  • Threethums(JMS(ジャパンミュージックシステム)×SDR(スターダストレコーズ)×ソニー・ミュージックレーベルズによるレーベル)

かつて存在したレーベル

  • Camplabel - 伊藤銀次のプライベートレーベル。1999年に活動休止。
  • TRUE KiSS DiSC - 小室哲哉のプライベートレーベル。2001年に活動休止。
  • ZONE LABEL - 小林武史のプライベートレーベル。2000年に活動休止。
  • Passagio Discs - 辻仁成のプライベートレーベル。2001年に活動休止。
  • FEARLESS RECORDS - 大沢伸一が主催するレーベル。大沢のエイベックス移籍に伴い運営終了。
  • SEASKY - 藤井フミヤのプライベートレーベル。2014年に活動休止。
  • TERRY DOLLAR RECORD$ - オレスカバンドのプライベートレーベル。2014年に活動休止。
  • クリーパーズ - Creepy Nutsのプライベートレーベル。2020年、Creepy NutsがSMARのonenationレーベルに移籍したことに伴い運営終了。
  • dohb discs - 2000年にEpic/Sony内レーベルから移動。同年レーベル終了。
  • Yeah!Yeah!Yeah!Records - No Regret Lifeキャプテンストライダムが使用。2008年にメインレーベルに吸収される形で運営終了。
  • 151617 - キューンレコードから移管した。移管後はコンピレーションシリーズ「RELAXIN' WITH LOVERS」を数枚発売していた。
  • NeOSITE DISCS - Epic/Sonyから移管後、キューンミュージックに移管する。
  • TRIBUTE link. - 2001年にSMAR、マツダワールド映画『サトラレ』によって特設されたコラボレーションレーベル(期間限定)
  • XLレコーディングス - イギリスのテクノ系インディペンデントレーベル。かつての輸入盤をSMARが販売していた。

注釈

  1. ^ 小室哲哉専用のプライベートレーベルTRUE KiSS DiSC(1999年2月〜2001年7月)の作品は全て、Sony Music Entertainment (Japan) Inc.のまま表記されている。また、藤井フミヤが2001年5月末以降にリリースされた作品は全て現在のレーベル名となっているのが確認できる。

出典

  1. ^ a b グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、2019年2月18日
  2. ^ a b 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ発足のお知らせ”. ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年4月1日). 2023年9月12日閲覧。
  3. ^ 日経BP刊「日経ビジネス」2001年2月12日号「丸山茂雄 自ら課した『巨人軍4番』の成績残せず辞任」pp.51-52より。
  4. ^ グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ” (PDF). ソニー・ミュージックエンタテインメント (2014年2月17日). 2014年4月3日閲覧。
  5. ^ アソシエイテッドレコーズのみならず、ソニーレコード以外のレーベルはすべて違うジャンルコードを使用していた(エピックはES◯B、キューンはKS◯2等)。
  6. ^ 神山羊TVアニメ「ホリミヤ」OPテーマ「色香水」2月7日デジタルSGジャケ写公開!ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ内に新設される『studio NUI』第一弾アイテムとしてリリース決定!


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