スイートシスリー スイートシスリーの概要

スイートシスリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/16 01:06 UTC 版)

スイートシスリー
Myrrhis odorata
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: Myrrhis [1]
: スイートシスリー M. odorata [1]
学名
Myrrhis odorata
(L.) Scop. (1771) [1]
英名
sweet cicely[2][3]
garden myrrh [3]
myrrh [3]
sweet chervil [3]

目次

特色

葉は灰緑色でシダ状に細かく分かれ、柔らかい。草の丈は60から90cm。夏に白い花を咲かせる。花序は散形。種子の長さは35mmほど。1年経過すると種子は繁殖能力を失う。アニスの芳香を漂わせ、噛むとアニスシードのような甘い味を出す。

分布

ヨーロッパ全域。原産地は主にアルプス山脈ピレネー山脈バルカン半島西部。森林地帯の川縁に自生。民家の庭にも生える。日陰と湿った土を好む。

用途

現代のキッチンではあまり使われることがなく、薬草栽培家や料理人以外には忘れられがちなハーブと言われる。シダ状の葉は刻んでレタスの上にまぶしたり、装飾に使用する。茎はカクテルマドラーの代用品として使われる。白い根はスライスしてスープに添えられ、白い花はケーキやサラダの装飾品となる。

チャールズ・ブライアントの著書『食用植物の歴史』では、用途はチャービルと殆ど同じで、胃を暖める効能を持ち、レタスなどの生野菜と併せて料理すると美味だと紹介されている。

ギャラリー

脚注および参考文献

  • バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント(編) 『世界の食用植物文化図鑑』 山本紀夫(訳)、柊風舎、2010年1月、262頁。ISBN 978-4903530352

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