ゲンノショウコ 食用

ゲンノショウコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 06:10 UTC 版)

食用

若芽、若葉、花は食用にすることができる[8]。採取時期は、暖地が4 - 8月ごろ、寒冷地では5 - 8月ごろとされ、タンニンが少ない若芽のころに採取する[26][8]。ただし、この頃の若苗は毒草のトリカブトウマノアシガタキツネノボタンの葉とよく似ており、間違いを防ぐため開花期にウメに似た花形を確認してから若葉を摘み取るのが無難といわれている[26][27]

若葉であっても灰汁が強く、熱湯でよく茹でてからしばらく水にさらして灰汁抜きをする[9][8]。食べるときは、茹でてから和え物油炒め、炒めてから煮びたし佃煮にする[9][26]。また、葉の大きいものは生のまま薄く衣をつけて天ぷらにしてもよく[9]、苦味が少なくなるように170度前後の低温の油でゆっくり揚げる[8]。花はサラダにトッピングして彩りにする[26][8]

季語

季語である。

脚注

出典

参考文献

関連項目


  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton ゲンノショウコ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium nepalense auct. non Sweet ゲンノショウコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium nepalense Sweet var. thunbergii (Siebold ex Lindl. et Paxton) Kudô ゲンノショウコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Siebold ex Lindl. et Paxton) H.Hara ゲンノショウコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium nepalense Sweet f. roseum H.Hara ゲンノショウコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Geranium nepalense Sweet f. glabratum (H.Hara) H.Hara ゲンノショウコ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月18日閲覧。
  7. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年9月15日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i 金田初代 2010, p. 40.
  9. ^ a b c d e f g h i j 高橋秀男監修 2003, p. 77.
  10. ^ a b c d e イー薬草・ドット・コム - ゲンノショウコ
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  21. ^ a b c d 川原勝征 2015, p. 123.
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  24. ^ 田中修 2007, p. 115.
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