グルジア語 グルジア語の概要

グルジア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/14 02:22 UTC 版)

グルジア語(ジョージア語、カルトリ語)
ქართული ენა
Kartuli ena
発音 IPA: [ˈkʰɑɾtʰuli ˈɛnɑ]
話される国 ジョージア
アルメニア
アゼルバイジャン
ロシア
ギリシャ
トルコ
イラン
地域 カフカース西アジア南ヨーロッパ
話者数 410万[1]
言語系統
カルトヴェリ語族
表記体系 グルジア文字
公的地位
公用語 ジョージア
言語コード
ISO 639-1 ka
ISO 639-2 geo (B)
kat (T)
ISO 639-3 kat
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東洋文庫ミュージアム(文京区)に展示されたグルジア語の文。「勉学の基礎は辛いが、その結果は甘い」と記されている。

20世紀前半の日本では、ジョルジア語とも呼ばれていた[4][注釈 1]。国の名称と言語の名称は別物ではあるが、2015年に日本政府が国家の外名を変更(ジョージアの国名も参照)して以降は「ジョージア語」という呼称を積極的に使用することもなされている[3][5]

グルジア語の総話者数は約410万人で、その内、ジョージア国内の母語話者数は多数派民族のカルトヴェリ人を中心に国民の約83%にあたる約390万人である。残りの話者はトルコロシアイランアゼルバイジャンアルメニアアメリカ合衆国ヨーロッパに存在する。 漢字による省略形は「具語」ないし「喬語」。


注釈

  1. ^ 下宮忠雄1968年の論文に「ジョルジア語の構造」(弘前大学『文経論叢 文学篇』第4集]、NAID 110000399465)がある。

出典

  1. ^ Encyclopedia of the Languages of Europe By Glanville Price
  2. ^ 吉野&木内 1975, p. 757.
  3. ^ a b 佐川年秀『改訂版 旅のアジア語 45ヶ国55言語会話集』(KADOKAWA、2015年11月19日第1刷発行)511頁「ジョージア語(カルトリ語)」
  4. ^ a b 前田弘毅「グルジア(人)」『中央ユーラシアを知る事典』(2005)pp.178-179
  5. ^ 柘植洋一 「ジョージア語」- 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
  6. ^ a b c d e Howard I. Aronson (1990) (英語). Georgian: A Reading Grammar. Slavica Publishers. pp. 244, 344, 462. ISBN 9780893572075. http://www.seelrc.org:8080/grammar/pdf/stand_alone_georgian.pdf 
  7. ^ 横井幸子「グルジア語概観 : ロシア語研究のために」『ロシア・東欧研究』第4巻第1号、2000年3月、161-162頁。 
  8. ^ 近藤健二. “能格的なものの発展をめぐって(8)”. 名古屋大学大学院国際言語文化研究科. 2021年7月17日閲覧。


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