クロックタワー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 07:39 UTC 版)
敵
ジェニファーを死に至らしめる敵。
- シザーマン
- バロウズ家の息子ボビィ・バロウズで、巨大なハサミを使う殺人鬼。ジェニファーを執拗に追い掛けて殺害しようとする。冒頭とエンディング直前を除けば、数カ所ある特定のポイントを調べた時しか出現せず、出現自体がランダムで決まる場合もある。その仕様上、本作ではやや影が薄い[4]。
- 開けた場所でジェニファーに接近するとパニック連打が発生し、失敗した場合はジェニファーにハサミを叩きつけて攻撃する。壁際に追い詰められるとハサミで突いてジェニファーを一撃で殺してしまう。
- オウム
- バロウズ家の寝室で飼われているオウム。籠から出すと「I'll kill you」と喋りながらジェニファーに攻撃してくる。ベッドのシーツに包むか、一旦逃げるかすれば以降襲われることは無い。
- PS版ではシーツに包んでいない状態で寝室のベッドの下に隠れると「Here」と言ってシザーマンにジェニファーの居場所を教えてしまう。
- ミイラ
- 剥製室のロッカーにあるミイラ。
- オリジナル版では発見しても何事もないが、PS版では動き出してジェニファーに襲い掛かり、特定の武器で攻撃しないと一撃でやられてしまう。
- フランス人形
- 子供部屋で釣り下がっている人形。儀式の鍵を取ると動き出してジェニファーに向かって突っ込んでくる。直撃しても体力があれば即死しないが、ダメージを受けてしまう。パニック連打か壁にぶつかるように攻撃を避けるとバラバラに砕ける。
- PS版ではピエロ人形共々、パニック連打に失敗すると即死する。
- ピエロ人形
- 子供部屋にあるピエロの人形。PS版のみ動き出してジェニファーを殺そうとする。フランス人形とどちらが動くかはランダム。
- 番犬
- 地下洞窟を見張る猛犬。飼い主であるメアリー以外には容赦無く噛み付く。その前を通過するには外見と匂いの両方で欺かなければならない。
- サイモン・バロウズ
- 凄惨な暴行を受け、牢屋に長い間放置されたバロウズ家当主。人間すら食糧と認識してしまうほど極度の空腹に陥っており、遭遇した際は特定のアイテムを所持していないと会話時に強制ゲームオーバーとなる。
- ダン・バロウズ
- シザーマンことボビィの双子の兄。地下洞窟でジェニファーを追いかけてくる。パニック連打で崖をよじ登ると、ジェニファーが接触した灯油缶が転がり落ちて炎上する。
- メアリー・バロウズ
- 今回の事件の黒幕。その正体をジェニファーが知るか否かで展開は大きく変わる。早い段階では、真実を知らないジェニファーに睡眠薬入りの飲み物を与えて牢に閉じ込めようとするが、後には猟銃やナイフでジェニファーを容赦無く殺害しようとする。対処法もその時々で様々。
注釈
- ^ 同システムの先駆けになったシエラオンライン社の『King's Questシリーズ』のシステムにほぼ近い。
- ^ PS版においては『2』のように「成功したら体力減少で回避、失敗もしくは体力最低値の時に即死」といった判り易いものではなく、特にシザーマンが相手の場合は「成功したら僅かに体力が減少し、一時的に回避。失敗したら攻撃を受けて体力が大幅に減少する」となっている。
- ^ 青は「真顔」、黄は「目を閉じる」、橙は「困ったような表情」、赤は「辛そうな表情」である。
- ^ a b c SFC版では名前のみの表記で、PS版の~The First Fear~にてフルネームが表記された。
- ^ 続編『2』における本作のストーリー解説及び小説版では「ジェニファーを残して蒸発した」とされている。
- ^ SFC版マニュアルでは「5歳の時に父親が失踪し、その後母親とも死別した」と記載されていた。
- ^ PS版ではその直後に焼かれた肉片の中から人影が立ち上がって目を光らせるというシーンが伏線として追加されており、後の『2』におけるシザーマンの正体が示唆されている。
- ^ SFC版ではパッケージ裏のCAST一覧にて名字だけ掲載されるのみで素性については伏せられており、PS版の説明書では存在自体が言及されていない。
- ^ 移植版ではもみ合いになる前にカラスが飛んでくる。
出典
- ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1995年」『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、183頁。ISBN 9784862979131。
- ^ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p47
- ^ a b NUDE MAKER | Hifumi Kono's Biography
- ^ a b c d e f ライターM (2015年10月20日). “『クロックタワー』時と肉を刻み続けて20年……名作ホラーの思い出をややネタバレありで掲載【周年連載】”. 電撃オンライン. KADOKAWA. 2020年9月6日閲覧。
- ^ Pinsof, Allistair (2011年10月20日). “It Came from Japan! Clock Tower”. Destructoid. 2023年4月14日閲覧。
- ^ 特定の部屋に入った際にランダムで出現する地点も存在する。
- ^ 週刊ファミコン通信 no.357. 株式会社アスキー. (1995年10月20日). p. 32
- ^ プレイステーション版のみ、メニュー画面を呼び出してセーブすることが可能だが、データ枠が1つしかないのは変わらない。
- ^ SFC版説明書ストーリー項より。
- ^ 小説版『クロックタワー2』より。
- ^ “「バーチャルコンソール」「Wiiウェア」8月3日配信作品”. iNSIDE. イード (2010年8月3日). 2020年9月6日閲覧。
- ^ 木原卓/パンチョ(ねこひげ合同会社) (2011年11月9日). “週刊ダウンロードソフトウェアカタログ 2011年11月第3週分” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年9月6日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2013年10月30日). “Wii Uバーチャルコンソール11月6日配信タイトル ― 『クロックタワー』『ドンキーコング3』の2本”. iNSIDE. イード. 2020年9月6日閲覧。
- ^ “『クロックタワー(コンシューマー版)』プロジェクトEGGにて配信開始”. D4エンタープライズ (2017年5月24日). 2019年10月11日閲覧。
- ^ 今藤祐馬 (2017年5月23日). “「プロジェクトEGG」、非力な少女と恐怖を描く「クロックタワー」をリリース”. GAME Watch. インプレス. 2020年9月6日閲覧。
- ^ サン電子株式会社 (2023年7月13日). “CLOCK TOWER 戦慄と絶望のホラゲ復活!恐怖はここから始まった... サン電子株式会社のプレスリリース”. PRTIMES. PRTIMES. 2023年7月14日閲覧。
- ^ 『PlayStation Magazine』 No.11、徳間書店、1997年6月13日、36頁。
- ^ “「Clock Tower: Rewind」,日本版パッケージをSUPERDELUXE GAMESからリリース。北米版は5月31日に予約受付を開始”. 4Gamer.net (2024年5月24日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ a b “クロックタワー まとめ [スーパーファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年9月6日閲覧。
- ^ a b “クロックタワー 〜ザ・ファースト・フィアー〜 まとめ [PS]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年9月6日閲覧。
- ^ a b “クロックタワー for ワンダースワン まとめ [ワンダースワン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年9月6日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、205頁、ASIN B00J16900U。
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