カーリン・バセット=セグソ カーリン・バセット=セグソの概要

カーリン・バセット=セグソ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/21 14:42 UTC 版)

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カーリン・バセット
Carling Bassett
カーリン・バセット
基本情報
フルネーム Carling Kathrin Bassett-Seguso
国籍 カナダ
出身地 カナダ・トロント
生年月日 (1967-10-09) 1967年10月9日(52歳)
身長 168cm
体重 53kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1982年
引退年 1996年
ツアー通算 4勝
シングルス 2勝
ダブルス 2勝
生涯通算成績 245勝191敗
シングルス 168勝112敗
ダブルス 77勝79敗
生涯獲得賞金 687,862 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(1983)
全仏 ベスト8(1984・86)
全英 4回戦(1983・86)
全米 ベスト4(1984)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(1984)
全仏 3回戦(1987)
全英 2回戦(1983-85・87)
全米 3回戦(1983-85)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 8位
ダブルス 20位 (?)

経歴

父親のジョン・バセットは、かつてデビスカップカナダ代表を務めたテニス選手で、「USFL」の「タンパベイ・バンディッツ」(Tampa Bay Bandits)のオーナーでもあり、「アミュレット・ピクチャーズ」(Amulet Pictures)という映画会社も経営する実業家であった。バセット家はNHLチームの「トロント・メープルリーフス」など、いくつかのスポーツ・チームのオーナー権も持っている。カーリンはそのような家庭環境に育ち、1982年に15歳で「オレンジボウル選手権」(ジュニアテニス選手の登龍門として有名な大会)で優勝した。この年から彼女は女子テニス国別対抗戦・フェデレーションカップカナダ代表選手に選ばれ、同年末からプロテニス選手になった。直ちに彼女は目覚ましい躍進を始め、1983年ウィンブルドンアンドレア・イエガーとの4回戦に進み、当時は年末の12月開催だった全豪オープンではパム・シュライバーとの準々決勝に進出した。これにより、バセットは1983年女子テニス協会から「最も印象的な新人選手賞」(Most Impressive Newcomer)を受賞した。

バセットは1984年にさらなる躍進を見せ、全仏オープンクリス・エバート・ロイドとの準々決勝に進んだ後、同年の全米オープンカナダ人女性としての4大大会シングルス最高成績を出した。準々決勝で第3シードのハナ・マンドリコワを破って初のベスト4入りを決めたバセットは、続く準決勝でエバート・ロイドに 2-6, 2-6 で敗れ、決勝進出を逃した。年末の12月に来日し、第1回「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」のシングルスでクラウディア・コーデ=キルシュとの準決勝に進んでいる。この全盛期に、バセットは父親の映画会社「アミュレット・ピクチャーズ」が娘の主演映画として製作した『スプリング・フィーバー』(Spring Fever)に出演したり、ニューヨークにあるフォード代理店の広告モデルも務めた。

しかし、1986年全仏オープンベスト8とウィンブルドン4回戦進出を最後に、バセットのテニス成績は急降下してしまう。彼女のフェデレーションカップ代表経歴も、1987年が最後になった。1987年10月17日、バセットは当時の男子ダブルス世界ランキング1位だったロバート・セグソと結婚し、その後は2つの姓を併用して「カーリン・バセット=セグソ」と名乗るようになった。1988年3月に息子を出産した後、バセット=セグソは1988年ソウル五輪にカナダ代表選手として出場した。シングルスは1回戦でフランス代表のナタリー・トージアに敗れ、ジル・ヘザリントンと組んだダブルスは2回戦で西ドイツ代表のシュテフィ・グラフ&クラウディア・コーデ=キルシュ組に敗れた。彼女の本格的な競技経歴は1990年で終わったが、その後1992年1995年1996年に断続的なトーナメント出場記録がある。彼女は後に、雑誌のインタビューで自分が長い間過食症摂食障害の1つ)を患ってきたことを明かした。

バセットは少女時代、1981年の4月末-5月初頭に東京立川の「ルーデンステニスクラブ」で行われた「第3回JALカップ国際ジュニアテニス選手権」で来日した。シングルスではジーナ・ガリソンアメリカ)に敗れて準優勝になったが、ダブルスで優勝している。翌1982年の第4回大会ではシングルス優勝を果たした。

出演

CM




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