カイロ
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教育
旧市街にあるアズハル大学は、988年に創立されたアラブ世界最古の大学である。当初は建学したファーティマ朝の宗派であるシーア派のマドラサであったが、1171年までにはスンナ派となり、以後もイスラム教学の最高学府として世界中から留学生を集めてきた。1961年にはナセル政権下で総合大学となり、工学や農学といった理系学部も設立された[32]。アズハル大学が宗教教育専門だった時代、世俗教育の最高学府となっていたのは1908年に創立されたカイロ大学である。カイロ大学はキャンパスはナイル対岸のギーザにあるものの、地下鉄などによってカイロ市内と結ばれている。このほか、タハリール広場に面する1919年創立のカイロ・アメリカン大学やヘリオポリスにあるアイン・シャムス大学など、多くの大学が存在する。
スポーツ
サッカーはエジプトにおいて最も人気のあるスポーツであり、カイロには国家レベルから地域レベルに至るまでいくつかのサッカークラブが存在する。最もよく知られているクラブとしてアル・アハリとアル・ザマレクがありエジプト国内だけでなくアフリカのアラブ地域においても高い人気を持つ。両者はライバル関係にあることでも知られ優勝を争っている。カイロにはいくつものサッカースタジアムがあるが、最も大きく施設が整っているのはカイロ市東部のナスルシティにあるカイロ国際スタジアム(収容人数74100人)であり、アル・アハリが本拠として、アル・ザマレクがサブスタジアムとしてそれぞれ使用している。サッカーエジプト代表のメインスタジアムでもあり、アフリカネイションズカップ2006や2009年FIFA U-20ワールドカップの会場ともなった。
また、スカッシュの有力選手も多い。
世界遺産
- 「カイロ歴史地区」に参照。
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- ^ 新型インフル対策で豚処分が裏目 エジプトでゴミ問題が深刻に (1/2ページ) - MSN産経ニュース
- ^ “Sister city agreements”. Cairo Governorate. 2010年9月23日閲覧。
- ^ “New York City Global Partners”. The City of New York (2010年). 2010年1月27日閲覧。
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