エゴマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 15:01 UTC 版)
変種
野生の変種にはレモンのような香りのあるレモンエゴマ(P. frutescens var. citriodora)があるが人間による利用はされていない。ニホンザルはこの種子をよく食べていることが知られている。なお、シソ属の独立種(P. citriodora)として扱われることもある。
広島県の宮島に分布するレモンエゴマは、ここの系統にのみ含まれるエゴマケトンの強い臭気により、ニホンジカの食害を免れている[18]。近縁種のトラノオジソ(P. hirtella、画像は[1]を参照)も同様の臭気を持つ。
参考文献
- 金子美登『有機・無農薬 家庭菜園 ご当地ふるさと野菜の育て方』野口勲監修 成美堂出版編集部編、成美堂出版、2011年4月1日。ISBN 978-4-415-30991-0。
- 金子美登『有機・無農薬でできる野菜づくり大事典』成美堂出版、2012年4月1日。ISBN 978-4-415-30998-9。
- 講談社 編『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社、2013年5月13日。ISBN 978-4-06-218342-0。
- 主婦の友社 編『野菜まるごと大図鑑』主婦の友社、2011年2月20日。ISBN 978-4-07-273608-1。
- 吉村衞『おいしく食べる山野草』主婦と生活社、2007年4月23日。ISBN 978-4-391-13415-5。
関連項目
外部リンク
- エゴマと芳香成分について
- レモンエゴマ - ウェイバックマシン(2013年7月1日アーカイブ分)
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Perilla frutescens (L.) Britton var. frutescens エゴマ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年10月15日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Perilla frutescens (L.) Britton var. japonica (Hassk.) H.Hara エゴマ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年10月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 吉村 2007, p. 116.
- ^ a b c d e f g 講談社 2013, p. 112.
- ^ a b c d 金子 2012, p. 115.
- ^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、165頁。ISBN 978-4-415-30997-2。
- ^ a b c d e f 金子 2011, p. 138.
- ^ a b c d e f 金子 2011, p. 139.
- ^ a b c d e f g h 主婦の友社 2011, p. 235.
- ^ 縄文時代のシソ属種実については、松谷暁子「エゴマ・シソ」『縄文文化の研究2生業』(1983年、雄山閣)
- ^ http://fooddb.jp/result/result_top.pl?USER_ID=18345
- ^ 林えり子『暮しの昭和史』pp.107-109 海竜社 2009年
- ^ 農林水産消費安全技術センター (2004年5月)[リンク切れ]
- ^ ニュース|インスタントラーメン ナビ_一般社団法人 日本即席食品工業協会 (2008年10月)[リンク切れ]
- ^ メーカー各社が注意喚起する“カップ麺にちょい足ししてはいけないもの” ねとらぼ 2018年09月06日
- ^ 主なプラスチックの特性と用途 日本プラスチック工業連盟
- ^ 鄭大聲、『朝鮮食物誌―日本とのかかわりを探る―』、pp43-44、1979年、東京、柴田書店
- ^ 広島県宮島および対岸の廿日市における シソ近縁野生種レモンエゴマの探索農業生物資源ジーンバンク
エゴマと同じ種類の言葉
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