ウサイン・ボルト 主な成績

ウサイン・ボルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 01:21 UTC 版)

ウサイン・セント・レオ・ボルト[2](Usain St. Leo Bolt [ˈjuːseɪn boʊlt][注釈 1], 1986年8月21日[1] - )は、ジャマイカの元陸上競技短距離選手。100mの世界記録保持者(9秒58)。2002年から2017年までの現役時代は前人未到の記録を樹立し、人類史上最速のスプリンター(英語圏ではThe greatest sprinter of all time)と評された。稲妻を意味する「ライトニング」の愛称で呼ばれた。オリンピック陸上競技100m・200m・4×100mリレーの3冠を3大会連続(北京ロンドンリオデジャネイロ)で達成したが、後に北京でのリレー金メダルが剥奪されたため[注釈 2]、通算金メダルは8個となった[3]世界陸上競技選手権大会において、100m・200m・4×100mリレーの3冠を3度達成し、100m2連覇(通算3回優勝)・200m4連覇・4×100mリレー4連覇、史上最多となる通算11個の金メダルを獲得。100m・200m・4×100mリレーの世界記録保持者。アメリカフォーブス社が発表している2017年のスポーツ選手長者番付では、3420万ドル(約37億6000万円)で23位となっている[4]


注釈

  1. ^ Usain の原音(英語)の発音は /ˈjuːseɪn/ で、日本語表記では「ユーセイン」が最も近い。ボルトの母へのインタビュー記事「He is a happy person, says Usain's mother.」(Jamaica Gleaner紙 2008-08-31掲載)は、英語圏でもこの名前を正しく発音することは難しく思われている、としている。
  2. ^ リレーの第1走者であったネスタ・カーターがドーピングの再検査で失格となったため。
  3. ^ 19秒93の元ジュニア世界記録。現在のジュニア世界記録はエリヨン・ナイトンの19秒49。
  4. ^ 電気計時導入後の世界記録の短縮幅の平均はこれまで0秒024であった、従来の最大短縮幅はモーリス・グリーンの0秒05であった。
  5. ^ 世界タイ記録を含めた場合は多数。更新を2度達成した者にはエディ・トーラン(1932年)(※当時非公式の電気計時[:de])、ジム・ハインズ(1968年)、カール・ルイス(1988年、1991年)、リロイ・バレル(1991年、1994年)、アサファ・パウエル(2005年、2007年)がいる。
  6. ^ 同じ車で走った第8シーズン〜第14シーズン中に挑戦した57人中8番のタイム。ちなみにこのシーズンでのトップはジェイ・ケイ(ジャミロクワイ)の1分45秒8。
  7. ^ 北京五輪の記録が剥奪されるまでは歴代2位(当時)だった

出典

  1. ^ a b c d e f Usain Bolt | Biography”. usainbolt.com. 2021年2月9日閲覧。
  2. ^ ジャマイカ : ユーセイン・ボルト(Usain Bolt) - 世界の注目選手たち - ロンドン五輪 - MSN Japan
  3. ^ “ボルト「つらすぎるんやが…」北京五輪リレー金メダルを返還”. 日刊スポーツ. (2017年1月28日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1771115.html 2017年2月3日閲覧。 
  4. ^ The World's Highest-Paid Athletes
  5. ^ Bolt's 9.69s. Analysis of speed during the world record. How fast did Bolt run?
  6. ^ ボルトの世界新、最後の1歩は3メートル 読売新聞2010年1月4日 2010年1月4日閲覧
  7. ^ <致命的な欠陥との共存を解析> ウサイン・ボルト 「世界最速が背負う秘密の十字架」 - Number Web : ナンバー (4/6)(5/6)(6/6)
  8. ^ NHKオンデマンド | NHKスペシャル ミラクルボディー 第1回「ウサイン・ボルト 人類最速の秘密」
  9. ^ ボルト 400メートルの世界記録挑戦を示唆 AFP2008年12月16日
  10. ^ “元選手!”ボルトがクリケット参戦 ― スポニチ Sponichi Annex 陸上
  11. ^ ボルトのコーチ、「9秒52で走れる可能性あった」 - ロイター2008年8月28日
  12. ^ ボルト、全力疾走なら9秒55?=9秒5を切る予測も - 時事通信2008年9月11日
  13. ^ Beijing 2008:Men 100m race analysis - The Science of Sport2008年8月17日
  14. ^ ボルト、100メートル出場知らされず - 北京オリンピック 陸上 : nikkansports.com
  15. ^ 人類最速ボルト効果でプーマが陸上での認知度UP ― スポニチ Sponichi Annex 大阪
  16. ^ Welcoming home our Olympians
  17. ^ ウサイン・ボルトの北京五輪リレー金剥奪 日本の銅、銀に繰り上げへ チームメートが違反で失格 - 産経ニュース
  18. ^ THE COURT OF A RBITRATION FOR SPORT (CAS) DISMISSES THE APPEAL OF JAMAICAN SPRINTER NESTA CARTER - スポーツ仲裁裁判所
  19. ^ 北京五輪2冠、世界最速のボルトが交通事故で軽傷、高速走行で
  20. ^ Bolt sets his sights on 9.40 - NEWS MEDIA2009年5月17日
  21. ^ ボルト 150メートルのストリートレースで歴代最高記録
  22. ^ “【世界陸上】ボルト世界新、人類は9秒48まで可能?”. MSN産経ニュース. (2009年8月17日). オリジナルの2009年8月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090820182432/http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090817/oth0908172038029-n1.htm 2022年9月29日閲覧。 
  23. ^ IAAFによる分析レポート
  24. ^ “【世界陸上】ボルトは最高秒速12・4メートル”. MSN産経ニュース. (2009年8月17日). オリジナルの2009年8月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090820182432/http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090817/oth0908172100030-n1.htm 2022年9月29日閲覧。 
  25. ^ IAAFによる分析レポート
  26. ^ 100 Metres - M Final - 2011年世界陸上競技選手権大会公式サイト
  27. ^ ボルト、まさかのフライングで失格/世界陸上 サンケイスポーツ 2011年8月28日閲覧
  28. ^ “世界陸上、ボルトが今季世界最高記録で200m連覇”. ロイター. (2011年9月4日). https://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23011120110904 2011年11月19日閲覧。 
  29. ^ 4x100 Metres Relay - M Final - IAAF
  30. ^ 陸上=ボルトとピアソン、国際陸連の年間最優秀選手に選出 - ロイター、2011年11月13日
  31. ^ ボルト、200メートルも負けた…陸上ジャマイカ選手権”. 読売新聞 (2012年7月3日). 2012年7月29日閲覧。
  32. ^ ミラクルボディー 金メダルへの道 ウサイン・ボルト&内村航平
  33. ^ ボルト 史上初の100&200メートル2連覇”. スポーツニッポン (2012年8月10日). 2012年8月10日閲覧。
  34. ^ Morse, Parker (2016年8月19日). “Report: men's 4x100m final – Rio 2016 Olympic Games”. IAAF. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月22日閲覧。
  35. ^ Bolt keen to compete in long jump BBC SPORTS 2009年8月25日閲覧
  36. ^ [1]
  37. ^ [2]
  38. ^ Bolt will consider long jump or 400 after London Games Reuters 2010年8月24日、2010年9月2日閲覧
  39. ^ “ボルトと稲妻の奇跡の一枚、AFPカメラマンが激写”. AFP BBNews. (2013年8月13日). https://www.afpbb.com/articles/-/2961691?pid=11179866 2013年8月15日閲覧。 
  40. ^ 趣味はゲーム ボルトの素顔  - MSN産経ニュース
  41. ^ Usain Bolt ESPN. 2012年11月13日閲覧
  42. ^ 日産、ウサイン・ボルト氏をグローバルキャンペーンに起用
  43. ^ 【川崎】世界最速男・ボルトがキター!憲剛も「オーラがすごいし、久しぶりに緊張した」”. スポーツ報知 (2017年9月7日). 2017年9月30日閲覧。
  44. ^ ボルト氏「世界に成長を見せられた」初先発で2発 日刊スポーツ(2018年10月12日)、2018年10月19日。
  45. ^ ボルト氏にプロ契約提示か、CL目指すマルタのクラブ 豪報道 AFP通信(2018年10月16日)、2018年10月19日。
  46. ^ ウサイン・ボルト氏、マルタからのオファー断る 代理人明かす サンケイスポーツ(2018年10月18日)
  47. ^ ウサイン・ボルト、豪サッカーチーム退団へ 「世界最速」の挑戦終わる BBCニュース(2018年11月2日)
  48. ^ ウサイン・ボルト氏が自伝で衝撃告白、「北京ではマックナゲットを1000個食べた。中華は一切食べなかった」―中国紙 毎日中国経済 2013年11月8日
  49. ^ 「韓国のチキンは最高」…ウサイン・ボルトがペロリ 中央日報日本語版 2011年08月22日
  50. ^ ISLAND EXPRESS from No.307 - Riddim307号、2010年4月23日閲覧。
  51. ^ ボルト、朝原に敬意 日刊スポーツ 2008年9月24日閲覧
  52. ^ ESPN World Fame 100 ESPN.com 2017年6月10日閲覧。


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