ウエスタンリバー鉄道 補足事項

ウエスタンリバー鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 02:57 UTC 版)

補足事項

  • 上記の4両の機関車は蒸気機関車を模したものではなく、実際にボイラーで水を温めて蒸気を発生させて走行する本物の蒸気機関車である。ただし、燃料は日本における一般的な蒸気機関車のような石炭ではなく、灯油(以前は重油)を燃焼させている。駅から出発する直前には、機関士が駅の隣にある給水塔から炭水車に水を入れる様子を見ることができる。水は1回の運転で約2,000リットル [要出典]の量を必要とする。
  • 蒸気機関車の先端の左右には、以前はスポンサーであったトミーのロゴが描かれた旗があったが、2006年にトミーとタカラが合併したため、現在はタカラトミーの旗となっている。
  • ウエスタンリバー鉄道の乗り場がある駅は「サファリ・トレーディング・カンパニー[12]という会社が運営しているという設定である。また、サファリ・トレーディング・カンパニーは「ジャングルクルーズ」も所有しているということになっている。「ウエスタンリバー鉄道」と「ジャングルクルーズ」の乗り場が同じ建物内にあるのはこのためである。
  • スティルウォーター・ジャンクションでは、本線からカブース車掌車)のある線路が分岐しているように見えるが、実際には軌間が異なり、ポイントはなく本線直前で途切れている。なお、この駅は乗り換え駅という設定なので給水塔も存在する。
  • スティルウォーター・ジャンクションはウォルトが少年時代を過ごしたミズーリ州の駅をイメージしたもの[2]
  • 途中、インディアン[13]のキャンプ地を通り過ぎるが、そこには多数のインディアンたち(のオーディオアニマトロニクス)がいる。さらに、列車に向かって手を振っている子どもたちは夏場は裸足だが、冬になるとモカシンを履き、ジャケットを着る。さらに、同じくインディアンのキャンプ地には絵を描いている男性がいるが、この男性はパークがオープンして10年ほど経ってから現れたものである。
  • かつて、スポンサーのトミーから鉄道模型が発売されていた。軽便鉄道らしさを再現するため縮尺1/80で軌間9mmを使用したナローゲージで、車両単体のみ、および車両と線路・パワーパック(コントローラー)をまとめたセットが発売されていた[14]。このほか、1/45スケールの精密な展示台付き模型も存在した[15]。これらの製品はいずれもミシシッピ号の登場以前に生産終了となっているが、2017年現在、プラレールで列車を再現した製品が販売されている[16]
  • 駅に大きいジオラマがあり、軌間6.5mmZゲージメルクリン機関車を改造した車両が走行していた。
  • スティルウォーター・ジャンクションのさらに先、路線の最も奥まった部分(プレーリードッグの巣付近)にポイントがあり、そこから左後方に車庫へとつながる側線が延びている(案内放送では一切紹介されない)。ウエスタンリバー鉄道の列車が車庫に入庫する場合は、このポイントから推進運転で入線する。なお、ポイントのある地点のやや先に列車停止標識が設けられている。ランド最東端隅(オリエンタルランド本社隣接)に位置する車庫は、全編成を格納できる検修庫も兼ねた屋根付き大型建物であるが、構造的には3編成分の建屋+1編成分の建屋となっている。これは、開業9年目に「ミシシッピ号」が増備された際に、1編成分を後付けの形で増築したからである。
  • スティルウォーター・ジャンクションを通過するとき踏切があるが、両側の道路は実際に運搬用(バックステージ)として使われている。この為、列車が通過する際に運搬用の車両などは、乗っているゲストから見えない位置に一時停止するようになっている。
  • 普段は駅を発車する際などに汽笛を鳴らすが、カウントダウンイベントの特別営業時間帯は周囲の民家に考慮して鳴らさないようにしている。
  • 花火の公演時間前後は運休となる[3]
  • ディズニー・パーティーエクスプレス!の期間中(2001年1月19日〜5月31日)は機関車にヘッドマーク、客車に旗が2本掲げられ、記念列車のごとく装飾がなされていた。
  • 2010年度 - 2012年のクローズで全ての信号のLED化と、設置箇所の追加がされた。また車庫へとつながるポイント付近の入れ換え用信号機の高さが高く変更されている。
  • アナウンスによれば、ウエスタンリバー鉄道での体験は乗り場の人々には秘密であるとのこと[17]
  • クリッターカントリー開発時にアメリカ河東側の線路をかなり河に沿うような形に敷き直されている。
  • キャストのコスチュームは19世紀末から20世紀初頭に着用されていたものがモデルとなっている[18]
  • ビッグサンダー・マウンテンの横を通過したあとで、左側に太古の樹木『ジュラシック・ツリー(正式名:ウォマレイ・パイン)』が植えられている。この樹木は、原産国のオーストラリアクイーンズランド州政府より東京ディズニーランドに寄贈されたものである。
  • ミシシッピ号に搭載されているボイラーの性能検査有効期間が2023年5月18日で切れているにもかかわらず、同年6月5日までの19日間運行していたことが同月6日に判明したとして、同月9日に運営会社のオリエンタルランド名義で謝罪した[19][20]

  1. ^ ディズニーファン編集部 編『東京ディズニーリゾート トリビアガイドブック』講談社〈My Tokyo Disney Resort〉、2021年7月6日、52頁。ISBN 978-4-06-524508-8OCLC 1259667583 
  2. ^ a b 『東京ディズニーランド大ガイド 海外のディズニーパテーマパークガイド付き』(第1版)講談社、東京、1997年11月4日。ISBN 4-06-267602-8OCLC 170207940 
  3. ^ a b ディズニーファン編集部 編『東京ディズニーリゾート トリビアガイドブック』講談社〈My Tokyo Disney Resort〉、2021年7月6日、43頁。ISBN 978-4-06-524508-8OCLC 1259667583 
  4. ^ 製品例 鉄道車両”. www.kyosankogyo.co.jp. 協三工業株式会社. 2021年6月7日閲覧。
  5. ^ a b c d e 【公式】あなたはどれだけ知っている!?「ウエスタンリバー鉄道」の蒸気機関車たち|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp (2015年7月14日). 2021年6月7日閲覧。
  6. ^ 【公式】「ウエスタンリバー鉄道」にまつわるエピソード|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp (2021年6月7日). 2021年6月7日閲覧。
  7. ^ 1983年 - 1999年までは村山明が担当していた。
  8. ^ この個体は、最初はサドルタンク式機関車だったが、テンダー式に改造されていた。その状態でディズニーに購入された。
  9. ^ #4 Ernest S. Marsh” (英語). Walt's Apartment (2013年5月20日). 2021年5月28日閲覧。
  10. ^ Denver and Rio Grande No. 1 Montezuma by GundamMech101 on DeviantArt” (英語). www.deviantart.com. 2021年5月28日閲覧。
  11. ^ 蒸気機関車の構成要素」内「10.蒸気溜め(蒸気ドーム)」参照。
  12. ^ 実際にアドベンチャーランドのショップの名前としても使われている。
  13. ^ アトラクション内アナウンスでの呼称。
  14. ^ 「東京ディズニーランドの楽しい車輛たち」『鉄道模型趣味増刊 プレイモデル No.11』通算432号、機芸出版社、1983年7月20日、P.62。 
  15. ^ 「愛蔵版 鉄道模型考古学N : オールカラーで蘇る、Nゲージ創生期〜1990年頃の機関車モデル」 P.169、ネコ・パブリッシング、2013年4月、 ISBN 978-4-7770-5345-2
  16. ^ タカラトミー. “スポンサー活動(テーマパーク)”. タカラトミー公式ウェブサイト. 2017年9月4日閲覧。
  17. ^ これは恐竜の世界へとタイムトリップするから。
  18. ^ 【公式】プラットホームやキャストにも注目!|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート”. www.tokyodisneyresort.jp. 2021年6月7日閲覧。
  19. ^ 東京ディズニーランド®「ウエスタンリバー鉄道」における「ボイラー性能検査」の有効期限切れでの運行について”. 株式会社オリエンタルランド (2023年6月9日). 2023年6月9日閲覧。
  20. ^ 日本テレビ (2023年6月9日). “【ディズニー】アトラクションに不備発覚でオリエンタルランドが謝罪 5万人以上が利用”. 日テレNEWS. 2023年6月9日閲覧。


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