イグノーベル賞受賞者の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 07:25 UTC 版)
2021年
受賞名 | 受賞者 | 受賞理由 | 備考 |
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生物学賞 | スザンヌ・シューツ (Sussane Schötz)
ロバート・エークルンド(Robert Eklund) ヨースト・ファン・デ・ヴァイアー(Joost van de Weijer) |
人対猫のコミュニケーションでの猫が発する種々の鳴き声や、その他の様式の多様性を分析したことに対して。 | |
生態学賞 | レイラ・サタリ(Leira Satari)
アルバ・ギリェン(Alba Guillén) アンヘラ・ヴィダル=ヴェルドゥ (Àngela Vidal-Verdú) マヌエル・ポルカー (Manuel Porcar) |
様々な国の舗装路に捨てられたチューインガムに生息する異なる種類の細菌を遺伝学的分析を用いて同定したことに対して。 | |
化学賞 | ヨルグ・ヴィッカー (Jörg Wicker)
ニコラス・クラウター (Nicolas Krauter) ベッティナ・デルストロフ (Bettina Derstroff) クリストフ・シュテンナー (Christof Stönner) エフストラティオス・ブルツキディス (Efstratios Bourtsoukidis) アヒム・エトバウアー (Achim Edtbauer) ヨッヘン・ヴルフ (Jochen Wulf) トーマス・クリュプフェル (Thomas Klüpfel) シュテファン・クラマー (Stefan Kramer) ジョナサン・ウィリアムズ (Jonathan Williams) |
観客が見ている映画内の暴力、性的描写、反社会的行動、薬物の使用、暴言の程度を、観客が発する体臭が信頼できる形で示すかどうかを検証するために、映画館内の空気を化学的に分析したことに対して。 | |
経済学賞 | パヴロ・ブラヴァツキー (Pavlo Bravatskyy) | その国の政治家の肥満度合いが、その国の腐敗度合いを示す良い指標になりうることを発見したことに対して。 | |
医学賞 | オルカイ・ジェム・ブルート(Olcay Cem Bulut)
ダレ・オラドクン (Dare Oladokun) バーカード・リッパート (Burkard Lippert) ラルフ・ホーエンベルガー (Ralph Hohenberger) |
鼻呼吸の改善に対して、性的オルガズムに充血除去薬と同等の効果がありうることを証明したことに対して。 | |
平和賞 | イーサン・ベセリス (Ethan Beseris)
スティーブン・ネールウェイ (Steven Naleway) デビッド・キャリアー (David Carrier) |
顔面へのパンチから身を守るためにヒトは髭を進化させた、という仮説を検証したことに対して。 | |
物理学賞 | アレッサンドロ・コルベッタ (Alessandro Corbetta)
ヤスパー・ミーウセン (Jasper Meeusen) リー・チュンミン (Chung-min Lee) ロベルト・ベンツィ (Roberto Benzi) フェデリコ・トスキ (Federico Toschi) |
歩行者がなぜ他の歩行者と常に衝突しないかを知るために実験を行ったことに対して。 | |
動力学賞 | 村上久
クラウディオ・フェリシャーニ (Claudio Feliciani) 西山雄大 |
歩行者がなぜ他の歩行者と時々衝突するかを知るために実験を行ったことに対して。 | 歩きスマホに関する実験。 |
昆虫学賞 | ジョン・マルレナン・ジュニア (John Mulrennan, Jr.)
ロジャー・グローサウス (Roger Grothaus) チャールズ・ハモンド (Charles Hammond) ジェイ・ラムディン (Jay Lamdin) |
彼らの研究論文、「潜水艦内におけるゴキブリ発生抑制の新たな方法」に対して。 | |
輸送学賞 | ロビン・ラドクリフ (Robin Radcliffe)
マーク・ジャゴ (Mark Jago) ピーター・モーケル (Peter Morkel) エステレ・モーケル (Estelle Morkel) ピエール・デ・プレーズ (Pierre du Preez) ピエト・ベイテル (Piet Beytell) ビルジット・コッティング (Birgit Kotting) バッカー・マニュエル (Bakker Manuel) ヤン・ヘンドリク・デ・プレーズ (Jan Hendrik du Preez) ミシェル・ミラー (Michele Miller) ジュリア・フェリッペ (Julia Felippe) スティーブン・ペリー (Stephen Perry) ロビン・グリード (Robin Gleed) |
サイを空輸する際は上下逆さまにした方が安全かどうかを実験して決定したことに対して。[244] | サイは、サバンナ内での遺伝子プールの多様性を確保するため、別のサバンナに陸路や空路で移送されることがある。 ラドクリフの研究チームは、サイに麻酔を投与してヘリコプターで空輸する際に、ストレッチャーに寝かせて吊るすよりも足で固定して逆さ吊りにする方がサイの呼吸に与える影響が小さいことを明らかにした。 サイを横向きにすると片方の肺に血液が偏ることが原因だと考察されている。[245][246] |
- ^ 正確には "Infant Washer and Diaper-Changer Apparatus and Method".
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