ちはやふる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 06:11 UTC 版)
評価
- 2009年 - 第2回マンガ大賞受賞[37]
- 2009年 - 『このマンガがすごい!』(宝島社)オンナ編3位
- 2010年 - 『このマンガがすごい!』(宝島社)オンナ編1位[38]
- 2011年 - 第35回講談社漫画賞少女部門受賞[39]
- 2012年 - 第16回手塚治虫文化賞マンガ大賞最終候補作[40]
社会的影響
- 本作がきっかけで、袴姿で競技かるたを始める人が日本国外でも現れる等、競技かるた人口の拡大にも貢献している[5][41]。滋賀県大津市では2012年2月に「ちはやふる・大津」キャンペーン実行委員会が設立され、2013年現在も、本作を活かした観光事業が展開されている[42][43]。
- 令和2年1月、原作者の末次を発起人となり競技かるたの発展等を目的として「一般社団法人ちはやふる基金」が設立された[44][45][46]同年2月「ちはやふる小倉山杯」が開催される[47]。
- 2019年3月31日 あわら市は「ちはやふる」に登場する桜並木の坂道を、主要人物の綿谷新にちなみ「あらた坂」と命名し記念碑を建立した[48]。
- 東京都府中市では中心部や本作に登場する場所を中心に、マンホールの蓋にちはやふるのキャラクターが描かれている。
タイアップ・イベント
- 京阪石山坂本線 - 2012年7月24日〜2015年11月15日600形617Fを当作品のラッピング電車に仕立てて運行[49][50]。700形にもラッピングが施された(デザインは600形と異なる)。700形のみ、時期によってラッピングが一部変更されている(実写版公開開始から日が過ぎると、乗務員室扉と一枚目の客用扉の間のラッピングが広瀬すずから千早のイラストに変更されたほか、ヘッドマークも広瀬すずからイラストに変更された)。
- LOVEフォト - 2010年に発売された『LOVEフォト Vol.3 Dress up in JFW』の表紙に本作が協力している[51]。
- 「ちはやふるin府中2016」キックオフ事業、「ちはやふる」の聖地「府中市立片町文化センター」[52]。
- 「ちはやふるカレー」- 2016年11月、レストラン京王の提供するレトルトカレー「新宿カレー」のうち中辛とマイルドに、作者描き下ろしのイラストがパッケージに施された製品が限定発売された[53]。
- 「リアル脱出ゲーム×ちはやふる 新設かるた部廃部の危機からの脱出」 - 2021年3月から5月までSCRAPのリアル脱出ゲームとのコラボイベントとして東京ミステリーサーカスで開催された公演型の体験型ゲーム[54]。
- 展覧会「ちはやふる展」 - 2021年12月27日から2022年1月17日まで東京の松屋銀座にて開催された展覧会[55]。松屋銀座8階のレストランシティにて、同展とのコラボメニューを販売[56]。東京で開催した後に、2年かけて全国を巡回することが決定している[57]。
書誌情報
漫画
- 末次由紀 『ちはやふる』 講談社〈講談社コミックスビーラブ〉、全50巻[58]
- 2008年5月13日発売、ISBN 978-4-06-319239-1
- 2008年9月12日発売、ISBN 978-4-06-319245-2
- 2008年12月12日発売、ISBN 978-4-06-319252-0
- 2009年3月13日発売、ISBN 978-4-06-319259-9
- 2009年6月12日発売、ISBN 978-4-06-319266-7
- 2009年9月11日発売、ISBN 978-4-06-319271-1
- 2009年12月11日発売、ISBN 978-4-06-319276-6
- 2010年3月12日発売、ISBN 978-4-06-319282-7
- 2010年6月11日発売、ISBN 978-4-06-319287-2
- 2010年9月13日発売、ISBN 978-4-06-319294-0
- 2010年12月13日発売、ISBN 978-4-06-380301-3
- 2011年3月11日発売、ISBN 978-4-06-380309-9
- 2011年6月13日発売、ISBN 978-4-06-380320-4
- 2011年9月13日発売、ISBN 978-4-06-380324-2
- 2011年12月13日発売、ISBN 978-4-06-380331-0
- 2012年3月13日発売、ISBN 978-4-06-380339-6
- 2012年6月13日発売、ISBN 978-4-06-380349-5
- 2012年9月13日発売、ISBN 978-4-06-380359-4
- 2012年12月13日発売、ISBN 978-4-06-380369-3
- 2013年3月13日発売、ISBN 978-4-06-380379-2
- 2013年6月13日発売、ISBN 978-4-06-380389-1
- 2013年9月13日発売、ISBN 978-4-06-380397-6
- DVD付き 限定版 同日発売 ISBN 978-4-06-358459-2
- 2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-380410-2
- 2014年4月11日発売、ISBN 978-4-06-380422-5
- 2014年7月11日発売、ISBN 978-4-06-380433-1
- 2014年10月10日発売、ISBN 978-4-06-380442-3
- 2015年4月13日発売、ISBN 978-4-06-380465-2
- 2015年8月12日発売、ISBN 978-4-06-380474-4
- 2015年10月13日発売、ISBN 978-4-06-380484-3
- 2016年1月13日発売、ISBN 978-4-06-380491-1
- 2016年3月11日発売、ISBN 978-4-06-380498-0
- 2016年7月13日発売、ISBN 978-4-06-394513-3
- 2016年10月13日発売、ISBN 978-4-06-394522-5
- 2017年3月13日発売、ISBN 978-4-06-394535-5
- 2017年8月10日発売、ISBN 978-4-06-394550-8
- 2017年11月13日発売、ISBN 978-4-06-510484-2
- ミニクリアファイル付き 限定版 同日発売 ISBN 978-4-06-510715-7
- 2018年2月13日発売、ISBN 978-4-06-511004-1
- 2018年5月11日発売、ISBN 978-4-06-511697-5
- 2018年8月9日発売、ISBN 978-4-06-512495-6
- ふせん&メモ帳ブック付き 特装版 同日発売 ISBN 978-4-06-512666-0
- 2018年11月13日発売、ISBN 978-4-06-513925-7
- 描きおろしスリーブ入りポストカードセット付き 特装版 同日発売 ISBN 978-4-06-514136-6
- 2019年3月13日発売、ISBN 978-4-06-515049-8
- 2019年7月12日発売、ISBN 978-4-06-516668-0
- 2019年12月13日発売、ISBN 978-4-06-518035-8
- 2020年5月13日発売、ISBN 978-4-06-519522-2
- 2020年10月13日発売、ISBN 978-4-06-519522-2
- 2021年3月12日発売、ISBN 978-4-06-522560-8
- スペシャル缶バッジセット付き 限定版 同日発売 ISBN 978-4-06-522851-7
- 2021年8月12日発売、ISBN 978-4-06-524543-9
- 2022年2月10日発売、ISBN 978-4-06-526797-4
- 2022年7月13日発売、ISBN 978-4-06-528488-9
- 2022年12月13日発売、ISBN 978-4-06-530206-4
- 特製小冊子付き 特装版 同日発売 ISBN 978-4-06-530738-0
小説
- 著:時海結以、原作・イラスト:末次由紀 『小説 ちはやふる 中学生編』講談社〈KCデラックス〉、全4巻
- 2012年9月13日発売、ISBN 978-4-06-376698-1
- 2012年12月13日発売、ISBN 978-4-06-376751-3
- 2013年9月13日発売、ISBN 978-4-06-376888-6
- 2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-376918-0
- 著:時海結以、脚本:小泉徳宏、原作:末次由紀 『小説 映画 ちはやふる』講談社〈KCデラックス〉、全3巻
- 上の句 2016年3月11日発売、ISBN 978-4-06-377394-1
- 下の句 2016年3月11日発売、ISBN 978-4-06-377395-8
- 結び 2018年2月13日発売、ISBN 978-4-06-393312-3
ハードカバー愛蔵版。講談社単行本、全3巻
- 上の句 2017年2月24日発売、ISBN 978-4-06-220431-6
- 下の句 2017年2月24日発売、ISBN 978-4-06-220432-3
- 結び 2018年2月28日発売、ISBN 978-4-06-220948-9
- 著:有沢ゆう希 、原作:末次由紀 『小説 ちはやふる』講談社〈講談社文庫〉、全3巻
- 上の句 2018年1月16日発売、ISBN 978-4-06-293842-6
- 下の句 2018年1月16日発売、ISBN 978-4-06-293847-1
- 結び 2018年2月15日発売、ISBN 978-4-06-293855-6
関連書籍
- 末次由紀・あんの秀子『ちはやと覚える百人一首 「ちはやふる」公式和歌ガイドブック』 講談社〈KCピース〉、2011年11月11日発売、ISBN 978-4-06-364879-9
- 末次由紀『ちはやふるかるた 入門編』 講談社〈キャラクターズA〉、2012年12月13日発売、ISBN 978-4-06-358425-7
- 末次由紀・BE・LOVE編集部『ちはやふるオフィシャルファンブック』 講談社〈KCデラックス〉、2012年12月13日発売、ISBN 978-4-06-376774-2
- 末次由紀・BE・LOVE編集部『ちはやと覚える百人一首暗記カード 「ちはやふる」公式決まり字ガイドブック』 講談社〈キャラクターズA〉、2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-358475-2
- 末次由紀・BE・LOVE編集部『ちはやふる 公式コミックガイド』 講談社〈KCデラックス〉、2019年3月13日発売、ISBN 978-4-06-515101-3
- ^ 在原業平朝臣の和歌。
- ^ a b c 高校1年生時点。
- ^ 初めてかるたをした際、新に「千早」の札だと言われて以来、一番好きな札。ただし、「ちはやふる」の札の決まり字は「ちは」の2字決まりであり、かるた経験者はこの札を「ちはや」とは呼ばない。後に千早がクイーン戦の最中にこのことを回想し、新が千早にかるたを好きになってもらうためについた優しい嘘であっただろうと述べている(第239首)。
- ^ 但し、クイーンとの対戦では固定していた包帯、果ては湿布まで剥がして全力で勝負に挑んだ
- ^ 第31巻 第159首。
- ^ 作中で「百首全てを重複なくランダムに暗唱する」という離れ業を見せている。
- ^ 小学生時代は新聞配達をしており順路表が必要ないほど暗記していた。高校生の現在は書店で働いており、店にある本のタイトルだけではなく置いてある位置まで正確に暗記している。
- ^ 最寄り駅は芦原温泉駅。
- ^ 自陣の札を積極的に取り、相手に送り札をさせないように展開する競技スタイル。
- ^ 百人一首における一字決まりは7枚だが、それ以外にも1字目で判別できる札が20枚ある、という意味。正確には、発言した際には「28枚」と言ったのだが、数え間違えており後で訂正した形で、その発言だけ覚えている千早はずっと28枚だと思っている。
- ^ フキダシ上でも常に小さな文字で台詞が書かれる。
- ^ 同門同士はできるだけ対戦しないように設定されるため。
- ^ TVアニメ第2期の第22話ではアンソニー・リープで記されている。
- ^ TVアニメ第1期の第23話では山城京子で記されている。
- ^ 前年の予選で出場校が10校を超えた地区は代表を2校出せるため。
- ^ 日本テレビ、講談社、TCエンタテインメント、日本テレビ音楽、マッドハウス、FBC福井放送
- ^ 総集編に加え
単行本巻末の4コマ劇場がアニメ化された。 - ^ 2012年3月までは第3部・通常火曜2:44 - 3:14(月曜深夜)。MANPA項でも説明されているとおり、放送時間が変わることが頻繁にあり、2012年3月5日は50分以上変動したこともある。
- ^ 最終回は日曜7:30 - 8:00に放送。
- ^ 『上の句』『下の句』では真剣佑名義で出演。
- ^ 作中の雑誌内のみでの出演。
- ^ 原作には登場しない実写映画版オリジナルキャラクター。
- ^ 2016年にリリースされたPerfumeのアルバム「COSMIC EXPLORER」にも収録されているが、アレンジが大きく異なる。
- ^ 直前のプロ野球開幕戦中継「広島東洋×巨人」(マツダ Zoom-Zoom スタジアム、広島テレビ制作)の15分延長に伴い繰り下げ。
固有名詞の分類
- ちはやふるのページへのリンク