たいよう‐ニュートリノ〔タイヤウ‐〕【太陽ニュートリノ】
太陽ニュートリノ
太陽ニュートリノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 16:35 UTC 版)
既に他の検出器でも測定されていた太陽ニュートリノについても、カムランド検出器で測定が行われた。 2011年に8Bニュートリノのフラックスは 2.77 ± 0.26 ( s t a t ) ± 0.37 ( s y s t ) × 10 6 {\displaystyle 2.77\pm {0.26(\mathrm {stat} )}\pm {0.37(\mathrm {syst} )}\times 10^{6}} [個/(cm2・s)]と見積もられた。これは他の検出器(スーパーカミオカンデ、サドベリー・ニュートリノ天文台、Borexino)の測定結果やニュートリノ振動を考慮した標準太陽モデルと矛盾しなかった。 2015年に7Beニュートリノのフラックスは 3.26 ± 0.52 × 10 9 {\displaystyle 3.26\pm {0.52}\times 10^{9}} [個/(cm2・s)]と見積もられた。これはBorexinoの測定結果やニュートリノ振動を考慮した標準太陽モデルと矛盾しなかった。7Beニュートリノは862 keVとエネルギーが低く、これ以前にはBorexinoでしかこのような精度で測定できていなかった。
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