トレーリングスパークプラグ
ロータリーエンジンでは、圧縮上死点付近での作動室の形状は非常に偏平で、そこに生じる長い火炎伝播距離に対し、燃焼効率を高めるために2本のスパークプラグが用いられるが、短軸(くびれ部)よりローター回転方向の遅れ側(トレーリング側)に設けられるスパークプラグをいう。また、プラグ電極と作動室とを結ぶ連結穴の直径は、電極部の大きさよりも小さく設定することで、アペックスシールが連結穴を通過する際に生じるガス漏れを抑えている。そのため、吸入新気によるスパークプラグの冷却期間は短くなり、要求熱価が若干高くなる。
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